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2020年12月の5件の記事

2020年12月27日 (日)

マイクアンプ Ver.2 の製作 (その1)

今年は新型コロナウィルスの影響で在宅勤務が多く、自宅から Web 会議に参加する機会も増えました。
そのときに、今年の夏頃に作ったマイクアンプが活躍しています。
ソニーの ECM-23F5 と接続し、デジットの USB Audio Interface を経由して USB で PC に接続しています。
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2020/07/post-0482f7.html

ただ、このマイクアンプがゲイン不足ではないかと感じてきました。
Web 会議で音声が小さいと言われたことはありませんが、
「このデバイスを聴く」の機能のモニタ音や、ボイスレコーダーアプリで記録した再生音を聞くと、
Windows 10 上で USB Audio Codec の入力レベルを 100 に設定しても、音声レベルが低いと感じます。

そこで、マイクアンプのゲインを見直すことを考えます。

 


オリジナルの回路がこちらです。
20200713_0001_20201227114401
ゲインを上げるには、R9 (8.2 kΩ) を大きくするか、R7 (220 Ω) を小さくすればよいです。
ただし、R7 を変えるとバイアス電圧が変わってしまいます。
なので、簡単にやろうとすると、R9 を大きくした方が良さそうです。

どれだけゲインが不足しているかは定量的に捉えていませんが、
感覚的には 10 〜 20 dB 程度ではないかなと思われます。

この回路の開ループゲインが約 62 dB で、30 dB ほどの負帰還を掛けて、最終的に約 32 dB としています。
20 dB ゲインを上げようとすると、負帰還量が 10 dB 程度になってしまい、
周波数特性と歪み特性の悪化が懸念されます。

そこで、この回路の構成はゲイン配分は変えず、後段にアンプを追加する方向で考えます。

 


後段に設けるアンプは、手っ取り早く手持ちのオペアンプ OPA2350 で組むことにします。
二回路入りのオペアンプなので、アンプが一つ余ってしまいます。
勿体ないので、2SC2712Y のエミッタフォロワをボルテージフォロワで置き換えます。

20 dB ゲイン向上を前提に、回路図を引いてみました。
20201227_0001
DC 直結回路としたかったのですが、一旦カップリングコンデンサで DC カットして、
後段のオペアンプのバイアス電圧を仕切り直すことにしました。

プリント基板も作り直しです。
特に深い意味はありませんが、デジットの USB Audio Interface キットと同サイズの
88 mm × 55 mm で作ることにしました。
若干余裕を持った部品配置になります。
20201227_0002

作業はここまでで、冬休み以降に続きをしていきたいと考えています。
最終的には、モニタ用のヘッドホンアンプも付けて、ケースに収めた形にまとめたいです。

2020年12月22日 (火)

「約 400 年ぶりに木星と土星が大接近」を観察

何やら約 400 年ぶりに、木星と土星が超接近するとのことで、ニュースになっています。
地球からみた木星と土星の見える方向がほぼ同じになるということですね。

 


本日は在宅勤務でした。
夕方 17:30 過ぎ、ベランダに出て南西方向を見ますと、明るい星が見えます。
これがきっと木星でしょう。

これはチャンスとばかり、観察しました。
まだ薄明かりが残っているのと、少し薄い雲が掛かっているので、土星は肉眼で見えませんでした。

それではと、デジカメをいそいそと準備し、露出や絞りを変えながら何枚か撮ってみました。
三脚が貧弱なのと、レリーズが無いので、シャッターを押した瞬間にどうしてもブレが生じてしまいます。

 

一番マシだった写真がこれです。
夜景も写っておらず空だけなので、面白みの無い下手くそな写真ですね。
土星もこれでは分かりにくいです。
20201222_0001

少し拡大した写真がこれです。
左の明るい方が木星で、右側が土星です。
解像度も悪いので、土星の輪は見えません。
20201222_0002

ちょっと縦にブレているのが残念です。
全くテクニックが無いので、天文写真家のように綺麗な写真は撮れません。

 


私は熱心な天文マニアではありませんが、約 400 年ぶりの天体 Show を見たという、
自分の記録として残しておく目的は達成できたかと思います。

2020年12月17日 (木)

サブ機の Macbook Pro を macOS Big Sur にアップグレードしました (の続き)

2020年11月23日の記事で、Big Sur にアップデート後は、
option ボタンを押しながら起動させても、
Windows のドライブが選択できなくなったと書きました。

ところが、Big Sur のアップデート (11.1) が出たので、
これを適用したところ、option ボタンを押しながら起動させて、
Windows のドライブが選択できるようになりました。

20201217_0001

option ボタンを押しながら起動させたとき、こんな画面になります。
Windows 側のドライブを選択すると、ちゃんと Windows 10 が起動します。

これで、デフォルトの起動 OS を macOS にしても、差し支えなくなります。
早速、システム環境設定起動ディスクで、コンピュータの起動に使用したい
システムを Macintoshi HD (macOS 11.1) に戻しました。

 


メイン機の Big Sur への移行ですが、Parallels Desktop はを 16 にアップグレードしたものの、
Thunderbird が激重になる現象があるので、Thunderbird が次のバージョンにアップデートしてから
行いたいと考えています。

現に、Big Sur にした Macbook Pro の Thunderbird は、非常に動作が鈍くストレスを感じます。

2020年12月14日 (月)

アルインコ DX-70 の BASIC OPERATION SHEET

昨日、棚を整理していたら、アルインコ DX-70 の下敷きが出てきました。
おそらく、1996 年頃のハムフェアに行ったときに、会場でもらった物だと思います。

20201214_000120201214_0002

てっきりカタログだと思っていました。
懐かしい資料なので、仕様はどんなものやったか見返そうと思いましたが、
つまみ類の説明や操作方法しか書いていません。
よくよく見ると、BASIC OPERATION SHEET と書いてあります。

残念ながら、このリグを所有したことがありませんので、
この下敷きを活用することもありませんでした。

パネルも分離できるリグだったようですので、車載も想定したモービル機だったのですね。
当時はアクティビティーが下がっていた時期だったので、このリグを使っている局長さんと
交信した記憶がありません。

2020年12月13日 (日)

関西VHFコンテストの賞状をいただきました

最近はムセンも工作もしていないので、記事にするネタがあまり有りませんが...

 


先日、関西 VHF コンテストの賞状が届きました。

20201213_0001

これまでにも関西 VHF コンテストの賞状をいただいたことがあり、
いつもカラフルな印象はありましたが、「あれ?緑色だったかな」と疑問に思い、
過去の賞状を調べてみました。

 

2008 年から 2020 年までの賞状を並べてみました。
(2019 年は、マンション大規模修繕工事のため不参加)

20201213_0002

こうして見ると、緑色のほかに、青色、黄色、ピンク色の賞状が有ります。
ただ、年度や参加部門、順位との関連性は無さそうに思います。
色以外のデザインは、変わっていないようです。

 

来年の関西 VHF コンテストでも、賞状がいただけるように、頑張りたいと思います。
まずは、参加できるかどうかですね。

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