正月明け以来、久々の更新です。
タイトルのとおり、本日 2月10日 (日) 第一級陸上特殊無線技士 (一陸特) の国家試験を受けてきました。

無線の試験を受けるのは、35年ぶりです。
試験会場は、アマチュア無線従事者免許の試験を受けた関西テレビ電気専門学校です。

ここに来るのも35年ぶりですが、記憶に残っておらず、「こんなとこやったんかな」という感じでした。
試験会場には、45分前の8:45頃に到着しました。
前方の白板には、解答速報や結果の発表などの情報が書かれています。

試験開始までしばらく時間がありますが、そこそこ席が埋まっています。
私の受験した西3階教室は、受験番号から数えて110名の受験者がおられます。
試験官の方が、全部で4つ受験室があると仰ってたので、大阪の午前だけで400名程度の受験者が
おられたかも知れません。
学生のような方や、若い女性の方も結構おられたのが印象的でした。
9:30から試験開始。
法規から手を付けましたが、1問目で一瞬手が止まってしましました。
15秒ほど固まってしまいましたが、気を取り直して問題文をよく読み直して何とか回答。
その後はすんなり進み、5分も掛からず解き終えました。
次に工学。こちらはスイスイと進み、特に面倒くさい計算も無く、10分ちょっとで解き終えました。
マークシートを丁寧に塗りつぶし、20分程度で終了しました。
退出できるのは1時間後なので、時間がかなり余ります。
もう一度全問最初から見直し、マークシートの番号もチェックし直しても、まだ時間が余っています。
しばらくボーッとしていて、ようやく退出可能な時間となりました。
半数以上の方が1時間で退出されたようです。
今回の試験問題は、特に新問や奇問は出なかったようです。
工学のマジックTで引っ掛けっぽい問題もありましたが、選択肢に悩んだり迷ったりする問題は無く、
全般的にとても易しかったように感じました。

のぞみテクノロジー様のホームページに解答速報が載っているので答え合わせしてみると、
法規、工学とも一応全問正解できているようです。
ただ、結果発表されるまではわからないので、ドキドキもんですが。
この一陸特に関しては、以前から取得してみたい資格の一つでした。
参考書は4年ほど前に買っていたのですが、私事いろいろあってなかなか勉強に着手できず、
ズルズルと時間だけが過ぎて行きました。
しかし、もうすぐ平成が終わってしまうにあたり、そう言えば平成になってから一つも資格を
取得していないことに気づき、平成のうちに一陸特を取ってしまいたいと奮い立たせ、
ようやく昨年の7月頃から本腰を入れ始めました。
2018年10月期の試験は間に合いそうにないので、2019年2月期をターゲットとしました。
勉強に使用した参考書はこれです。

お薦め参考書としてネットで紹介されることはほとんど無いようですが、割と分かりやすい内容です。
誤植が多く、正誤表がWeb上にしか無いのが難点です。
勉強方法は「やってはいけない勉強法」として注意されている、参考書を最初から勉強していくことを、
敢えてやってみました。とりあえず、一通り自分で理解し納得したかったからです。
しかし、やっぱり「やってはいけない勉強法」は苦行です。7月から参考書の内容やポイントを
ノートに書き写したりしていきましたが、9月から11月あたりはかなりダレました。
12月に入り、受験の申し込みと受験料の払い込みをした時点で後には引けない状態になり、
スパートを掛けました。
年末頃までに一通り工学を終わらせ、年末から法規の勉強を過去問演習と平行して行いました。
法規の勉強は覚えるだけなので、非常に苦痛です。なるべく理屈を付けて覚えるようにしました。
過去問は、11年分=66回分 (平成20年〜平成30年 × 2月/6月/10月 × 午前/午後) を解き、
昨日までに2周させました。
過去問は、こちらのホームページにお世話になりました。
紙を節約するため、A4 2 in 1の両面に印刷。それでも結構な量になりました。

あと、通勤時間にスマホでこちらのホームページの過去問を練習しました。
問題を何回も解いていくうちに、問題文を見なくても選択肢だけ見れば答えが分かるように
なってきました。本当は駄目なんでしょうけど。
また、法規12問も2〜3分で、工学は10〜15分程度で間違えずに解けるようになりました。
法規は途中で改定されたりしているので、問題によっては現状と答えが違うものもあり混乱しました。
(例えば、主任無線従事者の講習期間。以前は3年で、現在は5年)
工学の計算を簡略化するために、290 × 1.38 ≒ 400 や π^2 ≒ 10 などの近似を利用するよう工夫しました。
↑分かる人には分かると思います...
何回か二陸特や三陸特の過去問演習を試しにやってみたことがあるのですが、
一陸特よりもレベル的には易しい筈にも関わらず、所々間違ってしまうことがありました。
やはり、「過去問を繰り返し解いて慣れる」ことの重要さを痛感しました。
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