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カテゴリー「無線(工作)」の78件の記事

2021年4月30日 (金)

精密圧着ペンチを購入

配線と基板、または配線同士を接続する際、コネクタを使うことがあります。
私の工作では、JST 製の EH シリーズ圧着コネクタを結構使っています。

コネクタで面倒くさいのが、配線をコンタクトピンでカシメる作業です。

専用の圧着工具があるのは知っていましたし、昔に職場で使ったこともあります。
ただし、数万円と高価ですし、コネクタの種類毎に揃える必要があり、
とてもそんなものは買えませんでした。

なので今までは、ラジオペンチなどでコンタクトピンをかしめてました。
ただカシメが不充分なことが多く、ハンダを流し込んでごまかしていました。
また、配線の被覆部分のカシメが中々上手く行かず、失敗することも多かったです。
作業中にコンタクトピンの尖った部分 (被覆部分のカシメ部分) が指に突き刺さり、
怪我をすることも時々ありました。

このような状況だったので、コネクタの処理は本当に苦痛でした。

 


たまたまインターネットを見ていたら、コネクタのコンタクトピンをカシメるのに、
精密圧着ペンチが使えるということを知りました。

もう少し詳しく調べると、ENGINEER 製の PA-09 が良さそうです。
ENGINEER 製だと、PA-20 や PA-21 も使えそうですが、
小型コネクタを使う機会の方が多いのではないかと思い、
早速、PA-09 をネット通販で購入しました。

20210430_0001

使い方に関しては、メーカーのホームページや個人ブログなど、
いろいろとインターネット上に情報がありますので、ここでは敢えて書きません。

 


早速使ってみましたが、ちょっとコツを掴めば、簡単に綺麗にカシメることができます。
これで本当に、コンタクトピンの処理が楽になりました。
大げさかも知れませんが、今まで苦痛だった作業が、逆に楽しくなるぐらいです。
もっと早く手に入れておきたかったです。

 

こういう便利な工具を手に入れると、工作意欲が増しますね。

2021年4月29日 (木)

USBオーディオインターフェース装置の製作

一ヶ月ぶりのブログ更新です。

タイトルは大層なのですが、活用できていなかった部品や基板を組み合わせて、
USB 経由で PC へ音声信号の入出力ができる装置を完成させました。

同等以上の性能の市販 USB オーディオインターフェースは、もっと安く買うことができると思います。
しかし、死蔵しかけていた遊休部品の有効活用を兼ねて、製作することにしました。


USB オーディオコーデックは、7年ほど前に購入したデジットのキットを使用しました。
基板自体は、2015 年の正月ごろに完成済みです。

20210429_0001

 

音声入力は、以前に製作したマイクアンプ Ver.2 を使用しました。
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2020/12/post-a57d80.html
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2021/01/post-940bb1.html

 


今回追加で製作した基板は、電源回路とヘッドホンアンプです。

電源回路は、ヘッドホンアンプに供給する ±9 V と、
USB オーディオコーデックおよびマイクアンプ供給する +5 V を生成します。
+5 V は、アナログ回路用とデジタル回路用とで分けるため、二系統設けました。

20210429_0002

回路は平凡なものです。
センタータップ付きのトランスに接続し、正負両電源を得ています。

20210429_0003

 

ヘッドホンアンプは、以前に製作したヘッドホンアンプの部品を流用しました。
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2018/06/1-1bb9.html
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2018/06/tpa6120a2-2-6f8.html
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2018/06/tpa6120a2-3-52a.html
(ちなみに、現在普段使っているヘッドホンアンプは、Ver.2 にアップデートしています)

20210429_0004

以前作ったヘッドホンアンプからは少し回路を変えています。
電源電圧は、±9 V としました。
TPA6120A2 は、Gain = 1 で使用しています。
その代わり、OPA2604 で Gain = 3 としています。
入力は電解コンデンサでカップリングして、DC カットさせました。

20210429_0005

 


出来上がった基板を並べてみました。
全て同じサイズで作っています。

20210429_0006

 

ケースに組み上げました。
ケースは、タカチの CU-14N です。
以前ヘッドホンアンプ用に購入したものの、結局使わず仕舞いで眠っていたものです。
中身はスカスカですが、良いサイズのケースが見つからなかったので、
遊休部品を活用することにしました。

20210429_0007

USB オーディオコーデック基板と電源基板は積み重ねています。

20210429_0008

パネル前面は、シールやレタリングを貼っていないので、非常に寂しい感じです。
向かって左側が MIC IN、右側が HEADPHONE OUT です。

20210429_0009

スイッチはパネル背面にあります。
USB コネクタも背面です。

20210429_0010

 


USB オーディオコーデックの PCM2906C のサンプリングが 16 bit / 48 kHz までなので、
特に高音質が得られる訳ではありませんが、オンライン会議や無線用途では充分かと思います。

2021年3月30日 (火)

ACライン用コモンモードフィルタのケース更新

30 年ほど前に、ハムショップマッコイ (だったと思います) の通信販売で購入した
AC ライン用コモンモードフィルタ MAF-20 です。

20210330_0001

元々は AC コードも AC アウトレットも付いていませんでしたが,
ケースを加工して使いやすいようにしていました。

20210330_0002

20210330_0003

 

長年使ってきたので,ケースが割れてきたり,AC アウトレットの内部端子が曲がってきたり,
AC コード部分のゴムブッシュがちぎれてきたり、かなりガタがきていました。

そこで、ケースを交換することにしました。

 


まずは、AC ライン用コモンモードフィルタを取り外します。
このコモンモードフィルタは、いわゆるキャンセル巻のタイプです。
フィルタの両端には、元からコンデンサが付いていませんでした。

リニアアンプ用に、電流容量の大きい AC ライン用コモンモードフィルタ (型番は失念) も
同時に購入しましたが,そちらはフィルタの両端にコンデンサが付いていたと思います。
実家のどこかで眠っているはずです。

20210330_0004

 

元のケースと同じものが手に入らなかったので、今回はテイシンの TB-54-B を購入しました。
幅,高さが一回り大きいものになります。
AC アウトレットも新調しました。

元のケースに収めていたときは、クッションになるようなものは入れてなかったので、
フィルタのビビり音 (特に PC の AC アダプタを接続したときに顕著) が気になりました。
なので、ケースの底面と蓋の裏面に、緩衝材になりそうなものを貼り付けました。

AC ケーブルとフィルタ,AC アウトレットとフィルタの接続部分、
すなわち AC 100 V がむき出しになる部分には、自己融着テープを巻いて保護しておきました。
熱収縮チューブがあれば良かったのですが,手持ちが無かったので...
見てくれは良くないですが,気休め程度にはなるかと思います。

20210330_0005

 

こんな感じで完成です。

20210330_0006

2021年3月17日 (水)

ヘッドホンアンプ保護回路の製作

以前自作したヘッドホンアンプは、ほぼ常時パソコンに接続した状態になっています。
音楽や動画などを視聴するときは、ヘッドホンアンプの電源を入れていますが、
ヘッドホンアンプを使わないときは電源を切っています。

この電源を切った状態でパソコンのヘッドホン端子と接続するのは、好ましくありません。
例えばパソコンの警告音やゴミ箱を空にする音など、不意に音声が出力されたとき、
無電源状態のヘッドホンアンプ入力回路 (IC) に電圧を掛けてしまうことになってしまいます。

IC には絶対最大定格が定められており、自作ヘッドホンアンプの入力 IC である DRV135 の
入力端子の絶対最大定格は、V- 〜 V+ (すなわち負電源電圧 〜 正電源電圧) となっています。
(DRV135 データシートより)
電源を切った状態では、負電源電圧 = 正電源電圧 = 0 V なので、入力端子には正負どちらの
電圧も印加してはならないのです。
絶対最大定格を超えると、IC がダメージを受ける、壊れるなどの可能性が非常に高くなります。

パソコンとヘッドホンアンプの接続を外す、音声出力ボリュームを最小にしておく、もしくは
パソコンを使うときは常時ヘッドホンアンプの電源を ON にするなどすれば問題無いですが、
面倒くさかったり、たまに忘れてしまったりすることもあります。

 


前置きが長くなりましたが、ヘッドホンアンプの電源を OFF にしているときは、
入力回路も切ってしまおうということで、保護回路を作ることにしました。

回路は単純で、ヘッドホンアンプの電源に連動してリレーで入力回路を切り替えるだけです。
ついでに出力回路側もリレーで切り替えるようにしました。
また、電源 ON 時の簡単な遅延回路も入れました。

 

下図は製作当初の回路図です。
12 V 用のリレーを、MOSFET 2N7000 で制御しています。
R1 (470 kΩ) と C1 (10 µF) で、簡単な遅延回路を構成しています。
C1 が電解コンデンサであり温度特性が良くないこと、MOSFET の閾値電圧 (VTH) に
温度特性があることから、遅延時間の精度はあまり良くなく、あくまでも簡易的なものです。
電源 OFF 時には、C1 の電圧を D1 で急速に放電させます。

20210317_0001

ヘッドホンアンプの大きさに合わせて、プリント基板を作り、基板を組み上げました。

20210317_0002

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ケースへの組み込みは、多層構造 (ヘッドホンアンプの下に配置) としました。

20210317_0004

 


動作を確認しましたが、入力回路、出力回路の切り替えは問題無さそうです。
特に電源 OFF 時のボツ音は、かなり軽減されるようになりました。

しかし、電源 ON 時の遅延がほとんど無く、電源 ON とほぼ同時にリレーが切り替わってしまいます。
何故そうなってしまうのか少し悩みましたが、
 ① CR の時定数が小さいこと
 ② 2N7000 の閾値電圧 (VTH) 2.1 V に対し、電源電圧が 12 V と高いこと
が原因と考えました。

特に ② が支配的であるのではないかと考え、対策として C1 と並列に 470 kΩ の抵抗を
追加することにしました。
変更後の回路図は次のとおりです。

20210317_0005

これで、約 1 秒程度の遅延が得られるようになりました。
追加の抵抗は、基板の裏面に付けました。

 


あまり褒められた回路ではないと思いますが、
これで気兼ねなくパソコンとヘッドホンアンプを常時接続し、
ヘッドホンアンプの電源を切ることができるようになりました。

2021年2月14日 (日)

プリント基板の思い出

今でも時々プリント基板を自分で作ることがあります。

現在では PC 上の CAD を使ってレイアウト作製し、レーザープリンタで写真用紙に印刷したパターンを
アイロンで押しつけて熱転写しています。

 

電子工作を始めた中学生の頃は、生基板に油性ペンでパターンを手書きしていました。

また、サンハヤトの基板工作キットも使ったりしましたが、これはシールを切り抜いた上で
生基板に貼り付け、そこに修正液のような白いレジストを塗り、シールを剥がせば
白いレジストのパターンが残るようなものでした。

いずれも、あまり綺麗なパターンには仕上がらなかったです。

 

その後は、インスタントレタリングと黒いテープを生基板に貼っていました。
この頃から、まあまあ綺麗な基板ができるようになってきました。

それから、感光基板を使うようになりました。
トレーシングペーパーの方眼紙にインスタントレタリングやテープを貼って、マスクを作りました。
紫外線ランプを持っていなかったので、大抵は太陽光で感光させていました。
たまに現像段階で失敗することがあり、悔しい思いをしたりしました。
一時期は感光剤のスプレーも手に入り、感光基板を再生することができましたが、
それも入手が困難になりました。

PC を手に入れてからは、ドローイングソフトでレイアウトするようになりましたが、
配線ミスや抜けなどのチェックは手作業になるので、規模が大きくなると大変でした。

 

冒頭にも書きましたが、CAD が使えるようになってからは、CAD 上で LVS や DRC などの
チェックができるようになりましたので、随分楽になりましたし、ミスも殆ど無くなりました。

アイロンによる熱転写も覚えてからは、転写ミスしても何度もリカバリーできますので、
かなり気楽に作業できるようになりました。
プリント基板を作り始めた中学生の頃から思うと、かなりの進歩です。

プリント基板作りの自作手法は進歩しましたが、私の自作技量が中々進歩しないのは残念な点です。

 


基板上に転写したパターンのちょっとしたレタッチには、ペイントマーカーを使っています。

サンハヤトからはレジストペンが発売されていますが、結構なお値段します。
100 円ショップでもペイントマーカーを入手できますので、こちらの方がコスパが良いと思います。

 


この記事を書いている裏で、プリント基板を製作していました。

2021年1月 1日 (金)

マイクアンプ Ver.2 の製作 (その2 : 完成)

先日設計し直したマイクアンプですが、年末の休暇に入ってからプリント基板を作りました。
当初は両面基板で設計していましたが、片面でいけそうだったので、
手間の少ない片面基板に変更しました。
サイズは、88 mm × 56 mm です。

20210101_0001

 


年が明けて本日、マイクアンプ Ver.2 の基板を組み上げました。
片面基板だと、何かショボく見えます。

前作のマイクアンプの部品で流用できるものは、前作の基板から取り外して使い回しました。

20210101_0002

20210101_0003

 

早速、動作チェックです。
各ポイントでの DC 電圧をチェックしましたが、ほぼ設計値どおりでした。
オペアンプを追加しただけ回路電流が増え、電源ラインに入れている抵抗 (22 Ω) での
電圧降下が少々大きくなっており、供給電圧より 0.2 V ほどドロップしています。

次に デジットの USB Audio Interface およびマイク (ECM-23F5) を接続し、
Windows の「このデバイスを聴く」の機能を使って、モニタ音のチェックです。

さすがに 10 倍 (20 dB) 追加したのは、やり過ぎでした。
Windows 10 上で USB Audio Codec の入力レベルを 10 ぐらいまで絞らないと、
入力レベルが大きすぎます。

そこで、後段アンプのゲインを落とすことにしました。
帰還抵抗を 10 kΩ から 3 kΩ に変えてみたところ、USB Audio Codec の
入力レベルが 50 ぐらいでちょうど良い感じになりました。
後段アンプのゲインは約 10 dB となり、トータルで 42 dB 程度になります。

 

Wave Gen で発生させた信号を今回製作したマイクアンプに入力し、
出力を Wave Spectra で見てみました。
Wave Gen の出力は 1 kHz サイン波 / -40 dB、USB Audio Codec の入力レベルは 100 です。

20210101_0005

ちょっと見にくいですが、二次歪みは -70 dB 程度で、三次以上はそれ以下のレベルです。
思ったほど歪みのレベルが高くなく、ちょっと安心しました。

Wave Gen の入力レベルをこれより上げていくと、急激に歪みレベルが大きくなっていきます。
USB Audio Codec の入力レベルを下げてもほぼ同様なので、USB Audio Codec の入力レンジを
超えてしまっているものと思われます。

 


現在手持ちの抵抗が無いので最終形の回路にできませんが、以下のように修正したいと考えています。

20210101_0004

新年早々の工作になりました。

 


2021/1/4 追記

Wave Gen の出力を 1 kHz サイン波 / ATT -36 dBとして、PC のヘッドホン端子から
今回製作したマイクアンプに入力したときの波形を見てみました。

20210104_0006

約 2 Vpp 出力しています。
オシロスコープの波形では、目立った歪みなどは見られません。

このとき、Wave Spectra で見てみますと、

20210104_0007

1 kHz のスペクトルがほぼ 0 dB となっており、
USB Audio Codec の入力ダイナミックレンジギリギリであることが分かります。
このときの二次歪み、三次歪みレベルを考えると、マイクアンプ自体のダイナミックレンジは
まだ余裕がありそうなことが分かります。
これ以上信号レベルを大きくすると、ダイナミックレンジを超えて歪みが極端に悪化します。

ノイズフロアから見て、S/N 比は -80 dB 程度かと思われます。
マイクアンプで発生しているノイズが大きいかどうか分からないので、無入力にしてみます。

20210104_0008

低域でノイズフロアが持ち上がっていますが、先ほどよりはノイズレベルが低いので、
信号源のノイズ (S/N 比) が支配的だったように思われます。

ちなみに、マイクアンプも外して USB Audio Codec 単体で見てみると、

20210104_0009

低域のノイズレベルは下がりました。
このあたりは、マイクアンプで発生させているノイズなのでしょうね。

レベルは低いのですが、幾つかスペクトルのピークが見られます。
電源 (USB bus 電圧) 由来なのか、USB Audio Codec で発生させているのかは不明です。
今後、電源は別途用意する予定にしていますので、そのときに比較できればと思っています。

2020年12月27日 (日)

マイクアンプ Ver.2 の製作 (その1)

今年は新型コロナウィルスの影響で在宅勤務が多く、自宅から Web 会議に参加する機会も増えました。
そのときに、今年の夏頃に作ったマイクアンプが活躍しています。
ソニーの ECM-23F5 と接続し、デジットの USB Audio Interface を経由して USB で PC に接続しています。
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2020/07/post-0482f7.html

ただ、このマイクアンプがゲイン不足ではないかと感じてきました。
Web 会議で音声が小さいと言われたことはありませんが、
「このデバイスを聴く」の機能のモニタ音や、ボイスレコーダーアプリで記録した再生音を聞くと、
Windows 10 上で USB Audio Codec の入力レベルを 100 に設定しても、音声レベルが低いと感じます。

そこで、マイクアンプのゲインを見直すことを考えます。

 


オリジナルの回路がこちらです。
20200713_0001_20201227114401
ゲインを上げるには、R9 (8.2 kΩ) を大きくするか、R7 (220 Ω) を小さくすればよいです。
ただし、R7 を変えるとバイアス電圧が変わってしまいます。
なので、簡単にやろうとすると、R9 を大きくした方が良さそうです。

どれだけゲインが不足しているかは定量的に捉えていませんが、
感覚的には 10 〜 20 dB 程度ではないかなと思われます。

この回路の開ループゲインが約 62 dB で、30 dB ほどの負帰還を掛けて、最終的に約 32 dB としています。
20 dB ゲインを上げようとすると、負帰還量が 10 dB 程度になってしまい、
周波数特性と歪み特性の悪化が懸念されます。

そこで、この回路の構成はゲイン配分は変えず、後段にアンプを追加する方向で考えます。

 


後段に設けるアンプは、手っ取り早く手持ちのオペアンプ OPA2350 で組むことにします。
二回路入りのオペアンプなので、アンプが一つ余ってしまいます。
勿体ないので、2SC2712Y のエミッタフォロワをボルテージフォロワで置き換えます。

20 dB ゲイン向上を前提に、回路図を引いてみました。
20201227_0001
DC 直結回路としたかったのですが、一旦カップリングコンデンサで DC カットして、
後段のオペアンプのバイアス電圧を仕切り直すことにしました。

プリント基板も作り直しです。
特に深い意味はありませんが、デジットの USB Audio Interface キットと同サイズの
88 mm × 55 mm で作ることにしました。
若干余裕を持った部品配置になります。
20201227_0002

作業はここまでで、冬休み以降に続きをしていきたいと考えています。
最終的には、モニタ用のヘッドホンアンプも付けて、ケースに収めた形にまとめたいです。

2020年9月 5日 (土)

プッシュ式エレキー用マニピュレータ (失敗作)

以前、千石電商で圧力センサを手に入れました。

20200905_0001

センサ部に圧力を加えることによって、端子間の抵抗値が変化するというものです。
データシートはこちらになります。
https://cdn.sparkfun.com/assets/8/a/1/2/0/2010-10-26-DataSheet-FSR402-Layout2.pdf

これを使って、無接点のエレキー用パドルでも作ろうかと思っていましたが、
それでは面白くないので、一つのセンサで短点、長点、短点/長点交互が出せるような
マニピュレータができないかと思い、お遊びで作ってみました。

 


結論から言いますと、失敗作になります。
が、折角なので記録として残しておきます (誰も興味は無いでしょうが...)

目標仕様としては、
 ①軽く押すと、短点が出る。
 ②少し強めに押すと、長点が出る。
 ③強く押し込むと、短点と長点が交互に出る (スクイーズ動作)。

マイコンなどの A/D 入力などを使うと簡単に実現できると思いますし、
そうでなくても NJM2901 などのコンパレータ IC を使うと少ない部品で構成できるはずですが、
今回は敢えてディスクリート部品 2SC1815、2SA1015 (相当品)で、超ローテクな回路を組みました。

 


回路図は以下のとおりです。
お遊びなので、回路設計は超テキトーです。

20200905_0002

電源電圧 (5 V) を、圧力センサと 10 kΩ とで分圧し、コンパレータに入力しています。
コンパレータは 3 回路構成し、ウインドウコンパレータとなるように少し回路を付け足しています。

事前の評価で、圧力センサの端子間抵抗値は、ざっくり以下のようになりました。
 無接触で、ほぼ ∞
 軽く触れると、10 kΩ 程度
 少し強く押すと、5 kΩ ぐらい
 強く押すと、2 kΩ 〜 1 kΩ ぐらい

 


ユニバーサル基板にでも組めば良かったのですが、手持ちが無かったので、
サクッとプリント基板を作りました。
少し考え違いをしていて、回路を付け足した部分があり、基板の裏面に空中配線で接続しています。

20200905_0003

 


先日製作した CMOS キーヤーに接続して、動作確認です。

20200905_0004

一応、「短点出力」、「長点出力」、「短点 / 長点交互出力」の動作は確認できました。

 


ですが、致命的な問題がありました。
圧力センサに軽く触れようが、強く押そうが、必ず短点から出力してしまいます。
すなわち、最初に長点を出力させることができません。

動作させてみて気付いた (気付くのが遅い!!) のですが、
「長点出力」、「短点 / 長点交互出力」の状態にさせるには、
必ず先に「短点出力」の閾値を一瞬横切ることになりますので、
どうしても短点が先に出てしまいます。
これでは使い物になりません。

マイコンで構成した場合は、少しウェイト処理させるなどの対処法があるかも知れません。

 

9/6 追記
出力用のトランジスタ Q3、Q13、Q18 のベースと GND 間にコンデンサを付けて、
これらトランジスタの OFF → ON の立ち上がりを遅らせれば、対策可能かも知れません。
(Q18 のベースには抵抗を入れた上で)

一方で、これらトランジスタが ON → OFF のとき、コンデンサに充電された電荷を
(なるべく速く) 抜くパスを設けることが必要です。
コンデンサと並列に、少し大きめの抵抗を接続するなどすれば良いのでしょうが、
抵抗値はちょっと検討が必要に思います。

 

もしそれで上手く行ったところで、マニピュレータ自体の操作が難しく、
あまり実用的では無さそうなので、今回はこれ以上は追求しないことにしました。

ということで、「プッシュ式エレキー用マニピュレータ」は失敗に終わりました。

2020年8月11日 (火)

汎用 CMOS ロジック IC を使ったキーヤーの製作

夏休みの工作第三弾です。

今やエレクトロニック・キーヤー (エレキー) はマイコン 1 個で作る時代ですが、
昔ながらの汎用 CMOS ロジックを使ったキーヤーを作ってみました。

回路は、CQ 誌 1981 年 9 月号に掲載された、
「アクセプト区間を工夫した メモリー付きエレキー」(JA4DWQ OM 著)
を 74HC シリーズに焼き直したものです。

このエレキーの特徴は、長短点メモリーの受付動作にあります。
20200811_0001
上図はスクイーズ動作をしているイメージです。
短点メモリーは、長点の後半以降しか受け付けません。

例えば、K の符号を打つときにパドルをスクイーズしますが、
短点メモリーの受付期間が長点の全区間の場合、短点パドルを戻す操作が遅れてしまうと、
K のつもりが C になってしまいます (よく私はやってしまいます)。

短点メモリーを受け付ける期間を、長点の後半の半分とすることにより、
少々短点パドルを戻す操作が遅れてしまっても、短点を誤送出するリスクを下げることができます。
特に高速で符号を送出している場合に、有効ではないかと思います。

 


◆ 回路図 ◆

20200811_0002

コネクタ J1 の先には、スピード調整用の 1 MΩ ボリュームが接続されます。
1 MΩ ボリュームと直列に、数十 kΩ の抵抗を入れた方が良いと思います。
(直列に接続する抵抗で、高速側のスピードが決まるはずです)

 


◆ 基板 ◆

65 mm × 55 mm のサイズで作りました。

プリント基板は JLCPCB に発注しました。
お気づきかも知れませんが、ヘッドホンアンプ、デジタルモードインターフェース Ver.2.5 と
まとめての発注です。送料をケチるためです。

20200811_0003

 


◆ 組み立て ◆

部品数も少ない上、表面実装部品がほとんど無いので、あっという間に組み上がりました。

20200811_0004

シルク印刷に対して、IC のマーキングが逆になっているのは、センスが無い印です。

IC は随分前に買い集めた物を、部品箱から引っ張り出してきました。
昔の東芝マークが懐かしいです。このマーク好きです。
1984 年の第 10 週に製造された IC でしょうかね。

20200811_0005

 


◆ 動作確認 ◆

足らない部品があるので、仮組みでの動作確認をしました。
取りあえず、長点、短点、スクイーズ動作とも問題なさそうです。

ケースに収めることと、電池駆動にすることを次に考えたいと思います。

 


昔発売していた、DAIWA のエレキー DK-200 / DK-210 がこの回路を採用していたと思います。
DK-200 を使っていましたが、非常に使い心地が良かったです。
短点メモリーが工夫されていたので、機敏に反応できない私にちょうど良かったのだと思います。
リグ内蔵のエレキーを使い出してからは、スクイーズ動作時の短点誤送出が増えたのを記憶しております。

このエレキーも、ケースに収めて使えるようになったら、実戦に投入していきたいと思います。

2020年8月10日 (月)

デジタルモード用インターフェース Ver.2.5 の製作

夏休みの工作第二弾です。

以前作った デジタルモード用インターフェース Ver.2.1は CAT 制御ができず、中途半端な仕様でした。
また、CW キーイングのコネクタ部分の回路が間違っており、基板パターン修正が必要など、駄作でした。

そこで、Ver.2.1 の基板の部品を流用して、CAT 制御を追加したデジタルモード用インターフェース Ver.2.5
を作ってみました。
Ver1 → Ver.2.1 → Ver.2.5 と、二回目の移植作業になります。

 


◆ 回路図 ◆

20200810_0001

CAT 制御以外は、ほぼ Ver.2.1 のままです。
ただし、PCM2906 のアンチエイリアスフィルタ (ローパスフィルタ) の Gain は、
Gain は 1/2 (-6 dB) に変更しています。

 


◆ 基板 ◆

90 mm × 75 mm のサイズで作りました。
プリント基板は、Ver.2.1 と同じく JLCPCB に発注しました。

20200810_0002

 


◆ 組み立て ◆

Ver.2.1 の基板から、一つ一つ部品を Ver.2.5 の基板に移していきます。
結構面倒くさい作業で、半日ほど掛かってしまいました。

20200810_0003

 

Ver.2.1 の基板から、一つ残らず部品を流用したかったのですが、
水晶発振器だけは取り外すことができませんでした。

20200810_0004

8/19 追記

基板の裏から、ダイソーの点火棒 (ライター) で火あぶりにしたら、
水晶発振器を取り外すことができ、回収できました。

 

 


◆ 動作確認 ◆

普段使っている HAMLOG や WSJT-X などで問題なく使えることを確認しました。

  音声入出力、PTT :WSJT-X による FT8 信号の送受信 → OK
  RTTY キーイング : MMTTY + EXTFSK による送受信 → OK
  CW キーイング  : CTESTWIN による CW 送信 → OK
  CAT 制御     :HAMLOG、CTESTWIN、WSJT-X での動作 → OK

 


PC とリグの間は絶縁できていませんが、使いやすい基板になったと思います。

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