SWR アナライザ MFJ-259B が故障?
HFV-5 を 18 MHz 帯仕様から 24 MHz 帯仕様に変えるため、
エレメント長の調整用をしようと SWR アナライザ MFJ-259B のスイッチを ON にしたところ、
何か表示がおかしいです。
説明の順番が逆になりますが、電源スイッチを ON にすると電源電圧チェックの結果が表示されます。
電源電圧は 11.7 V で OK と表示されています。
電源電圧の下限は 11 V なので、OK は間違いありません。
次に周波数、VSWR、純抵抗、リアクタンスが表示されるのですが、
周波数が 0.0000 MHz となっています。
動作異常のようです。
色々と弄っていてしばらくすると、周波数レンジの低い方はちゃんと動作し始めました。
もう少し放置していたら、周波数レンジの高い方まで動作するようになりました。
電源電圧の表示も、11.9 V と少し高くなっています。
電源電圧の仕様範囲内で動作異常となっているので、故障といえば故障なのでしょうが、
どうも電源電圧が低いことによって、MFJ-259B の発振回路の動作マージンが減ってしまい、
発振停止となってしまっているような感じです。
電源電圧を上げてやれば安定して発振してくれることを期待して、
電池交換 (充電池の充電) することにしました。
充電池 (エネループ) を 10 本使用なので、充電には結構時間が掛かります。
急速充電器 (4本充電可能) と通常の充電器 (4本充電可能) を持っていますが、一回では充電できません。
なので、二回に分けて充電します。
急速充電器を持っていなかったときは、充電を三回に分ける必要があり、かなりの時間を要しました。
前回充電したときに、裏蓋の付け方を間違えたのか、ネジ 10 本外して裏蓋を全部外す必要がありました。
でも、本当はこのようにネジ 2 本外すだけで電池交換ができるようになっています。
裏蓋を取り付ける際には、蓋の向きに注意が必要です。
充電完了した電池に交換し、電源スイッチを ON にしてみます。
電源電圧は 13.7 V となっています。
ただ、ニッケル水素電池の公称電圧は 1.2 V と普通の乾電池のそれよりは低いので、
10 本いれたところで 15 V には届きません。
そしてアナライザの動作がどうかというと、
一番高い周波数レンジの最大周波数 (約 170 MHz) でも、即座に周波数表示されました。
動作的に問題無さそうです。
動作異常は、(仕様範囲内であるが) 電源電圧が低かったことによるものと今回は勝手に結論づけましたが、
どこか部品の劣化によって、電源電圧下限に対するマージンが少なくなっている可能性も考えられます。
NanoVNA-H4 を手に入れたので、MFJ-259B の出番もかなり減ってしまってますが、
もう少し様子を見てみたいと思います。
HFV-5 の調整時には こちらの方が使い勝手が良いので、なかなか手放せません。
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