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2019年8月の6件の記事

2019年8月25日 (日)

Mac版とWindows版のKiCad

私のメイン OS は macOS なので、KiCad も Mac 版をメインで使っています。
(使っているというほど、使ってはいないのですが...)

プリント基板は基本自作なので、Eagle にしても KiCad にしても、
アートワーク後は写真用紙に印刷して、アイロン転写しています。

 


Mac 版の KiCad でアートワークしたものを印刷して気付いたのですが、
IC のランドの形が少し歪 (いびつ) になっています。

20190825_0001

上図では、ランドの右側が若干削れ気味になっており、左側が膨れ気味になっています。
プリンタは、エプソンのレーザープリンタ LP-S180DN を使っています。

 

試しに、Windows 版の KiCad で同じデータを読み込み、同等の設定で印刷してみると、

20190825_0002

まともなランドパターンになります。

 

上記の差が出るのは、プリンタドライバなのか KiCad のバージョンなのかはよく分かりません。
ちなみに、Mac 版の KiCad で CAD データpdf ファイルに書き出し
その pdf ファイルを印刷すると、こちらはまともなランドパターンのように思えます。
(ドリルの抜きが有りませんが)

20190825_0003

 

原因不明なので、取りあえずは Windows 版の KiCad で作業していこうかと思います。

 


ところで、KiCad もバージョンが 5.1.4 になっています。
アップデータをダウンロードしようとするのですが、サーバー周辺のネットワークが細いのでしょうか、
スループットが悪く、早くても数百 kbps しか出ません。
こちらのネットワーク環境が悪いのかと思ったのですが、調子の良いときに試してみてもあまり変わりません。

1 GB 強のデータをダウンロードするのに、数時間かかってしまいます。
何とかならないものでしょうかね。
まあ、そんなにこまめにアップデートするほどでもないのでしょうけど。

2019年8月18日 (日)

FT4で初QSO

この週末、初めて FT4 で QSO しました。
バンドは、144 MHz です。

先述のとおり、144.460 MHz 付近も FT8 の信号で賑わいつつありますが、
私のところではまだ FT4 の信号を見たことはありません。

興味半分で FT4 で CQ を出していたら、2 局の方よりコールいただきました。
お二方とも信号は強力でしたので、デコードなど問題なく、あっという間に QSO が完了しました。

144 MHz で FT4 を使うメリットはあまりないのかもしれませんが、
フェージングでスッと信号が浮いてきた一瞬に QSO するのには有効かも知れません。

 


この週末は 144 MHz の FT8/FT4 で 10 QSO。
今朝、7 エリアの移動局も一瞬デコードしましたが、
QSO できそうな状況ではありませんでした。

また、SSB でも 7 エリア移動局 (秋田県にかほ市?と山形県鶴岡市?) がしっかり聞こえていました。
立派な設備でロケの良い場所に移動されていたのだと思いますが、
それでも今朝はコンディションは良かったのかもしれません。
いずれにしても、144 MHz で 7 エリアが聞こえたのは初めてだと思います。

 

長かったお盆休みが終わってしまいました。

2019年8月16日 (金)

変更申請を提出:AFSK 方式の電波型式を F1B, F1D から J2B, J2D に修正、F7D は J7D に

事の発端は、FT8 DX pedition Mode の Fox 側信号の電波型式が
F7D ではないと、裏でケチを付けられたことからです。

F7D ではなく F1D だと力説されているようで、
そういう考え方もあるのだと一応「認識」をしましたが、
私自身は理解 (納得) はできませんでした。

これを機に、指定を受けている電波型式の見直しについて、
再考することにしました。

 

色々な考え方や意見がありますので、どれが正解でどれが間違いかと言うのは、
正直よく分かりません。

以下も一つの考え方 (の紹介) だと思っていますが、
皆さんのお手本にしてくださいというつもりは毛頭ございません。
内容が間違っていても責任は負えませんので、あらかじめお断りしておきます。



PC で発生させた可聴帯域の副搬送波信号を使用する AFSK 方式などの信号は、
SSB モード (USB モード) で送信した場合、そのまま電波の周波数帯に周波数変換され、
最終的な電波としては F1B や F1D の信号とほぼ等価になります。

発射される電波で見ると、直接周波数キーイングする FSK 方式と AFSK 方式は
ほぼ区別が付かないはず (※) なので、AFSK 方式であっても F1B や F1D として
電波型式の指定を受けることが一般的であるものと思われます。
(※) 抑圧搬送波の抑圧が充分で、主搬送波が検出できない場合

単一のチャネルの場合は、これはこれで理解できますので、これまではそうしてきました。
ただ、DX pedition Mode の Fox 信号のように、チャネルが複数有る場合、
それが F1D だと言われてもピンときません。

 


電波型式の表示方法については、電波法施行規則 第四条の二 に記載されています。

 一文字目:主搬送波の変調の型式
 二文字目:主搬送波を変調する信号の性質
 三文字目:伝送情報の型式

であり、一文字目の「主搬送波の変調の型式」については、

 F:角度変調 / 周波数変調
 J:振幅変調 / 抑圧搬送波による単側波帯
    ・・・

となっています。
したがって、PC で発生させた可聴帯域の副搬送波信号を SSB モードで送信する場合は、
主搬送波が「振幅変調の抑圧搬送波による単側波帯」なので、本来一文字目は「J」であり、
二文字目は「0」と「1」以外の数字にすべきと以前より考えていました。

ですので、Fox 信号 については、J7D とすると自分にはしっくりきます。

RTTY は J2B になりますし、JT65 や FT8 など は J2D、PSK31 なども J2B になります。

ただ、副搬送波の変調方式が (周波数変調のなのか位相変調なのか) 区別がつかなくなってしまう
デメリットはあります。

 


そもそも、今まで何故 J2B や J2D が指定されてこなかったのか分かりませんが、
最近では実際に指定を受けられた方もおられるようです。
また、近畿総通と四国総通の両方に電話問い合わせしてみたところ、
特に許可しないというわけではなく、工事設計書 (附属装置の諸元を含む) の内容を
審査した上で、問題なければ指定しますとのことでした。
また、今回の変更申請の意図についても電話で相談しましたが、理解していただけたと感じました。
あくまでも、附属装置の諸元の書き方次第のようです。

 


早速、電波型式を修正する変更申請をしたかったのですが、問題にぶち当たりました。
1.9 MHz 帯と 10 MHz 帯の扱いです。

告示
無線局運用規則第二百五十八条の二の規定に基づくアマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別

により、これらのバンド (135 kHz や 475 kHz も) は、A1A F1B F1D G1B G1D」
の五つの電波型式しか許可されません。
これは、近畿総通、四国総通両方のご担当者がハッキリ仰っていました。

どうするか悩みましたが、1.9 MHz 帯と 10 MHz 帯 においては F1B, F1D, G1B, G1D
と見なす旨を注釈に記載しました。
何とも中途半端ですが、仕方ないです。

 


ということで、SSB で送信するモードを、「J」の系列に修正する変更申請をしました。
修正箇所が多かったので、電子申請・届出システム Lite への入力も含め半日使いました。

さて、補正依頼などもなく、無事に変更できるでしょうか。

 

2019年8月 5日 (月)

久しぶりに 144 MHz FT8 で QSO

ようやくマンションの大規模修繕工事がほぼ終わりましたので、
無線にも出ることができるようになりました。

フィールドデーコンテストにも出ましたが、その合間や終了後に 144 MHz の FT8 でも
交信を楽しみました。
合計で 17 QSO、1st QSO の方も結構おられました。

CQ 誌の連載記事や JARL での講演活動、また IC-9700 の発売などの影響を受け、
V / UHF 帯での FT8 も盛んになってきているように思います。

今日のコンテスト後などは、144 MHz 帯全体でしーんとしてほとんど信号が聞こえない状態でしたが、
144.460 MHz だけは何某か信号が聞こえていて、WSJT-X でデコードしていました。
PSKR を見ても、全国的に結構交信がなされているようで、割と賑わっている感じでした。
一年前ぐらいまでは、144 MHz の PSKR はほとんどモニター局がいないような状況でしたので、
FT8 の普及が V / UHF 帯まで拡がっているのは、大変嬉しいことと思います。

2019年8月 4日 (日)

フィールドデーコンテスト 2019

8/3 〜 4 に開催された、フィールドデーコンテストに参加しました。

本当に久しぶりに無線を楽しみました。
電波を出すのは4ヶ月ぶりですし、コンテストの参加は昨年の全市全郡以来になります。
今回はリハビリも兼ねて、のんびりと安定して交信ができる 144 MHz CW に、自宅固定局から出ました。

 


日中あまりにも暑すぎて、リグやアンテナの準備するのがとても億劫です。
そのため、スタートが 20 時前になってしましました。

スタート直後は、バンド内を一通りワッチして呼び回りから入ります。
ときどき CQ も出したりはしましたが、基本は呼び回り作戦で行きました。

アンテナは、北東方向に固定です。
基本的には 2 エリア、9 エリア、0 エリア 向けになるのですが、
比叡山での反射でしょうか、明後日の方向にもかかわらず、33 も QSO できました。

2 日目には、JA1ZGP/1 局 (14) とも QSO できました。
長い周期のフェージングが有りましたが、浮いてきたところでコールして、
何とか QSO できました。今回唯一の 1 エリアとの QSO です。

終了まで一時間ほど残して、60 QSO になったのを機にリタイアしました。

20190804_0001

20190804_0002

20190804_0003


久しぶりのコンテストでしたが、のんびり楽しむことができました。
QSOいただきました各局、ありがとうございました。

ログは C144 で提出済みです。
eQSL にもデータをアップロードしました。

2019年8月 1日 (木)

第一級陸上無線技術士 (一陸技) の試験結果通知書が届きました

本日、第一級陸上無線技術士 (一陸技) の試験結果通知書が自宅に届きました。

16:00 には、日本無線協会のホームページに合格者発表が公開されましたので、
職場で先に結果を確認していました。

20190801_0001

自己採点結果でもある程度自信はありましたが、やはり「合格」という文字を見ると安心します。
早速無線従事者免許証の申請をしたいと思います。

合格年月日は、令和元年ではなく令和1年なんですね。

 


合格された方の受験番号を見ていると、結構偏りがあるなと感じます。

私が受験した会場は大阪で、受験番号の上3桁が 241 なのですが、
下4桁を 100 ずつに区切って合格された方を数えてみると、
 0001 〜 0100:57 名
 0101 〜 0200:38 名
 0201 〜 0300:17 名
 0301 〜 0400:13 名
 0400 〜   : 2 名

前半の番号の方は、科目受験の方が多かったのでしょうか。
私の受験教室でも、約半数の方が法規の試験を受けておられなかったようですので。

 


受験記はこちらに書いています。

 


8/29 無線従事者免許証を受け取りました。免許交付日は、8/27 でした。

免許を取得してもそれだけでは全く意味はなく、実務経験が有ってこそプロです。
自動車運転免許で例えると、大型二種免許を保有していても、
ペーパーであればプロのドライバーとは言えません。

ド素人の私がプロの世界に首を突っ込むと大やけどしますので、
せいぜい身分証明証程度の活用に留めておきます。
また、実力が伴っていないので、黄門様の印籠のごとく、自己顕示のためのツールにはしたくないです。

 


無線協会に 300 円のお布施をし、試験結果 (得点) について開示請求なるものをしてみました。
20191018_0001
自己採点と同じであり、マークシートにミスがなかったことも確認できました。

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