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2019年10月14日 (月)

FT-991A のアンテナコネクタ

この週末は、関東甲信越地方を中心に、台風19号が甚大な被害をもたらしてしまいました。
被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 


ところで FT-991A ですが、144 /430 MHz のアンテナコネクタが M 型で、
これが気に入らない点です。
なので、N 型コネクタに換装できないか、チャレンジしてみました。
結果から言うと、私の技量ではリグを壊してしまいそうなので、やむなく断念ですが...

 

まず、FT-991A のサイドキャリーハンドルを外し、上蓋も外します。
スピーカーが固定された中蓋も外すと、144 /430 MHz のアンテナコネクタ部の
内側が見えてきます。

20191014_0001

 

ここに、以前入手した二点支持型の N 型レセプタクルに換装する計画です。

20191014_0002

20191014_0003

接地側の爪部分がちょっと短いので、シャーシに固定したとき基板まで届くかが不安でしたが、
まずは実装されている M 型レセプタクルを外してみてからということにしました。

 

手持ちのハンダごては、大きいものでも 55 W のものしかありません。
接地側のハンダを除去するのに苦戦しました。
M 型レセプタクルがシャーシに接触していて熱が逃げやすい上に、鉛フリーのハンダです。
全然ハンダが溶けてくれません。

共晶ハンダを流し込み、融点を下げて溶かすことを試してみましたが、
何度か試しているうちに、芯線側と接地側をハンダブリッジさせてしまいました。
ハンダブリッジを除去しようとしても、熱容量が足らず治りません。
やらかしてしまいました。

 

一晩頭を冷やして、大容量のハンダごてを調達することにしました。
板金加工用などの 100 W ハンダごてでは、こて先が太く基板を壊してしまいそうです。
20 W ⇔ 130 W が切り替えできる、HAKKO の PRESTO というハンダごてを買いました。
黄色いプッシュボタンを押すと、130 W で急速加熱することが可能です。

無駄な出費かと思いましたが、結構使い勝手が良さそうなので、今後も使っていけそうです。

20191014_0004


このハンダごてを使って、何とかハンダブリッジは除去することができました。
ただ、M 型レセプタクルを外せるほど、ハンダを取り去ることは難しいです。
恐らく、基板のネジを外し、M 型レセプタクルをシャーシから少し浮かした状態で
ハンダごてを当てれば取れるかもしれませんが、これ以上悪化させたくないので、
残念ながら諦めとしました。
買って早々にメーカー送りは、シャレにならないですからね。

仕方ないので、イマイチですが MP-NJ のコネクタを噛まして対処しようと思います。

 

一応、元に戻した後、430 MHz の FT8 で数局交信をしました。
リグが壊れていないことが確認できました。

 


TS-2000SX の 144 MHz 用アンテナ端子も M 型なのですが、
私の機械は上記の二点支持型の N 型レセプタクルで換装しています。
こちらは、芯線側のハンダ付けだけだったので、楽に換装できました。

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