« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »

2019年12月の4件の記事

2019年12月22日 (日)

Turbo HAMLOG と FT-991A の USB 経由での連携について

FT-991A* と Turbo HAMLOG とを USB ケーブルで接続してお使いになっておられる方は
多いのではないかと思います。

私も、最近 FT-991AM ユーザーになりましたので、Turbo HAMLOG のヘルプ機能や
ネット上の情報を基に設定を試みておりましたが、どうも上手く周波数が取り込めませんでした。

いろいろ試した結果、タイマーコマンドを "0" にすることにより、ようやく FT-991AM の
周波数情報を Turbo HAMLOG に取り込むことができました。

20191222_0001

Turbo HAMLOG のヘルプでの説明では、FT-991 などを接続する場合、このタイマーコマンドは
"1" 以上に設定するように書かれています。


http://hamlog.no.coocan.jp/html/HID00098.html からの引用
(ここから)
タイマー・コマンドについて
1以上の数値とすると、指定した間隔で周波数/モードの読み出しコマンドをリグに送出します。

例えば、5を指定すると0.5秒間隔です。
ゼロを指定した場合は、コマンドは送出しません。
ケンウッドやJRCのリグは、ダイヤルを回すと周波数等の情報を送ってくれますので、ゼロとしてください。
ヤエスのほとんどのリグでは、ダイヤルを回しても周波数等の情報を送ってくれないので、
リアルタイムに周波数/モードを取得したい場合は、ここを1以上としてください。
パソコンの性能が高ければ、1にしてみてください。
なお、FT-2000ではゼロでもリアルタイムに周波数/モードが取得できるようです。
このように、情報を送ってくれるリグではゼロにしてください。
(ここまで)


 

ところが、私の環境下では "1" では上手くいかず、何故か "0" にしないと駄目でした。
同じような経験をされた方は、いらっしゃるのでしょうかね。

 

その他の設定は、ネット上の情報どおりで問題ありませんでした。
仮想 COM port は、Enhanced COM port の方を選択しています。

20191222_0002

 

こういうところは疎いので、中々難しいですね。

2019年12月15日 (日)

2019/12/14〜12/15のQSO

この週末は、144 MHz 帯の FT8 で運用しました。

Yahoo ニュースの見出しで、12/14 の夜はふたご座流星群のピークだと知りましたので、
MSK144 モードにして 144.440 MHz 付近をずっと受信していましたが、
何度か「バンッ」という音が聞こえたものの、残念ながら何もデコードすることはありませんでした。
期待はしていなかったものの、数回 MSK144 で CQ を出してみましたが、予想どおり全く応答はありませんでした。

PSKR を見ていると、メトロスキャッターに因るものではないかと思われる伝搬が幾つかありました。
また、満月に近かったこともあり、EME による伝搬も PSKR で見られました。

グラウンドウェーブでの通信も私のところでは不調でした。
フェージングの浮き上がってきたところで 1 エリアの局を何回かデコードするのですが、
すぐにフェージングの谷に入り、後が続きません。
結局、2、3、4 エリアの方と合計 4 QSO と、寂しい結果で終了でした。

2019年12月 4日 (水)

フィールドデーコンテスト 2019 の結果

気付かない間に、フィールドデーコンテストの結果が発表されていました。

 

結果は、C144 で 3 エリア 4 局中 1 位で入賞でした。
今年の 3 エリア C144 は低調で、あまり入賞した感覚にはなりませんでした。

また、去年も思ったのですが、フィールドデーコンテストなのにフィールド運用をせずに
入賞なのは、ちょっと複雑な気持ちです。

最近の JARL 四大コンテストですが、Log Check Report からかなり遅れて結果発表があります。
以前は Log Check Report と同時に結果発表されることが殆どでしたので、Log Check Report
のメールが届いたタイミングで JARL のコンテストのページを見に行けば良かったのですが、
最近ではちょこちょこ見に行かないと、いつの間にか発表されていたということになります。

Log Check がかなり早くできるようになったのは素晴らしいことなのかも知れませんが、
コンテスト結果も同じく早く発表できるようにならないのでしょうかね。
現状難しいのであれば、結果発表もメールでのお知らせがあればと思います。

2019年12月 1日 (日)

WSJT-X 使用時のオーディオデバイス設定

データ通信モードで WSJT-X を使っています。
リグや ソフト (WSJT-X) はそれなりに設定しているつもりですが、
いつも見落としがちなのが PC のオーディオデバイスの設定です。
備忘録を兼ねて、書き出しておきたいと思います。

 


WSJT-X のマニュアルには、オーディオデバイスを 16 ビット、48000 Hz (DVD の音質)
に設定するようにとあります。
また、音声を強調するような機能はオフにするようにとも書かれています。

<WSJT-X 2.1 のマニュアルより引用>
20191201_0001
<引用ここまで>

WSJT-X は 16 ビット / 48 kHz のオーディオデジタルデータで最適化されているため、
オーディオデバイス側もそれに合わせなさいということだと思います。
またオーディオ信号は、オーディオデバイスで余計な細工をしないほうが良いということです。

 


設定方法ですが、まずはタスクバーのオーディオアイコンのところでマウスを右クリックして、
サウンド設定ウインドウを出します。
20191201_0002

 

 

そして、サウンドコントロールパネルをクリックします。

20191201_0003

 

 

下図は、FT-991AM を USB で PC と接続したときに見える、FT-991AM 内蔵の
オーディオデバイス (Audio codec IC) の例です。

再生タブで、目的のオーディオデバイス (下図の例では、USB Audio CODEC) をクリックし、
プロパティーウインドウを出します。

プロパティーウインドウの詳細タブで、オーディオの設定のプルダウンメニューを
16ビット、48000 Hz (DVD の音質) に選びます。

 

20191201_0004

 

 

プロパティーウインドウの Enhancements タブで、色々なオーディオの味付けがありますが、
全てチェックを外します
(Disable all enhancements にチェックを入れても良いように思います)

 

20191201_0005

 

 

プロパティーウインドウの 立体音響 タブで、プルダウンメニューをオフにします。

 

20191201_0006

 

 

以上が再生側の設定です。
あと録音側の設定も同様に必要です。

録音タブで、目的のオーディオデバイス (この場合は、USB Audio CODEC) をクリックし、
プロパティーウインドウを出します。

プロパティーウインドウの詳細タブで、オーディオの設定のプルダウンメニューを
2チャネル、16ビット、48000 Hz (DVD の音質) にします。

 

20191201_0007

 

以上で設定は終わりです。
PC が設定を記憶してくれるはずなので、一度設定すれば大丈夫だと思います。

 


自作のインターフェースでは、オーディオデバイス (Audio codec IC) の設定を
上記のようにしておりました。

しかし、FT-991AM のようにオーディオデバイスがリグに内蔵されている場合は、
ついついこの設定を忘れてしまいます。

今回、FT-991AM で録音側の設定が 1チャネル、44100 Hz (CD の音質) になって
いましたので、上記のように設定を改めました。

TS-590 も同様に設定確認が必要だと思いますが、いつも自作インターフェースで
接続し、最近は USB 経由で接続していないので、全く忘れ去られています。

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »