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2018年3月の5件の記事

2018年3月25日 (日)

2018/3/24のQSO

一ヶ月半ぶりに、50 MHz で交信しました。

合計 12 QSO ですが、内訳は SSB が 3 QSO、FT8 が 9 QSO です。
久しぶりに、SSB でラグチューしました。

JT65 も覗いてみたのですが、全く信号が聞こえてきませんし、
CQ を出しても応答がありません。
すっかり、FT8 にデジタルモードの座を奪われてしまった感じです。


ところで、WSJT-X Version 1.9.0-rc3 を試してみましたが、取りあえずは使えました。
ただ、TX マクロに登録していた、"TU NEW MODE73" が上手く送信できず、
"TU NEW MOD 7" で送られてしまうようになりました。
今までは特に問題なく送信できていたので、何かが変わったのでしょうが、
詳細は分かりません。

取りあえず、"TU NEWMODE 73" と区切りの位置を変えると
問題なく動作しました。
今後はこれでいきます。

2018年3月21日 (水)

WSJT-X 1.9.0-rc3がリリース!!

WSJT-Xのホームページを覗いたら、WSJT-X Version 1.9.0-rc3 がリリースされていたので、
早速ダウンロードしてインストールしてみました。

リリースノートを見たら、若干のバグ修正のようです。


この週末に試してみたいと思います。

2018年3月18日 (日)

3SK294を使った144MHz帯用プリアンプの製作

以前に秋月で衝動買いした 3SK294 を活用しようと思い立ち、
今回これを使って 144 MHz 帯用のプリアンプを作ってみました。


◆製作の経緯◆

V/UHF 用のプリアンプは、GaAs FET が用いられることが多いので、
シリコンの MOS FET では特性がイマイチなのではないかと思っていました。

手持ちのデュアルゲート MOS FET 3SK294 が有るのを思い出し、
データシートを見ていると、用途がTV チューナや VHF 高周波増幅であり、
かつ特長として
 ・混変調特性が非常に良い
 ・帰還容量が小さい
 ・低雑音 (NF = 1.4 dB)
とのことで、144 MHz 帯用のプリアンプとして使えるのではないかと考えました。
そこで、GaAs FET の 3SK241 との比較をしてみると面白いのではと思い、
3SK294 のプリアンプも作ってみることにしました。


◆回路◆

3SK241 との比較なので、回路構成は前回作製のものと同じとします。
特に入力マッチング回路、出力マッチング回路はそのままの流用です。
すなわち、FET の入力インピーダンスは 3 kΩ、負荷抵抗は 538 Ωとなります。

バイアス回路ですが、データシートを見ると Id =10 mA 程度で設計するのが
良さそうな感じです。
Vds の耐圧が高くないので、Vds = 5 V としました。

3SK294 はエンハンスメント型なので、ゲート1にも正のバイアス電圧を
与える必要があります。
データシートを見ながら、Id = 10 mA 程度になるゲート電圧として、
Vds1 = 1.5 V、Vds2 = 3.5 V としてみました。

自己バイアス回路ではないので、ソース抵抗は無くても良いのですが、
バイアスの安定化を図るため、100 Ωを入れることにしました。
ソース電位が 1 V となりますので、その分ゲート1、ゲート2、ドレインに印加する
電圧を、それぞれ 1 V ずつ嵩上げしました。
よって、電源電圧は 6 V となります。


最終的な回路としては、このようになりました。

20180318_0001


◆プリアンプ基板の作製◆

ガラスエポキシの片面基板をエッチングしてプリント基板を作りました。
前回同様に、銅箔面へソルダーレジストを塗布しました。
前々回作った試作品②をバラし、ほとんどの部品を流用しました。

20180318_0002

20180318_0003


3SK294 のパッケージは 3SK241 よりさらに小さく、扱いが結構大変です。


◆調整および特性◆

バイアス電圧、およびドレイン電流は、データシートどおりの結果が得られました。
ソース抵抗 100 Ωでソース電位が 1.00 V、バッチリです。

調整は、トラッキングジェネレータ付きのスペアナを使って行いました。
波形のピークが 144.2 MHz 付近へくるように、入力側コイルと出力側コイルのコアを、
それぞれ回すだけです。

何故か前回作製したプリアンプよりも、さらに Q が低くなっています。

20180318_0004


◆使用感◆

調整が終わったところで、TS-2000SX と 5 エレ八木に繋いで実際の信号で確認してみました。
ゲインは前回作製した 3SK241 のプリアンプより、若干 (数 dB ぐらい?) 低いです。

ただ、NF は 3SK241 より良いように感じました。
TS-2000SX 内蔵のプリアンプが ON の状態で、今回作製した 3SK294 のプリアンプを
入れても (すなわちプリアンプが二段で入っている状態でも)、ノイズレベルも一緒に大きくなりますが、
弱い信号もしっかり増幅されるので、あまり S/N が悪化している感じがしませんでした。

前回作製した 3SK241 のプリアンプでは、TS-2000SX 内蔵のプリアンプも ON にすると、
かなりノイズレベルが大きくなり。S/N が悪くなる感じでした。


ということで、今回作製した 3SK294 のプリアンプは、良い結果が得られ満足です。
秋月で 1個 23 円の FET ですが、特性はなかなか良いのではないでしょうか。
パッケージが小さいのが難点ですが、パッケージが少し大きい 3SK291 でも
同じように使えるのではないかと思います。

2018年3月11日 (日)

FT8 の周波数偏移幅は?

FT8 の諸元でちょっと気になることがあります。

インターネットで FT8 の諸元を見ていると、周波数偏移幅50 Hz という情報が散見されます。
CQ 誌に掲載された情報もそのようになっており、それをお手本として情報が広がっているのかもしれません。


一方、自分が昨年 7 月に変更申請したときは、WSJT-X の User Guide を参照して、
周波数偏移幅を 43.75 Hz と算出しました。
一応、そのときの算出根拠をここに記載しています。

自分の考えに間違いが有るのではと少し不安になり、実際の波形にて確認してみることにしました。


WSJT-X で送出した FT8 の音声信号を、Wave Spectra で FFT 解析します。

デジタルモードのインターフェースはリグに接続せず、音声出力と音声入力を直接接続します。
WSJT-X を起動し、TX 周波数を 1500 Hz にセットして、FT8 のメッセージを送出。
種々のメッセージパターンについて Wave Spectra でスペクトラムのピークホールドを取りました。

20180311_0001

分解能が足らないため荒っぽい波形となっていますが、トーン周波数のスペクトラムは何となく分かります。
これを見て、自分が計算した結果と一致していることが分かりました。

やはり、FT8 の周波数偏移幅は 43.75 Hz ではないでしょうか。

50 Hz は周波数帯域幅であり、周波数偏移幅 とごっちゃにしているように思われます。
FSK 信号の場合は、周波数偏移幅 < 周波数帯域幅 になるはずです。


なお自分の諸元では、最大周波数偏移幅を +43.75 Hz としていますが、これは 43.75 Hz の間違いです。
「幅」 には 「+」 の記号は不要だと思います。
+43.75 Hz とするならば、「最大周波数偏移」とすべきでした。

2018年3月 3日 (土)

2018/3/3のQSO

3週間ぶりにオンエアしました。

昼過ぎに 18 MHz の FT8 で BV と 1 QSO。
その後外出して、夕方戻ってきたら、ヨーロッパが賑やかに聞こえています。
しかしなかなか QSO できず、程なくコンディションが落ちていきました。
コンディションの良いタイミングを逃してしまった感じです。

18 MHz も 殆どが 18.100 MHz FT8 で、JT65 の信号は全く聞こえてきませんでした。
トレンドの移り変わりは早いなと、つくづく感じました。


その後、リグ・アンテナを入れ替えて、430 MHz にバンドチェンジ。
20:00 から 430.510 MHz 付近で送信スケジュールが組まれていますので、
それを狙ってのオンエアです。
しかし、結局オンエアし始めたのが 21:00 前からで、何とか FT8 で 5 QSO できました。

結構 430.510 MHz 付近で信号が聞こえてきましたが、21:10 を過ぎるとパッタリ信号が
聞こえなくなりました。


今日のQSOは以下のとおりです。

18MHz FT8 (1QSO):
BX2AFO

430MHz FT8 (5QSO):
JH3ECA, JR3PLZ, JA3BLK, JA3KNR, JE3MTQ

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