FT-991AM が不調、メーカー送りに
昨年9月に購入した FT-991AM、早々と調子が悪くなってしまいました。
送信時の異常で、以下のような症状が見られます。
①どのモードにしても、(おそらく)キャリアしか出力しない
② ALC が振り切っている
③ SWR 計が振り切っている
SSB モードで変調を掛けず (マイクを接続せず) 送信状態にした場合、
正常であれば電波はほとんど出力されない (リグの電力計が振れることはない) はずです。
にも関わらず、電力計は 50 W に近い表示を示しています。
また、ALC もレッドゾーンまで振っています。
アンテナも特に問題ないはずにも関わらず、SWR 計が派手に振っています。
不思議なことに、この症状は 144 MHz だけで発生しています。
HF 帯、50 MHz、430 MHz では、正常な動作をしています。
工場出荷状態にリセットすることも試しましたが、改善が見られません。
仕方が無いので、メーカーに見てもらうことにしました。
外出自粛をいわれているこのご時世、どうしようか迷いましたが、
別件で大阪に行く用事もありましたので、購入店まで持ち込み、修理依頼をしました。
購入店にとっては一円の儲けにもならないのだと思いますが、
大変親切丁寧に応対いただき、とてもありがたかったです。
FT-991AM が不調になる直前の経緯ですが、
昨晩、久しぶりに FT-991AM を使って、144 MHz FT8 の QSO を楽しんでいました。
そのときから、若干異変は感じていました。
USB-DATA の受信帯域の設定が工場出荷時に戻っている
SWR 計が全く振れない、
電力計の振れ方が偶に不自然 (FT8 の信号を入れたときに、スパッと出力が出るのではなく、じわっと出力が上がっていく感じ)
QSO は成立していましたので、不自然さを感じつつも、まあいいかと思っていました。
しかし、今朝になっていざ QSO を始めようとしたときに、異常を感じました。
WSJT-X で PTT を ON にしてから FT8 の信号が出力されるまでに、僅かなタイムラグがあります。
ところが、今朝は PTT が ON になると同時に、電力計がほぼ 50 W を示しています。
TEST CAT で PTT を ON にしても、同様に電力計が振ります。
変調が掛かっていないのに、電力計が振るのはおかしいと感じました。
そこで、上記①〜③の症状であることが判りました。
購入以来使用した延べ日数は 14 日。
20 〜 30 W の FT8 でのんびり QSO するぐらいで、酷使したわけでも無いのに
こんなに早く不調になるとは、ハズレ物を引いたのでしょうかね。
まだ保証期間内だったのが救いです。
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