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2018年9月の9件の記事

2018年9月30日 (日)

macOS Mojave をインストールしました

9月25日に、mac OS Mojave がリリースされました。
見た目が変わったり、便利機能が追加されたりするのは良いのですが、
その代わりにソフトウェアの互換性が犠牲になってしまうことが、毎度ながら心配です。

去年も書きましたが、特に Adobe の Photoshop や Illustrator などは高価なソフトなので、
可能な限り使い続けたいものです。

いきなりメイン機の iMac で OS をアップデートする勇気はありませんので、
まずはサブ機の Mac Book Pro で様子を見ることにしました。


ダウンロードからインストールまでは、特に問題なくスムーズに進みました。
アップデートが完了して起動すると、毎度のことながら
 「"Adove Photoshop CS5.1"を開くには、以前のJava SE6 ランタイムをインストールする必要があります」
とワーニングが出ますので、早々に Adobe CS5 を動作させるためのおまじないを済ませます。

処置を済ませて再起動し、Photoshop と Illustrator が無事立ち上がることを確認しました。

20180930_0001

20180930_0002


まだ詳しくは見られていませんが、取りあえずファイルを開いたり、ちょっとしたデータの修正ぐらいは
することができました。
終了時に毎回アラートが出ることも、取り敢えずは無かったです。


mac OS Mojave は、32 bit アプリをサポートする最後の OS だそうです。
Adobe Illustrator CS5 や FileMaker Pro 11 など、32 bit アプリもまだまだ使っていますが、
来年の今頃にはもう使用できなくなってしまいます。

ソフトウェアを一新するだけの金銭的な余裕もありませんので、どうしようか悩み中です。
以前購入した Parallels DesktopOS X Mountain Lionをインストールしていますので、
エミュレーションで使えたらこれで凌いでいこうかと考えています。


これまでは、Macbook Pro の起動は割と速かったのですが、mac OS Mojave にアップデートしてからは、
少しもたつきを感じるようになりました。
特に新しい機能がすぐに必要ではありませんし、ダークモードが無くても別に不満はありません。
なので、メイン機の iMac は、しばらくインストールするのを見送ろうかと思います。

2018年9月26日 (水)

早くも WSJT-X 2.0.0-rc2 がリリースされている

rc1で大きなバグが見つかったのか、早速タイトルのとおりWSJT-X 2.0.0-rc2がリリースされています。
https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/wsjtx.html

元々、
 rc1 : 9/17
 rc2 : 10/15
 rc3 : 11/12
 GA : 12/10
の予定だったのが、9/25 に rc2 がリリースされてました。
以降は rc3、rc4 と繰り下げになるものと思われます。

rc1 で既知のバグは修正されたものと思いますが、急いで rc2 を出さなければいけないほど
致命的なバグかあったのかどうかの詳細は分かりません。

2018年9月24日 (月)

2018/9/22〜9/23のQSO

久しぶりに 7 MHz の FT8 で交信しました。
WSJT-X 2.0-rc1 をインストールしてみたので、動作確認も兼ねての運用です。

土日の二日間で、53 QSO。
ほとんどが国内 QSO ですが、PY、CX、FK など含めた海外との QSO もできました。
長さ 2 m 弱のマイクロバートアンテナですが、そこそこ楽しめます。

今回ビックリしたのは、FT8 で +32 dB というレポートをもらったこと。
こんなに飛び抜けて良いレポートをいただいたのは、初めてのことです。
レポートは S/N 比、つまり信号レベルとノイズレベルの比なのですが、
信号レベルは大きくなってもある程度のところで飽和してしまうと思いますので、
よっぽどノイズの低い環境で受信されていたのではないかと思ってしまいました。

あと、50 MHz で 1 QSO したのですが、久々に JT65 での交信です。
遊びで 50.276 MHz の JT65 で CQ を出していたら、JA3LXJ 局よりコールバックいただきました。
FT8 で Auto Sequence に慣れてしまっていたので、危うくボケッとしてしまうところでした。
ただ、デコードしてから次の送信までに少し時間あるので (10 秒弱)、
フリーメッセージもアドリブで入力できるぐらいの余裕はありました。
FT8 のテキパキしたQSO も良いですが、たまにはのんびり JT65 でも良いなと思いました。

肝心の WSJT-X 2.0-rc1 ですが、この二日間では特に問題は起こりませんでした。
FT8 の Auto Sequence で RR73 を送出してくれるようになったので、
Quick QSO ができるようになりました。
さすがに、77 bit メッセージの FT8 はデコードしませんでした。

2018年9月23日 (日)

WSJT-X 2.0 の新しい FT8 (77 bit メッセージ) の諸元は?

■■■ 2018/11/18 追記 ■■■
WSJT-X 2.0 でプロトコルが変わった新しい 77 bit メッセージの FT8 は、
従来の 75 bit メッセージの FT8 と比較して、通信速度、周波数偏移、デュレーションは変わらず、
メッセージ長と CRC が増えた分は、エラー補正を LDPC (174, 87) → LDPC (174, 91) とすることで
吸収しているであろういうことが分かりました。

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WSJT-X 2.0-rc1 で、従来の FT8 とは異なるプロトコルの新しい FT8 が追加されました。
残念ながら、新しい FT8 は従来のものと互換が無く、互いに通信することができません。
rc3以降は、従来の FT8 の機能は廃止となりますので、先々は新しい FT8 が主流になるものと思われます。


通信データのプロトコルが変更になっているとのことで、総通に提出している附属装置の諸元
(デジタルモードの信号の仕様) も変更する必要が出てくる可能性が考えられます。


WSJT-X 2.0-rc1 に関する情報は、WSJT-X のホームページに、
New Features in WSJT-X 2.0 Quick-Start Guide to WSJT-X 2.0
などの情報が掲載されていますが、プロトコルの変更内容の記載はあるものの、
最終的なデータ信号の仕様についての記載が無く、諸元として書くための情報が簡単に得られません。
であれば、ある程度計算の上で推測するしかありません。


※以下はあくまでも私見であり、内容が正しいこととは限りません (間違いの可能性大です)。
 また、この内容などを使用されたことにより発生した損害等について、その責任を負いかねますので
 ご了承願います。

新しい FT8 では、情報のペイロードが 77 bit、CRCが 14 bit となっています。
(従来の FT8 は、それぞれ 75 bit、12 bit です)
すなわち、1回の通信で送信するデータの量が増えています。
ということは、
 ①通信速度 (ボーレート) が早くなる
 ②通信時間 (デュレーション) が長くなる
 ③データを圧縮する
のいずれか、もしくはそれらの組み合わせという変更が加えられている可能性が考えられます。

①の通信速度ですが、従来の FT8 は 6.25 ボーで、トーン間隔と同じ値となっています。
実際に従来および新しい FT8 の信号を、Wavespectra で見てみました。
上が従来の FT8 (2018年3月11日の記事のデータ)、下が新しい FT8 です。

20180923_0001

20180923_0002

新しい FT8 は上手くピーク波形が取れませんでしたが、Tone 1 と Tone 8、そして Tone 5 あたりをみると、
従来の FT8 と周波数の位置が変わっていませんので、恐らくトーン間隔は同じだと思われます。
また、周波数帯域もほとんど同じのように見えますので、ボーレートも変わらず 6.25 ボー ではないかと思われます。
すなわち、①の通信速度は新旧で変わっていないのではないかと思います。
ここまでは、想定どおりでした。


次に②のデュレーションですが、WSJT-X の Fast Graph で比較してみました。
上が従来の FT8 で、下が新しい FT8 です。

20180923_0003

20180923_0004

デュレーションも、新旧で変わっていないように思われます。

最初は②のデュレーションが変わったものと考えていましたが、見事に予想が外れてしまいました。
以下、最初に考えていた内容です。

情報のペイロードが 77 bit、CRCが 14 bit なので、データ長は 77 + 14 = 91 bit となります。
これにエラー補正の処理を加わるはずですが、それは LDPC (182, 91) になるのではないかと
考えていました。
仮にそうだとすると、182 bit のデータを 8トーン (2^3) で送るので、データの長さは 182 / 3 = 61 bit
(小数点切り上げ) となり、あとはデータの最初、中間、最後に 7 bit ずつの同期信号が挿入されて、
総データ長は 61 + 7 * 3 = 82 bit になるはずです。

82 bit のデータを6.25ボーで送信すると、デュレーションは13.12秒となります。
しかし実際は、先ほどの結果から、デュレーションは 12.64秒のままのようです。


そうすると、③のデータを圧縮したのではないかと考えられます。
LDPC のエラー補正を加えたときのデータが 182 bit ではなく 174 bit であるか、
同期信号を 1 bit ずつ削って 6 bit x 3 にしたかなどが考えられますが、調べようがありません。
いずれは、User Guide に記載されるものと期待しています。


詳細が分かるまで変更申請 (届) ができないかどうかですが、恐らく諸元に記載されている
数値などに変更は無いと思われますし、符号構成も WSJT, FT8 と書いていますので、
そのまま変更無しでも問題ないのではないかと思っています。


■■■ 2018/11/18 追記 ■■■

エラー補正が LDPC (174, 91) ということで間違いなさそうです。

WSJT-X 2.0.0-rc4 のソースコードをダウンロードし、中を見てみました。
ソフトウェアの部分はよく分かりませんが、FT8 というフォルダの中に、
LDPC (174, 91) というキーワードの名前が入ったファイルを見つけました。

20181118_0001

これでスッキリしました。

2018年9月18日 (火)

WSJT-X 2.0-rc1 がリリース !!

iOS12のリリースの陰に隠れて、ではないかもしれませんが、今朝方 WSJT-X 2.0-rc1 が
リリースされているのを確認しました。
 WSJT-Xのホームページを参照

変更点が、以下リンク先に記載されています。まだ詳しく読めていません。
 New Features in WSJT-X 2.0
また、クイックスタートガイドも掲載されています。
 Quick-Start Guide to WSJT-X 2.0


事前に発表があったとおり、FT8 と MSK144 のプロトコルが新しくなっています。
FT8 に関しては、「FT8+」 という呼び方はしておらず、77-bit messages として区別しているようです。


まだインストールもできておらず、使用してもいないので、追々マニュアルを眺めながら
いじっていきたいと思います。

2018年9月17日 (月)

またまた、デジタルモードの変更申請

先日も書いたとおり、WSJT-X 2.0 で "FT8+" という新しいモードがまた登場します。
新しいモードが出る度に、毎回附属装置の諸元を追加して変更申請をし直すのも面倒ですし、
総通の方も審査が大変だと思われますので、包括的な諸元内容で変更申請してみました。


乱暴な言い方をすると、電波型式とそれに対応した占有周波数帯幅が
無線設備規則別表第二号第54の規定に基づくアマチュア局の無線設備の占有周波数帯幅の許容値
に収まっていることがハッキリ (算出根拠があるなど) さえしていれば、符号の構成など
ある程度自由でもよい (ただし理解した上で) のではないかと考えます。
(間違っているかもしれませんが...)


なので、このやり方が良いか悪いか分かりませんが、
今回は RTTYやAMTOR、OLIVIA、JT系など (F1BやF1Dなど) を一纏めにしてFSK装置、
PSK31やMT63など (G1BやG1Dなど) を引っくるめてPSK装置として申請してみました。
まずは、5エリアの移動局について変更申請してみたので、四国総通での審査になります。
少し欲張った内容で申請したので、総通から突き返しを喰らうかもしれません。
数週間後には結果が分かるでしょう。


これで上手く行けば、3エリアの自宅固定局の免許でも変更申請したいと思います。

2018年9月10日 (月)

関西VHFコンテスト2018の結果

いつ発表されたのか気付きませんでしたが、2018年関西VHFコンテストの結果がWebに掲載されています。

今年は電信144MHzバンドで出て、KC144部門で何と1位でした。
結果は、ログ提出時の得点と変わりませんでしたので、減点は無かったようです。

ライバル局が何局かおられたように思っていましたが、マルチバンドで出られていたのかもしれません。
ちなみに、関西VHFコンテストで部門を問わず1位になれたのは、今回が初めてです。
やはり嬉しいものです。

2018年9月 9日 (日)

WSJT-X 2.0-rc1 がもうすぐリリース?

1ヶ月以上前には既に情報が出ていたようですが、WSJT-X 2.0 の開発中が進んでおり、
9月中旬には rc1 がリリースされる予定になっているようです。
 http://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/wsjt-x_v2.0.txt
 和訳資料はこちら


それによると、FT8 と MSK144 のプロトコルに変更が加えられるようです。
間違い FT8 は FT8+ となり、現行の FT8 とは上位互換があるとのことです。互換性はありません
一方、新しい MSK144 は現行のものと互換性が無く、WSJT-X 2.0 の正式版リリース
(11月ぐらい?) と同時に現行の MSK144 は廃止になるようです。


それらの詳細な諸元が分からないので、電波を出すに当たり変更申請 (届け) を出す必要が
あるのかどうかが不明です。
新しいモードが出る度に、いちいち変更するのも面倒なので、今回包括的な内容で申請できないか
試してみようと画策中です。

2018年9月 4日 (火)

オールJAコンテスト 2018 の結果

今日は非常に強い台風襲来のため、仕事は自宅待機です。


今朝、オールJAコンテストの Log Check Report がメールで届きました。
しかし、何故か本文が何も記載されていない空メール状態です。

ひょっとして失格?と思いつつ、JARL の HP を確認すると、ログ提出時の点数で
コールサインが載っているのを確認しました。

C50部門で、3エリア内22局中8位。
パソコンの入替作業と並行しながらの途中参加だったので、こんなもんでしょう。


ただ、Log Check の詳細が分からなかったのが残念です。


<9/4 追記>
と思っていたら、また 「ALL JAコンテスト ログチェックレポート」 というタイトルのメールが届き、
お詫びの内容と共に、添付ファイル (テキスト形式ファイル) で Log Check Report が送られてきました。
どうも不具合があって、やはり類審査結果の内容が表示されなかったようです。

内容を確認したところ、ユニークコールサインが 1 局あっただけでした。
減点が無かったことは分かっていましたが、内容が確認できてホッとしました。

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