430MHz 7エレ スクエアループアンテナの給電部 修理
430 MHz 7 エレ スクエアループアンテナの記事 にコメントをいただいたので、
私も久々にオンエアしてみようかと思い、アンテナの組み立てをしようと準備していると、
ラジエータのエレメントに直接接続していた同軸ケーブルが、ポロッと取れてしましました。
アンテナを片付ける度に、給電部が折り曲がるような形になってしまい、
とうとう圧着端子の根元部分が脆くなって、ちぎれてしまったようです。
以前から、このアンテナの給電部はイマイチと思っていましたので、
そのまま同じように同軸ケーブルを付け直すのでは芸が無いと思い、
N型コネクタ (レセプタクル) を介して同軸ケーブルとラジエータのエレメントとを
接続するように変更しました。
エレメントはアルミなので、通常のハンダ付けはできませんし、
さてどのような構造にしたらよいかちょっと悩みました。
(アンテナ製作当初からちょっと考えていたのですが、先送りにしていました)
レセプタクルを支える板をエレメントクランプに固定し、
圧着端子と短い銅線で配線することを考えましたが、
支持材選びが悩みどころです。
加工性を考えるとプラスチック板が良いのですが、ハンダ付け時に溶ける恐れがあります。
木材板にしようかとも思いましたが、耐候性や強度の面でちょっと不安があります。
金属板は、アンテナの特性に影響を与えてしまいそうです。
悩んだ末、ダイソーで買ってきた 2 mm 厚のプラ製まな板 (ポリプロピレン製) にしました。
5 mm × 3.5 mm の大きさにまな板を切り、レセプタクルを取り付ける穴を開けます。
今回加工する支持材の材質はポリプロピレンですが、削りくずが静電気でくっ付くことも少なく、
エレメントクランプで使ったポリエチレンよりは扱い易い感じです。
M3 ネジで、エレメントクランプと支持板を固定します。
支持板とレセプタクルも M3 ネジで 2 箇所固定しました。
残り 2 箇所は、エレメントクランプとエレメントを固定しているタッピングビスと
干渉するおそれがあるので、この部分は取り付けませんでした。
まず、レセプタクルを支持板に取り付ける前に、編組線側のハンダ付けをします。
そして、レセプタクルを支持板に取り付け、芯線側のハンダ付けをします。
最後にタッピングビスで、圧着端子、エレメント、エレメントクランプを固定して終了です。
(順番を間違えると、エレメントクランプや支持板が溶けてしまいます)
まだイマイチ感はありますが、当面はこれで凌ごうと思います。
台風の影響で風が強く、アンテナ設置状態での動作確認がすぐにできません。
室内で SWR を測ってみたところ、433 MHz で約 1.2 でした。
中心周波数が、若干高めになっているような感じでした。
風が治まったら、ベランダに設置して測り直してみたいです。
夕方になって風が治まったので、7エレ ループアンテナをベランダに設置してみました。
436 MHz 付近で SWR が最小になり、約 1.1 です。
430 MHz 付近では、SWR は約 1.5 です。
もう少し低め (中心が 432 MHz 辺り) に調整したいところなので、
改めてエレメントを作り直したいと思います。
再調整が済んだところで、給電部分の防水対策を考えたいと思います。
« macOS 10.15 Catalina への準備 | トップページ | 2019/9/29のQSO »
「無線(アンテナ)」カテゴリの記事
- HFV5 28 MHz 帯用エレメント改造計画(2025.03.30)
- アンテナの利得に関する勘違い(2024.08.04)
- HFV-5 の調整エレメント長 (18 MHz 帯、21 MHz 帯、24 MHz 帯、28 MHz 帯)(2023.05.27)
- 1200MHz 10エレループアンテナの検討(2022.12.26)
- MMANAで円形ループアンテナのシミュレーション検討(2022.12.11)
コメント