デジタルモード用インターフェース Ver.2.5 の製作
夏休みの工作第二弾です。
以前作った デジタルモード用インターフェース Ver.2.1は CAT 制御ができず、中途半端な仕様でした。
また、CW キーイングのコネクタ部分の回路が間違っており、基板パターン修正が必要など、駄作でした。
そこで、Ver.2.1 の基板の部品を流用して、CAT 制御を追加したデジタルモード用インターフェース Ver.2.5
を作ってみました。
Ver1 → Ver.2.1 → Ver.2.5 と、二回目の移植作業になります。
◆ 回路図 ◆
CAT 制御以外は、ほぼ Ver.2.1 のままです。
ただし、PCM2906 のアンチエイリアスフィルタ (ローパスフィルタ) の Gain は、
Gain は 1/2 (-6 dB) に変更しています。
◆ 基板 ◆
90 mm × 75 mm のサイズで作りました。
プリント基板は、Ver.2.1 と同じく JLCPCB に発注しました。
◆ 組み立て ◆
Ver.2.1 の基板から、一つ一つ部品を Ver.2.5 の基板に移していきます。
結構面倒くさい作業で、半日ほど掛かってしまいました。
Ver.2.1 の基板から、一つ残らず部品を流用したかったのですが、
水晶発振器だけは取り外すことができませんでした。
8/19 追記
基板の裏から、ダイソーの点火棒 (ライター) で火あぶりにしたら、
水晶発振器を取り外すことができ、回収できました。
◆ 動作確認 ◆
普段使っている HAMLOG や WSJT-X などで問題なく使えることを確認しました。
音声入出力、PTT :WSJT-X による FT8 信号の送受信 → OK
RTTY キーイング : MMTTY + EXTFSK による送受信 → OK
CW キーイング : CTESTWIN による CW 送信 → OK
CAT 制御 :HAMLOG、CTESTWIN、WSJT-X での動作 → OK
PC とリグの間は絶縁できていませんが、使いやすい基板になったと思います。
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