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2022年3月の3件の記事

2022年3月30日 (水)

不審なハガキ

昨日、不審なハガキが届きました。

わたし宛のハガキで、差出人は親戚でも知人でもない方です。
表面 (宛名面) はキチンと書いてありましたが、裏面が全くの白紙です。

20220330_0001 20220330_0002

家族は、あぶり出しでは?、鉛筆でこすったら何か出てくるのでは?と言っていましたが、
そのような様子でもありません。
特殊詐欺でも無さそうですし、それとも無言の圧力?

 

色々と調べてみたら、アマチュア無線関係の方で、
どうやらこの時期恒例の某団体の社員選挙がらみで「投票のお願い」のハガキを送ってきたようです。

それにしても、そのような大切なお願い事は、投函する前にちゃんと印刷できているか
確認すべきだと思います。
年賀状を出すときにも、一応裏面、宛名面ちゃんと印刷できているか確認しますよね。

差出人の方は、普段からお付き合いさせていただいている方でもありませんし、
無線で交信したことも無いと思います。
差出人の方にとっては単なる印刷のミスかも知れませんが、
受取手にとっては「不審な」ハガキを送りつけてくる見ず知らずの方に、
投票しようなんて思いません。

 

皆さんはどうでしょうかね。

2022年3月29日 (火)

430MHz帯用 50Ω:50Ω 強制バランの検討(その1)

7エレ スクエアループや7エレ ヘンテナなど、430MHz帯用のアンテナを作りましたが、
給電部はクランプフィルタ (パッチンコア) によるフロートバランで誤魔化してきました。

(同軸ケーブルに編組線を被せて作った) シュペルトップバランは、
以前実験してみたとおり同相電流の阻止インピーダンスが低いと思われるため、
フロートバランとしての効果が期待できるかには疑問が残ります。
やはり、ちゃんとした強制バランを試してみたいところです。

 


HF帯で使われるようなトロイダルコアに線を巻くタイプはおそらく使えないと思われるので、
Uバラン+インピーダンスマッチングで構成することで検討しています。

 

ところで、Uバランを使うと平衡端のインピーダンスは4倍、すなわち 200 Ω になるので、
給電インピーダンスが 50 Ω+0j Ω のアンテナに接続するには、
200 Ω ⇔ 50 Ω のインピーダンスマッチング回路が必要になります。
方法はいろいろ考えられますが、今回はQマッチングを採用することにしました。

ここで 200 Ω ⇔ 50 Ω のQマッチングですが、特性インピーダンスが 100 Ω、
しかも平衡型の 1/4 波長伝送線路が必要です。
必要な特性インピーダンスが 100 Ω というのは、以下のように求められます。

無損失伝送線路の特性インピーダンスは、入力端インピーダンスを$Z_{In}$、終端インピーダンスを$Z_{L}$、
伝送線路のインピーダンスを$Z_{0}$、伝送線路の長さを$l$とすると、$$Z_{In}=Z_{0}\frac{Z_{L}\cos{\beta l}+jZ_{0}\sin{\beta l}}{Z_{0}\cos{\beta l}+jZ_{L}\sin{\beta l}}, \text{ ただし }\beta =\frac{2\pi}{\lambda}$$ここで、$$l = \frac{\lambda}{4}$$なので、$$\beta l=\frac{2\pi}{\lambda}\times\frac{\lambda}{4}=\frac{\pi}{2}$$よって、$$Z_{In}=Z_{0}\frac{Z_{L}\cos{\dfrac{\pi}{2}}+jZ_{0}\sin{\dfrac{\pi}{2}}}{Z_{0}\cos{\dfrac{\pi}{2}}+jZ_{L}\sin{\dfrac{\pi}{2}}}=Z_{0}\frac{jZ_{0}}{jZ_{L}}=\frac{{Z_{0}}^2}{Z_{L}}$$ $$\therefore Z_{0}=\sqrt{Z_{In}Z_{L}}$$
$Z_{In}=50 \Omega$、$Z_{L}=200 \Omega$を代入すると、伝送線路の特性インピーダンスは、$$Z_{0}=\sqrt{50\times 200}=\sqrt{10000}=100\Omega$$となります。

スミスチャートで、正規化インピーダンスを100 Ωとしたときに、50 + 0j Ω の点から半周移動させると 200 + 0j Ω
となることからも、想像つきますね。

 

さて、特性インピーダンスが 100 Ω の平衡型伝送線路ををどのように実現するか...

つづく

<<関連記事>
430MHz帯用 50Ω:50Ω 強制バランの検討(その2)
430MHz帯用 50Ω:50Ω 強制バランの検討(その3)
430MHz帯用 50Ω:50Ω 強制バランの検討(その4)
430MHz帯用 50Ω:50Ω 強制バランを 7エレ 1λヘンテナに組み込み

2022年3月20日 (日)

残念、JR西日本 (近畿エリア) のポケット時刻表の発行が廃止されていた

JR西日本ではダイヤ変更に合わせて新しいポケットを発行していましたので、
毎年この時期になると、それをもらうのが一つの楽しみでした。

写真は、2021年3月に入手した橙色 (阪和線など)、青色 (JR神戸線など)、
黄色 (学研都市線など) の時刻表です。

20220320_0001

 


今年 2022年も3月12日にダイヤ変更が行われました。
地元の路線では大幅な減便もあり、利用客にとっては「改正」ではなく「改悪」です。

その「ダイヤ改悪」をポケット時刻表で見届けようと楽しみにしておりましたが、
駅で一向に見かけません。

改札の係員に尋ねてみると、紙の路線別時刻表は昨年 (2021年) の10月で廃止になってしまい、
Web上 (JRおでかけネットやスマホのアプリなど) で見てもらうようになったそうです。
残っているのは新幹線の時刻表のみとのことでした。
ということは、上の写真は最後に発行されたポケット時刻表ということになるのでしょうね。

ネットで調べてみると、2021年10月で廃止という情報がたくさん出てきます。
知りませんでした。

 


一昨年 2020年の4月29日の記事でも書きましたが、一目で入ってくる情報量が多く、
着席優先で列車を調べることができるなど、大変重宝していました。

時代の流れ (と経費削減?) なので仕方がないのでしょうが、非常に残念です。
一つ楽しみが減ってしまいました。

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