TS-950SDXのリグコントロール用インターフェースの作製2
先日、TS-950SDX用のリグコントロールインターフェースを作りましたが、
前回の製作記の内容に間違いのあることが判りました。
やはりTS-950SDXのシリアル通信仕様に合わせて、FT232RLの出力を論理反転する必要があります。
FTDI社から提供されている、"FT Prog"というソフトを使い、EEPROMのデータを書き換えます。
具体的には、"Hardware Specific"の下の"Invert RS232 Signals"の項目で、
Invert TXD, Invert RXD, Invert RTS#, Invert CTS#の4つにチェックマークを入れて、出力極性を反転させます。
その内容でEEPROMに書き込めば、OKです。
結局、これらの信号の極性を反転しないと、リグコントロールはできませんでした。
出力の極性反転を設定後、ハムログでリグコントロールを試してみますと、2テンポぐらい遅れますが、
Clearボタンを押さなくても周波数は自動で追従します。モード変更時は、直ぐに反応します。
14.000MHz USBの状態を読み込んだところです。ちゃんと周波数とモードを読み取っています。
次に、CTESTWINでもリグの情報を読み込ませてみます。
Band Mapでは、ちゃんと14.00000MHzと周波数の状態を正確に読み込んでいます。
しかし、周波数リストでは、13.999MHzとなっており、微妙なズレが生じています。
周波数を変えてみると、ズレが有ったり無かったりと、常に一定のズレが生じていると言うわけではなさそうです。
この理由は不明ですが、さして影響は無く、実用上は問題ないと思いますので、特にこれ以上追求はしません。
まだケースに収めていませんが、とりあえず今回のインターフェースの作製は完結です。
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