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2019年12月 1日 (日)

WSJT-X 使用時のオーディオデバイス設定

データ通信モードで WSJT-X を使っています。
リグや ソフト (WSJT-X) はそれなりに設定しているつもりですが、
いつも見落としがちなのが PC のオーディオデバイスの設定です。
備忘録を兼ねて、書き出しておきたいと思います。

 


WSJT-X のマニュアルには、オーディオデバイスを 16 ビット、48000 Hz (DVD の音質)
に設定するようにとあります。
また、音声を強調するような機能はオフにするようにとも書かれています。

<WSJT-X 2.1 のマニュアルより引用>
20191201_0001
<引用ここまで>

WSJT-X は 16 ビット / 48 kHz のオーディオデジタルデータで最適化されているため、
オーディオデバイス側もそれに合わせなさいということだと思います。
またオーディオ信号は、オーディオデバイスで余計な細工をしないほうが良いということです。

 


設定方法ですが、まずはタスクバーのオーディオアイコンのところでマウスを右クリックして、
サウンド設定ウインドウを出します。
20191201_0002

 

 

そして、サウンドコントロールパネルをクリックします。

20191201_0003

 

 

下図は、FT-991AM を USB で PC と接続したときに見える、FT-991AM 内蔵の
オーディオデバイス (Audio codec IC) の例です。

再生タブで、目的のオーディオデバイス (下図の例では、USB Audio CODEC) をクリックし、
プロパティーウインドウを出します。

プロパティーウインドウの詳細タブで、オーディオの設定のプルダウンメニューを
16ビット、48000 Hz (DVD の音質) に選びます。

 

20191201_0004

 

 

プロパティーウインドウの Enhancements タブで、色々なオーディオの味付けがありますが、
全てチェックを外します
(Disable all enhancements にチェックを入れても良いように思います)

 

20191201_0005

 

 

プロパティーウインドウの 立体音響 タブで、プルダウンメニューをオフにします。

 

20191201_0006

 

 

以上が再生側の設定です。
あと録音側の設定も同様に必要です。

録音タブで、目的のオーディオデバイス (この場合は、USB Audio CODEC) をクリックし、
プロパティーウインドウを出します。

プロパティーウインドウの詳細タブで、オーディオの設定のプルダウンメニューを
2チャネル、16ビット、48000 Hz (DVD の音質) にします。

 

20191201_0007

 

以上で設定は終わりです。
PC が設定を記憶してくれるはずなので、一度設定すれば大丈夫だと思います。

 


自作のインターフェースでは、オーディオデバイス (Audio codec IC) の設定を
上記のようにしておりました。

しかし、FT-991AM のようにオーディオデバイスがリグに内蔵されている場合は、
ついついこの設定を忘れてしまいます。

今回、FT-991AM で録音側の設定が 1チャネル、44100 Hz (CD の音質) になって
いましたので、上記のように設定を改めました。

TS-590 も同様に設定確認が必要だと思いますが、いつも自作インターフェースで
接続し、最近は USB 経由で接続していないので、全く忘れ去られています。

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