カテゴリー「無線(QSO)」の167件の記事

2025年3月23日 (日)

28.078 MHz の JT9C

先日 28 MHz 帯で JT9 の QSO をしたと書きました。
このときは、JT9 submode A (JT9A : 周波数帯域幅 = 15.625 Hz) で、
以前よく HF 帯で使われていた一般的に JT9 と呼ばれるモードです。
現在、28 MHz 帯の QRG は 28.078 MHz となっているようです。

 


ところで、今日も JT9 の局が出ていないかワッチしていたら、
何やら聞き慣れないトーンの信号が複数聞こえてきました。
送信時間は約 50 秒、2 分毎の送信なので、JT9 や JT65 と似ています。
ただ、周波数帯域幅が 60 Hz ぐらいあるので、それらとは違います。
QRA64 とか Q65 とも違うようです。

ひょっとして JT9C か?と思い、JT9 の submode を C に変更してワッチすると、
見事にデコードしました。
ただ、ワッチのウィンドウ周波数をちゃんと合わせないと、上手くデコードできませんでした。

20250323_0002

ロシア、中国の局が QSO していたようです。
JT9 の Submode A 以外の信号を聞いた (デコードした) のは、今回が初めてです。

2025年3月22日 (土)

ほぼ 7 年ぶりに JT65 で QSO しました

一昨日、久しぶりに JT9 で QSO できたことに気を良くして、
今日は 28 MHz 帯の JT65 で CQ を出していたら、
何とコールバックがあり、ほぼ 7 年ぶりに JT65 での QSO ができました。
 調べてみると、前回の QSO は 2018 年 9 月のようです。

QSO したのは、RN4AQ 局です。

20250322_0001

特徴的なトーン、ウォータフォール、懐かしく感じます。
約 50 秒間の送信、1 分ごとのターン、のんびりしていて良いです。

今日は Auto Sequence が働かないことをちゃんと覚えていたので、
送信後の約 10 秒間でメッセージ切り替えをちゃんとすることができ、
スムーズに QSO が進みました。

JT9 や JT65、これからもちょこちょこ覗いてみたいと思います。

 


2025/3/23 追記

今日も 28 MHz 帯で JT65 の QSO をしました。
相手局は UA6JQ です。

20250323_0001

2025年3月20日 (木)

ほぼ 8 年ぶりに JT9 で QSO しました

久しぶりに 28 MHz 帯をワッチしていたら、
たままた JT9 で CQ を出している局を見つけましたので QSO しました。
前回 JT9 で QSO したのは 2017 年 7 月なので、ほぼ 8 年ぶりです。

QSO したのは、R3DHX 局です。
久しぶりに聞く信号なので、最初は単なるビートにしか思えませんでしたが、
ウォーターフォールを見ると少し帯域幅を持っていますし、
約 50 秒の送信を 2 分ごとに繰り返していたので JT9 の信号と確信しました。
WSJT-X のモードを JT9 に切り替えると、デコードしました。

20240320_0001

コールしたらすぐに応答があり、スムーズに QSO が進みました。

ただ、JT9 にすると Auto Sequence が働かないので、
Tx 2 を送信すべきターンで、 Tx 1 (コール) で送信してしまいました。
送信後 5 秒ぐらいで気がつき、慌ててメッセージを Tx 2 に切り替えて受信レポートを送信したら、
何とか間に合ったようで、RR73 が返ってきました。
FT8  の Auto Sequence に慣れすぎて当たり前になっていましたが、
改めて便利さを再認識しました。

しかし、シングルトーンにしか聞こえないような狭い帯域幅 (小さい周波数偏移) の信号で
よくデータ通信ができるものだと感心します。

PSKR を見てみると、OH の局にも信号が捕捉されていました。

20250320_0002

 

早速 LoTW にもアップロードいただき、コンファームしました。

20250320_0003

 

1 QSO に 6 分も掛かってしまいますが、FT8 よりは電力は必要としませんし、
何より帯域幅が狭いのがとても良いと思います。
データ通信モードの中で、一番好きなモードです。

FT8 が普及しだしてからデータ通信モードを始められた方には馴染みのないモードかもしれませんが、
FT8 よりはバンド内が空いていますし、たまにはこういった JT9 や JT65 で
のんびり QSO するのも良いのではないでしょうか。

2025年1月 3日 (金)

QSO パーティー 2025

昨年の QSO パーティーは CW だけで、
1200 MHz 帯、430 MHz 帯、144 MHz 帯、・・・、10 MHz 帯、7 MHz 帯
の各バンドで QSO しました (各バンド 1 QSO ずつですが...)。

今年も同様に挑戦しようと思い、1/2 の 9:00 過ぎから 1200 MHz 帯の CW でスタートしました。
QSO パーティーとはいえ、V/U/SHF 帯の CW 運用局は少なく、なかなか QSO が進みません。
それでも何とか 11 時過ぎには 50 MHz 帯まで降りてこられました。

28 MHz 帯以下は、昨年同様リグを TS-950SDX に変えました。
一年ぶりの通電ですが、何とかちゃんと動いてくれました。
しかし久々なので、Turbo HAMLOG の CAT 設定に手間取り、運用再開が出遅れてしまいました。

28 MHz 帯は何とか QSO できましたが、
24 MHz 帯に降りてきたところで、行き詰まってしまいました。

FT8 はそこそこ賑やかに聞こえていますが、CW 運用局はほとんど聞こえてきません。
RBN (Reverse Beacon Network) で確認しても、JA 局のスポットはほとんど挙がっていません。
30 〜 40 分ぐらい前に 3 エリアの局の CQ がスポットされていましたが、
聞こえてこないので、運用を終えているようです。残念です。
1 時間以上 粘って CQ を出したのですが、結局 QSO には至らず、
残念ながらここで諦めることにしました。

ある意味、ここで断念して良かったかもしれません。
もし今年も 7 MHz 帯まで QSO できたとしたら、
また来年も挑戦することになりそうで、プレッシャーを感じます。
バンドチェンジはアンテナを取っ替え引っ替えするので、結構面倒くさいのです。
来年の QSO パーティーは、もっと楽な違う目標にすることもでき、ちょっと気が楽になりました。

あとは、144 MHz 帯に戻って CW と SSB で QSO し、
トータルで 20 QSO となったところで終了しました。

これでこの冬休みの運用は終了とし、アンテナやリグはとっとと片付けました。

 


28 MHz 帯、24 MHz 帯を TS-950SDX で運用しているときに、
Web SDR で自局の信号をモニターしていました。

内蔵のオートアンテナチューナーを通すと何故か信号がくちゃくちゃ
(PLL が影響を受けている?) になりますが、
チューナーをスルーさせると問題ありませんでした。

長年使用していないと、いろいろと不調なところが出てきます。
残念ですが、この機種は昨年末でメーカーの修理対応が終了になってしまいました。

2024年10月20日 (日)

50 MHz 帯、南米局との QSO 成らず

負け惜しみと多少の恨み節の意を込めて、記事を書いています。

 


10/19 (土) の朝に PSKReporter で 6m を確認すると、
南米とのパスが開けているようでした。

急いで50 MHz 帯の運用準備をして FT8 をワッチするも、
皆さんがコールをしている南米局をなかなかデコードしません。

しばらくすると、PY2XB や LU5FF が見えてきました。
PY2XB をコールするも、無視され続けます。
うちの貧弱な自作ベランダアンテナでは、PY まで電波が届いていないようです。

20241020_0001

昼過ぎまでしばらく南米が見えていたようですが、全く相手にされずじまいで終わりました。

 


10/20 (日) も朝から FT8 のワッチをしました。
PSKReporter を見ると、今日も南米とのパスが開けているようです。

PY 局がデコードし始めたので、コールするも応答がありません。
でも、PSKReporter で確認したら、南米まで届いているようです。

20241020_0002

PY3SOL、LU5FF とも、信号が強くなってきたからチャンスかと思っていたら、
ともに SSB に QSY とのことで、FT8 から居なくなってしまいました。
両局とも、かすかですが SSB でも信号は聞こえていました。

20241020_0003

その後、LU7HN をデコードしました。
何度もコールした末に、ようやくコールバックがありました。
しかし、喜んだのもつかの間、73 が返ってきません。

何度かリトライしているうちに、
近所の某移動局が逆シーケンスでLU7HN の DF に近い周波数にて送信を始めたため、
信号が抑圧されてデコード不能になってしまいました。
DF が近いため、NOTCHフィルタなども掛けることもできず、どうしようもありませんでした。
しばらくして送信が収まった後は、コンディションが急激に落ちた感じになり、
結局 QSO 不成立で終わってしまいました。

20241020_0004

あともう少しのところでしたので、非常に残念でなりません。

ただ、貧弱な設備でも南米まで電波が届いたということが分かったので、
それだけでも満足ということにしておきます (負け惜しみ)。

2024年10月16日 (水)

FT8 の SNR で 41 dB

昨日の記事で用いた WSJT-X のスクリーンショットで、
41 dB と高い SNR でデコードした局がいます。

信号は S メータがフルスケールではなかったと思いますが、
かなり強く RF AGC が掛かっており、他の信号が相当抑圧されていた状態でした。
送信前後を含めた余計なノイズが発生が無く、信号の純度も高かったのでしょう。
(でないと、こんなに高い SNR にはならない)

20241016_0001 20241016_0002

一度ミスデコードと思われる 65 dB というのもありましたが、
FT8 の SNR が 66 dB?
正常なデコードで SNR が 40 dB を超えたのは初めてのような気がします。

2024年10月15日 (火)

2024/10/12〜14のQSO

50 MHz 帯の FT8 で南米が盛大にオープンしているようなことを
インターネットの情報で見つけたので、この週末は 50 MHz 帯で運用しました。

結果としては、うちのショボイ無線設備では信号をデコードすることすらできず、
まったく蚊帳の外状態でした。

 


10/14 の朝は CT や EA8、PY など入感していたようなのですが、
うちでは CT3MD 局を -16dB で一回、EA8TL 局を -21 〜 -24 dB で数回デコードしただけで、
到底コールする気にもならないようなレベルでした。

(全市全郡コンテスト分を除いて) QSO できたのは、
FT8 で 9V と VK9、CW で比叡山移動の方の 3 局のみです。 

ダメ元でコールした -18dB の VK9DX から一回でコールバックがあったのがビックリでした。
まさかコールバックがあるとは思ってもいなかったので、Enable Tx ボタンを OFF にしており、
慌ててレポートを送り返す操作をして、何とかスムーズに QSO 終了までこぎつけました。

20241015_0001


全市全郡コンテストも開催されていましたが、あまり参加する気にはなれず、
お声掛けがメインで申し訳程度に QSO したのみでした。

2024年10月 8日 (火)

久々に JT65 で CQ を出してみました

この前の週末、21 MHz 帯と 28 MHz 帯で運用した際に、
ちょっと JT65 でも電波を出してみました。
(21 MHz 帯は 21.076 MHz、28 MHz 帯は 28.076 MHz)
FT8 の邪魔にならないよう、DF は 2000 Hz より少し上にしました。

さすがに CQ をしつこく出しても、応答は無く QSO には至りませんでした。
でも、PSKReporter でヨーロッパや北米の局に捕捉されているようで、
ちょっとビックリしました。

下図は、日曜日の午前中に 28.076 MHz で  CQ を出したときの様子です。
WZ7I 局に -10 dB で捕捉されています。

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試しに、JT9 でもしばらく CQ を流してみましたが、
さすがにこちらは PSKReporter にも引っかかりませんでした。

2024年9月29日 (日)

2024/9/28〜29のQSO

夏の間は V / UHF 帯でのんびり QSO することが多かったですが、
久しぶりに 28 MHz 帯で運用しました。

9/28 の 19:00 頃から FT8 で運用を始めましたが、
ヨーロッパを中心に賑やかに信号が入感していました。

集合住宅のベランダに設置した短縮ダイポール (HFV-5) なので、
大して電波は強く飛んでいきませんが、
いままで未交信の GW や TF と QSO できて楽しめました。
(いずれも、すぐに LoTW へアップロードいただけました) 

9/29 の午前中は、北米・中米・南米の局と、
夕方には再び欧州の局と QSO をし (未交信だった EA9 との QSO も含む)、
HF ハイバンドを満喫しました。

残念なのは、CW で 1 局も QSO できなかったことです。
RBN で確認しても、SNR が数 dB しかなかったようなので、
ノイズに埋もれて電波がほとんど届いていなかったのでしょう。

しばらくは、HF ハイバンド中心に楽しみたいと思います。

2024年7月28日 (日)

2024/7/27〜28のQSO

両日とも、144 MHz 帯で運用。

FT8 :  3 QSO
CW : 2 QSO

 

CW は 2 QSO とも JS3UWJ 局です。
JS3UWJ 局とは、二週間前に430 MHz 帯で欧文ラバースタンプ QSO をしていただいています。

7/27 の夜に 144 MHz 帯でコールいただき、今回も欧文 QSO でスタートしました。
「2 バンド目の QSO ですね」とメッセージをいただいたところから「ホレ?」をいただき、
途中から和文 QSO に切り替わりました。
ひととおりラバースタンプ的な内容を交換しましたが、
「次回はアンテナの話でも」ということで QSO を切り上げました。

7/28 の朝にも 144 MHz 帯で CQ を出していたら、再び JS3UWJ 局からコールいただき、
最初から和文にて、お約束どおりアンテナの話で盛り上がりました。
各バンドのアンテナ、およびバランを自作されていることなど話は尽きず、
気がつけば一時間半も QSO していました。
和文でこんなに長く QSO したのは初めてかもしれません。

 相手局の伝えたいことが分かる
 相手局へ言いたいことが伝わる
という和文 QSO のメリットを非常に体感することができました。

まだ、一所懸命に (敢えて) 一字一句書き取るように (練習を) していますので、
理想とされる (暗記受信の) QSO レベルにはほど遠いですが、
少しずつ積み重ねていければと思っています。

今回、長時間にわたり練習相手になっていただいた JS3UWJ 局には感謝です。

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