ドライバトランス ST-78 の周波数特性
デジタルモードのインタフェース作製用にと、以前購入したドライバートランス ST-78 です。
巻数比は 1:1 で、インピーダンスは 10 kΩ: 10 kΩとなっています。
メーカーの橋本電気株式会社 (http://www.hashimoto-trans.co.jp) のホームページから、
周波数特性を知ることはできますが (カタログ:http://www.hashimoto-trans.co.jp/frame/stcat.pdf) 、
実際はどんなもんかちょっと測ってみました。
まずは、信号源のインピーダンスを 10 kΩ、二次側を 10 kΩで終端し、インピーダンスマッチングを
取った形で測定してみました。
データは、1 kHz 時のトランス一次側入力端の振幅で Normalize した値としました。
当たり前でしょうが、カタログのデータと概ね同等です。
300 Hz 以下あたりから減衰が目立ちます。
デジタルモードで使用するにしても、もう少し低域は欲しいところかと思います。
次に、信号源のインピーダンスを少し下げて、同様に測定してみました。
二次側のインピーダンス (終端抵抗) は 10 kΩのままです。
信号源のインピーダンスを下げると、低域の周波数特性が伸びる傾向にあります。
周波数特性だけでいうと、1 kΩぐらいがちょうど良さそうな感じでした。
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