WSJT-X 2.6.0-rc1 を使ってみました
しばらく WSJT-X のアップデートのチェックをしていなかったので気付きませんでしたが、
最近アップデート版の 2.6.0-rc1 がリリースされたようです。
https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/wsjtx.html
色々と改良が加えられたり、機能が追加されたりしているようですが、
詳しくはリリースノートに記載されています。
https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/Release_Notes.txt
まだ rc-1 なのでバグは色々とある可能性がありますが、
試しにインストールし、実際の交信に使ってみました。
WSJT-X 2.6.0-rc1 を起動させてみました。
いつもどおり、英語表記で立ち上がるようにしています。
rcバージョンお約束の、使用期限のダイアログが毎回出ます。
WSJT-X 2.6.0-rc1 の使用期限は、11月30日のようです。
実際に WSJT-X を起動させて最初に気がつくのが、モード選択ボタンと
「Call 1st」のチェックボックスの代わりにできたプルダウンメニューの部分です。
モード選択ボタンはフォントの設定が悪いのか、ボタン内に文字が入りきっておらず、
不格好になっています。
実際に 144 MHz の FT8 で使ってみましたが、使い勝手は前バージョンをほぼ変わらずです。
基本的な機能しか使っていないので、細かいバグなどは特に見受けられませんでした。
(まだこれからかも知れませんが...)
「Call 1st」のチェックボックスの代わりにできたプルダウンメニューは、
・CQ : None
・CQ : First
・CQ : Max Dist
と選べますが、Max Distを選択すると、複数局からコールバックがあった場合に、
より遠い局をピックアップするようです。
デジタルモードのコンテスト用の便利機能らしいですが、通常 QSO でも使えそうですね。
ちゃんと機能するか試したかったのですが、今日はチャンスがありませんでした。
その他、デコード時に何回か A7 が出たのも気になりました。
しかも、SNR が +20 dB 以上の強力な局のデコードでです。
ほぼ同じ DF で、A7 無しと A7 付きの二つを同時にデコードするケースが何回か見られました。
何故なのかは不明です。
今のところ大きな不具合も無いので、私の環境では 2.5.4 に戻す必要も無さそうです。
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