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2026年4月20日 (月)

HFV5 28 MHz 帯用エレメント改造

HFV5 の 50 MHz 用短縮コイルの先端に 100 cm のエレメントを取り付けることで、
28 MHz 帯用アンテナとして動作させることができ、広帯域化を実現しました。
エレメントの全長は、片側で約 2 m、約 75 % の短縮となります。

リグ内蔵のSWR計で測定した周波数特性は、下図のとおりです。

20260420_0001

CWやデジタルモードはもちろん、SSBの低い周波数帯まで
VSWR ≒ 1でカバーできています。
さらにエレメントを数cm短くすれば、FMまでは厳しいかもしれませんが、
28〜29MHz付近を実用的なレベルでカバーできそうです。

飛びはと言うと、所詮ダイポールなので、それなりにという感じです。


約1年前、「HFV5 28MHz帯用エレメント改造計画」として検討を進めていました。
しかし、エレメントに使用しているφ1.5 mm のステンレスバネ線を 100 cm も
延ばすと先端が垂れ下がり、とても見栄えの良いものではありませんでした。
その後、エレメントに竹ひごを添えるなど、さまざまな方法を試しましたが、
なかなかうまくいかず、棚上げにしたまま1年が経ってしまいました。

今回は、φ1.5 mmのステンレスバネ線に、φ3 mm・肉厚 0.5 mm のステンレスパイプ (100 cm)
を被せて補強することにしました。

20260420_0002

20260420_0003

φ1.5 mm のステンレスバネ線と、φ3 mm・肉厚 0.5 mm のステンレスパイプ(いずれも100 cm)
を、それぞれ2本ずつ用意しました。
ややスカスカ感はありますが、公差を考慮するとこの程度がちょうど良いと考えられます。

 

50MHz帯用の短縮コイルにφ1.5mmのステンレスバネ線を差し込み、
その上からφ3mm・肉厚0.5mmのステンレスパイプを被せました。
補強のため、短縮コイルとステンレスパイプは接着剤で固定しました。

20260420_0004

接着剤には「メタルロック」を使用しました。
金属同士を強力に接着できる製品とのことです。

20260420_0005

接着剤の硬化後、接続部分の上から導電性アルミテープを巻きました。

20260420_0006

さらにその上から自己融着テープおよびビニールテープを巻き、
防水処理を兼ねて補強をしました。

20260420_0007

 

HFV5のエレメントを組み上げて設置すると、このようになりました。
若干の垂れ下がりはあるものの、見栄えはかなり改善されました。

20260420_0008 20260420_0009

 

まずは、給電点にヘアピンスタブを付けない (インピーダンス整合を行わない) 状態で
NanoVNA を用いてアンテナ特性を測定してみました。
まあまあ、良い結果が得られています。

20260420_0010

次に、18MHz帯や21MHz帯などで使用している、幅3cm・長さ26.1cmのヘアピンスタブを取り付けてみます。
これでかなり改善されました。
この状態でリグ内蔵のSWR計で測定した結果が、冒頭のグラフになります。

20260420_0011

 

参考までに、28 MHz 帯用の短縮コイルを用いたオリジナル状態でも測定してみました。
帯域の差が良く分かります

20260420_0012

 


2012年6月10日の記事「HFV5 でやってみたかったこと」で思い立ってから約14年、
ようやくこれですべて完結したことになります。
28 MHz 帯用の短縮コイルは、24 MHz 帯のアンテナ用として固定できるようになりました。
記事を見返してみると、
「28 MHz 帯用の短縮コイルを21 MHz 帯のアンテナに使用」
と書いてましたので、これが残っています。
近いうちに試してみようと思います。

長い時間が掛かりました。

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