RTTY用インターフェースの作製 (2)
GW休暇中になって部品を買いに行き、RTTY用インターフェースを作りました。
回路は若干変更しました。
フォトカプラのダイオードの逆方向電圧保護は、スイッチングダイオードを並列に入れることにしました。
これなら、逆方向電圧は0.7V以上掛かる心配はありません。
フォトカプラの出力側にも、保護用のダイオードを追加しておきました。
グダグダうんちく書いていますが、至ってオーソドックスな回路です。
この程度の規模ならプリント基板を起こすほどのものではないのですが、配線が面倒くさいので
プリント基板を作り、プラスチックケースに収めました。
PC側はD-sub 9pinのメスコネクタ、リグ側はMini DINコネクタ(4pin)、どちらも基板付け用を使いました。
USB-RS232C変換ケーブルは先日購入済みですが、千石電商で970円の安物を見かけたので、
追加で買いました。
変換用デバイスは台湾製のようです(先日購入したメーカー製は、FTDIだった)。
インターフェースとリグの間は、3芯のケーブルで繋ぎます。
残念なことに、Mini DINコネクタに、CW用のケーブルまで通すことができなかったので、
暫定的ですが諦めて、RTTYの信号だけ接続することにしました。
片側はMini DIN 4pinで、もう片方はDIN 13pinです。
このケーブル作製が面倒くさかったです。
組み上がったところで、動作チェックです。
USB-RS232C変換ケーブルは、今回購入した安物を使いました。
RS232Cの出力のレベルは、"H"レベル:8V、"L"レベル:-7Vぐらいです。
出力電流 ±2mA弱の負荷を与えているので、若干電圧がドロップしています。
無負荷時は、±10Vでした。
フォトカプラの入力のレベルも確認すると、"H"レベル:1.1V、"L"レベル:-0.6Vです。
逆方向電圧に対して、ちゃんと保護されていることがわかります。
ここまで確認したところで、リグと接続。ようやく使えるようになった、TS-590Sに接続です。
リグをFSKモードにし、MMTTYを立ち上げてRYを送信。リグのモニタからピロピロ音が聞こえます。
別のリグ(TS-950SDX、アンテナ未接続)でモニタしても、ピロピロ音が聞こえます。
ちゃんとFSKキーイングができているようです。PTTの動作もOKです。
CWキーイングは接続できませんでしたが、とりあえずRTTY用インターフェースは製作完了です。
それで、早速RTTYでQSOと行きたいところですが、まだまだ慣れていないこともあり、
コールする勇気も出ず、結局QSOできずじまいでした。ワッチをして雰囲気を掴みながら、
ボチボチQSOしていきたいと思います。
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