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2020年10月の7件の記事

2020年10月25日 (日)

2020/10/25のQSO

1200 MHz 帯でも、山岳反射で意外と飛ぶのですねというお話です。

 


今日は久々に 1200 MHz 帯のアンテナを引っ張り出してきて、オンエアしました。

ここ 3 エリアでは、コンテストや QSO パーティー以外では交信相手が見つからないぐらい
閑散としているというイメージがあります。
なので、QSO はあまり期待していませんでした。

アンテナをセッティングして、呼出周波数の 1295 MHz 付近をしばらくワッチしていると、
奈良県山辺郡山添村の神野山で移動運用されている JH2PAH/3 局の CQ が聞こえてきました。
コールすると応答があり、30 分ぐらい Long QSO させていただきました。
JH2PAH/3 局は 1 W 運用でしたが、途中アンテナを振っていただいた後は、
こちらにも 59 で届いていました。

私のアンテナはマンションの北側ベランダに設置しているため、奈良方面 (南東方向) は
建物の影になってしまいます。
なので、反射での伝搬を期待して、北西方向にある天王山へアンテナを向けることが多いです。
今日も 1200 MHz のアンテナは、北西方向に向けていました。

確かに今回の QSO も反射による伝搬だと思われます。
地図で確認すると、天王山から神野山まで直線距離で約 40 km、天王山から自宅まで約 9 km で、
トータル 50 km 弱です。
半分ぐらい、山の部分があります。

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航空写真で表示すると、こうなります。

20201025_0002 
※いずれも、Google Map から引用

FB なアンテナをお使いだったようですが、それにしても 1 W 送信で 59 とは少々驚きでした。 

2020年10月20日 (火)

一陸技、二陸技の勉強アプリ

最近まで知らなかったのですが、一陸技や二陸技の過去問演習が行える携帯アプリがあるのですね。
iPhone ユーザーであれば、App Store で「一陸技」を検索すれば見つかります。
レビュー件数は 9 件ですが、評価は高いようです。

新型コロナウィルスの影響で実施されなかった令和2年7月期の試験に対する救済措置として、
令和2年11月2日と3日に臨時試験が行われるようです。
(現時点で、試験申し込みは締め切られています)

受験される方にとっては、そろそろ仕上げの頃でしょう。
通勤時間や休み時間などを使って、手頃に演習ができるアプリではないかと思います。
自分が受験するときに、これがあれば良かったなと思いました。

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2020 年 10 月 20 日時点では、ver 1.0.4 になっています。

20201020_0002

たまには、これで復習してみるのも良いかも知れませんね。

 


試しに、「一陸技」のボタンを押してみます。
そうすると、「基礎」「法規」「工学A」「工学B」を選ぶ画面になります。

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「基礎」を押してみます。
こんどは、XX 年 YY 月期の「A問題」「B問題」を選ぶ画面になります。
「A問題」と「B問題」は解答の形式が違うので、分けられてしまうのは仕方ないですね。

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令和1年7月期の「A問題」を押してみます。
そうすると、練習モードかテストモードかを選択する画面になります。

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取りあえず、練習モードを実行してみます。
そうすると、A-1 の問題が出てきます。
答えは 3 なので、③ のボタンを押します。
正解とポップアップ表示が出てきて、再度解答するか次の問題へ進むかを選びます。

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一旦終了して、今度はテストモードを実行してみます。
テストモードでは制限時間がありますので、ダウンカウントタイマーが表示されます。

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OK を押すと、タイマーが開始します。
そして、A-1 から解いていきます。
左にスワイプすると次の問題が出てきます。
解答ボタンを押さなくても、次の問題へ進めます。
また、右にスワイプすると前の問題へ戻れます。
難しい問題は、後回しにできるということです。

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一時中断する場合は、「中断」ボタンを押します。
そうするとメニュー画面に戻り、ボタンが中断中の表示になります。

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また、テストモードで「終了」ボタンを押すと、その時点で採点されます。
点数はボタン部分に表示されます。
一問目で終了したので、正答率が 5 % になりました。 

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もう一度同じ問題を選ぶと、今度は間違えた問題だけ演習できるメニューも出てきます。
苦手問題を繰り返し演習できそうですね。

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操作方法は、直感的でなかなか分かりやすいと思います。

 


なお、一陸特用と、二・三陸特用のアプリもあるようです。

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残念ながら、アマチュア無線技士用は無さそうです。

2020/10/22 追記
確認不足でした。
1・2 アマ用もありました。
(1・2 海特用もあります)
上級ハムを目指される方の強力なツールになるのではないでしょうか。
作者の方に感謝ですね。

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2020年10月12日 (月)

FT-991AM のサイドトーン

今回、全市全郡コンテストで FT-991AM を使ってみましたが、
CW モードでのサイドトーンの音が気になりました。
サイドトーンがとても濁った音に聞こえます。
スピーカーではなく、ヘッドホンで聞いているので、とても気になります。

 

 

最初、RF が回り込んでいるのかと思いましたが、
ブレークイン操作 BK-IN を OFF にして、受信状態でサイドトーンを聞いても
濁った音は変わりません。

CW の PITCH で周波数を変えると、濁った音の聞こえ方が変わります。
TS-2000SX などのデフォルト周波数 800 Hz で使っていましたが、
この設定では結構気になりました。

 

 

ただ単に、サイドトーンの音が汚いだけでしょうか。
サイドトーンでモニタしている音響信号を、変調回路に注入して CW 信号を
生成しているのではないかと考えると、実際に送信している電波の質が大丈夫か
とても気になります。

 

自分の FT-991AM だけが、濁ったサイドトーンの音になっているのか、
それともこの機種の特性なのか、よく分かりません。
FT-991AM をお使いで、似たような症状がある方はおられるのでしょうかね。

 


KENWOOD のリグは、サイドトーンが綺麗で、歯切れが良く、聞き易いです。
開局当初使っていた YAESU のリグ (FT-107) から KENWOOD (TS-930) に乗り換えたのも、
サイドトーンを含めた CW 受信音の歯切れ良さが理由の一つでした。

2020年10月11日 (日)

全市全郡コンテスト 2020

二年ぶりに全市全郡コンテストに参加しました。
いつもの如くどのバンドで出ようか迷いましたが、今回は 430 MHz CW としました。
また、昨年入手した FT-991AM をコンテストでも使ってみようと考えましたので、
移動局での運用となりました。

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コンテストのロギングは CTESTWIN を使っていますが、
FT-991AM と組み合わせて使うのは今回初めてです。
コンテスト開始直前に設定を始めましたが、手際が悪く手間取ってしまいました。
なんとか設定完了し、21:00 過ぎからボチボチとコンテストに参加しました。

 


いつものことですが、ここ 3 エリアでは 430 MHz CW はコンテストでも閑散としています。
本当に今日はコンテスト開催日かと疑うぐらいです。

こんな時に、バンドスコープが役立つのだろうと思います。
それを試してみたかったことが、今回 FT-991AM を使った一番の理由です。
操作性には不満がありましたが、やっぱりバンドスコープの有用性は実感できました。

 


さてコンテストですが、休息は充分すぎるほど取り、また日中は出掛けたりしたので、
かなりの歯抜け参加になりました。

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CTESTWIN の作者である JI1AQY/0 局 と QSO できたり、
16001 に移動されている JR1MEG/1 局と QSO できたり、
QSO は少ないものの、まあまあ楽しめました。

35 QSO となったところで、18:30 前に早めのリタイアとなりました。
勝負にもならない点数なので、結果は伏せる必要もないですね。

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QSO できたマルチは、以下のとおりです。
20201011_0004

早速、コンテストログは提出しておきました。
QSO いただきました各局、ありがとうございました。

2020年10月 9日 (金)

ようやく「1.9 MHz 帯に J3E、J3F、A3E の型式を追加」の変更が完了

元記事 「1.9 MHz 帯に J3E、J3F、A3E の型式を追加」
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2020/09/post-bd36f9.html
にも追記しましたが、やっと移動局の変更申請が「審査完了」となりました。

8月21日に申請、10月9日に審査完了。
長かったです。

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無線局免許状の記載内容に変更がありませんので、改めて免許状の発行は不要と連絡しています。
固定局、移動局とも、これで当面は変更申請をしなくても良さそうな状態になりました。

 


2020年7月の変更で発行してもらった無線局免許状ですが、印刷が斜めになっています (特に別紙 (3) が顕著)。
「四国総合通信局長」の文字と印影は正しく印刷されているように見えますので、これらは別刷りなのでしょう。20201009_0002 

しばらくは、この免許状とのお付き合いになりそうです。

2020年10月 8日 (木)

電源OFFしたはずのリグが、勝手に電源ONする?

FT8 など WSJT-X を使った運用を終え、リグ (TS-2000SX や TS-590S) の電源を
OFF にしてしばらくすると、勝手に電源 ON になっているときがあります。

最初は、電源 OFF 後に別の作業をしていて、後で気がついたら電源 ON していたと
いう状況でしたので、電源消し忘れで自分がボケていたのかなと思っていました。
ところが、そうではなさそうです。

WSJT-X を立ち上げた状態で先に TS-2000SX や TS-590S の電源を先に OFF すると、
しばらくして電源が ON になるようです (当然ですが、DC 13.8 V は印加した状態です)。
先に WSJT-X を終了してから、これらリグの電源を OFF すると、そのような現象は起こりません。

TS-2000SX や TS-590S のパソコンコントロール (RS-232 を介したシリアル通信) には、
電源を ON / OFF するコマンドがあります。
どうやら、これらのリグの電源が OFF しているとき、WSJT-X がシリアル通信で電源 ON の
コマンドを送っているか、若しくはシリアル通信のパケットを送った弾みで
リグの電源が ON になっているように思えます。

ある程度原因が分かっても、意図せず勝手に電源が ON になるのは気持ち悪いですね。

2020年10月 4日 (日)

2020/10/3〜10/4のQSO

この週末は、先月末にリリースされました WSJT-X 2.3.0-rc1 を試すべく、
FT8 での QSO を楽しみました。

WSJT-X 2.3.0-rc1 は WSJT-X のホームページからダウンロードできます。
https://physics.princeton.edu/pulsar/K1JT/wsjtx.html

早速インストールして、144MHz 帯にセットアップします。
前バージョンの 2.2.2 から設定情報は引き継がれているようなので、
特に何もせずそのまま WSJT-X 2.3.0-rc1 を使うことができました。
ワッチしてのデコードも、特に変わった感じは無いです。
週末の二日間で、4 QSO しました。

WSJT-X 2.3.0 での大きな変更点は、新モード FST4、FST4W が追加されたことです。
試しに、FST4-15 (シーケンス長が 15 秒のサブモード) で三回ほど CQ を出してみました。
まだ、誰からも反応はありませんでした。

144 MHz 帯の PSKR を見ても、WSJT-X 2.3.0-rc1 を使っておられる方は、
まだ殆どいない様でした (10/4 現在)。
他の周波数帯では分かりませんが...

副搬送波の変調音は、FT4 のようなヒョロヒョロした音です。
どちらも 4 トーンの FSK なので、似たような感じに聞こえるのかもしれません。

FST4 の情報はウォッチしていきたいと思います。

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