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2013年11月の7件の記事

2013年11月24日 (日)

HFV5でQRVしたWW CW 21MHz

昨年と同様に、WW CWを21MHzで少し囓ってみました。
(7MHzについては別記事で書いています)

アンテナはいつものHFV5で、21MHzモノバンド仕様にしました。
いつもと同じように、水平方向にベランダへ設置しています。

20131124001


◇一日目(11/23)
アンテナの準備で少々出遅れたせいか、北米ができずじまいでした。
南米も聞こえていましたが、ピックアップしてもらえず、無視されつづけました。
昼間は出かけていて、帰宅後18:30頃からワッチしましたが、ヨーロッパが良く聞こえています。
G, F, EAあたりまでQSOできました。30分ほどで終了、7MHzに移りました。

◇二日目(11/24)
朝に北米ができ、かつ1QSOだけだが東海岸もできました。
昼には、南米(PY)と何とか1QSOしました。
昼過ぎからヨーロッパが聞こえ始め、だんだん賑やかになっていきます。
S21が聞こえており、何度も呼びましたが、QRMやQRNに潰されていたのか、結局QSOできずでした。
アフリカ(5H)も聞こえましたが、弱い上にパイルになっており、こちらは呼ぶ気も起こらず。
夕方前には、ヨーロッパが599オーバーで強く入感し、かつ酷いエコーを伴って聞こえています。
その中で、南米(CX)が割と強く入感しているのを見つけ、何とかQSOもできました。
これはロングパスでしょうか。
その後、アフリカ(CNとCT3)を見つけ、パイルになっていなかったのでQSOできました。
18時前にはコンディションが落ちてきたので、運用を終えました。

ということで、21MHzは48QSO、QSOできたゾーンは、
01, 03, 04, 05, 11, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 23, 24, 26,
27, 28, 29, 30, 31, 32, 33
でした。

まあこのアンテナにしては、上出来だったと思います。

WW CWに7MHz MVアンテナで参加してみた

タイトルは大袈裟なんですが、要はうちのMVアンテナでどこまで飛ぶのか試してみただけです。

初日(11/23)の夕方から夜中に掛けて、あっちこっち呼びに回るも無視されまくり。
相当ストレスを溜めながら、ようやくQSOできたのが以下の国々。
  W, XE, UA, YU, OM, HA, UN, SP, OH
ゾーンでは、03, 04, 06, 15, 16, 17です。

一応、北米や欧州へは電波が届いたことになりますが、かなりの確率でコールサインを
何度も聞き返されたので、相当弱かったのだと思われます。
南米やオセアニアなどの局も聞こえていましたが、かすりもしませんでした。

これで、国内QSO/海外QSOとも、うちのMVアンテナの実力が大体つかめました。

2013年11月23日 (土)

11/17のQSOは不成立?

11/17に7MHzでW8A、T33A、YE5RとQSOしたつもりになっていましたが、
オンラインログで確認したところ、W8AとT33Aはヒットせず。QSO不成立で残念!!
YE5Rは無事確認できました。

W8Aは、"JI3CIS" とコピーされていたようです。
T33Aは、念のため5エリアのコールサインでQSOしていた分で確認が取れたので、
ひとまず安心。

リベンジで、昨日(11/22)W8Aを呼びましたが、またしてもコピーが怪しい。
念のため、5エリアのコールサインでも呼び、こちらは多分OKの感触。
後でオンラインログを調べると、やはり "JI3CIH" とコピーされていたようです。
なお、5エリアのコールサインはOKでした。

2013年11月17日 (日)

11/17の運用 (7MHz, 50MHz)

午前中はJA9コンテストHF(電信部門)の参加局を追いかけました。
これが中々QSOできず、苦労しました。
いつもコンテストでお世話になっている方が現地乗り込みされています。この方を含め何局か、
かなりのパイルを受けています。珍しいJCC/JCGにでも移動されているのでしょう。
こちらから何度コールしても、ピックアップしてもらえません。やっぱりこちらの電波はショボイ?
パイルが収まるのを待つしかありませんでしたが、結構時間が掛かりました。

昼前にはMVアンテナを撤収し、50MHzの2エレを設置し直しました。
50.1MHz付近を聞くと、VKが聞こえています。ただ、のんびりとQSOしているようなので、
中々コールできそうにありません。一旦諦めました。

昼食後、再びワッチすると別のVK局が聞こえます。QSBを伴っていますが、ピーク579ぐらいで
強く入感しています。こちらはショートQSOなので、何度かコールしてみました。
しかし、ピックアップしてもらうことなく、しばらくしたら消えてしまいました。
ロケーション的に南側は全くだめなので、非常に残念でした。

その後、SSBでもVK局のQSOも確認しています。
先週といい、ここのところ50MHzのコンディションは良いのでしょうね。

50MHzでは1局もQSOせず、夕方暗くなる前に、撤収しました。

2013年11月16日 (土)

7MHzのマイクロバートアンテナで初DX

夕方になってから、7MHzのMVアンテナをベランダに設置して、7MHzに少しQRVしました。

CW帯をワッチするも、国内近距離はすでにスキップしています。
ぐるぐるダイアルを回していると、7.016MHz付近でパイルになっているのを見つけました。
よくよく聞いてみると1kHz下でW8Aが出ていました。私の設備ではフェージングもあり、
結構厳しい感じです。
ダメ元でコールしてみました。何度も周波数を小まめに変えながらコールし続けました。
かなり呼んだ後で、"JI3C"のコールバックが。やったぁ!!、引っ掛かりました。
しかし繰り返しコールするも、"JI3C"が返ってくるばかりです。有り難いことに、W8A局も
諦めずにコールをコピーしようとしてくれてます。QSOが成立するまで時間が掛かっており、
他局に迷惑を掛けていると思う申し訳なさがありましたが、何度もコールし続けた末に、
若干怪しいながらもようやくコピーしてくれたようです。
MVアンテナでは、初の海外局とのQSOです。

続けてしばらくバンド内をスイープしていると、7.005MHzでT33AがCQを出しているのが
聞こえてきました。"UP"と打っているので、1kHzほど上を聞いてみます。どうやらパラパラと
しか呼ばれていないようです。これはいけるのでは!! と、数回目のコールででピックアップして
もらえました。一応QSO成立したと思います。

夕食後に再びワッチしていると、今度は7.027MHz付近でYE5Rが、結構強く入感しています。
オンフレのようですが、殆ど誰も呼んでいないようです。いざコールしてみると、タイミング悪く
数局同時に呼んだようです。こらあかんと思った瞬間、何と一発でフルコピーでコールバックが
あり、あっけなくQSOできました。この瞬間は、ちょっと嬉しかったですね。

本日、オセアニアで3QSOです。方角的にはベランダの向きと反対側なので最悪のはずなんですが、
1mちょっとのこんなアンテナで、オセアニアまで飛んだのはびっくりです。

夜中になって7MHzをワッチすると、北米西海岸の局が強力に入感しています。
またヨーロッパ方面は、UA3やLYなどがそこそこの強さで入感しています。
北東から北西にかけては、障害物も全くなくロケーション的にも開けている方向なので、
QSOできそうな気になってきます。

次週はCQ WW DXコンテスト(CW)なので、QSOできるか是非試してみたいです。
残念ながら、昨晩はワッチのみで終わりました。

50MHz 2エレΣビームアンテナのバラン

先週作製した、50MHz 2エレΣビームアンテナですが、バランがイマイチではないかという疑念が
ありましたので、測定してみることにしました。
ただ、高周波の測定環境、技術は持ち合わせていないので、結果はかなりいい加減だと思います。


まずは、昨年作った平衡度メーターを用いて確認。

始めに、バランを通さずに直接測定すると、メーターが左に振り切れています。
不平衡のままであることがわかります。

20131116_0001

つづいて、フロートバランを通して測定。メーターがほぼセンターを指しています。
概ね平衡になっているように見受けられます。

20131116_0002


次に、オシロスコープで波形を確認してみました。
上が芯線側、下が編組線側です。位相はほぼ180°反転していますが、振幅に差があります。
完全な平衡にはなっていないようです。
これだけ振幅差があると、平衡度メーターはもっとアンバランスに振れてもよいはずですが。
オシロでの波形測定が、イマイチなのかも。

20131116_0003

バランの入出力で波形を確認すると、減衰(通過ロス)はさほど大きくないようです。
上が入力側、下が出力側です。

20131116_0004


ということで、バランの特性はボロボロではないと思われます。
先週の測定では、バランの特性がNGという結果になりましたが、これは測定ミスでした。
1MΩ受けのプローブを使っていたのに、オシロの入力がCH2だけ50Ω受けになっていました。
これに気づかなかったのが原因でした。

強制バランを作り直すべく、トロイダルコアを入手計画中です。

2013年11月10日 (日)

50MHz 2エレΣビームアンテナの製作

50MHzはアローラインを使ってきましたが、何か物足りなさを感じます。
しかし、ベランダに八木アンテナやHB9CVを設置しようとすると、それだけでベランダを占有してしまい、
他のバンドのアンテナが設置できません。そこで、少々コンパクトな2エレのΣビームアンテナを
作ってみることにしました。

Σビームとは、Vビーム八木アンテナのエレメント先端を折り曲げ、ギリシャ文字のΣの形に
したものです。開局当初に28MHzで作り、結構楽しめた経験があったので、これに決めました。

まずは、アンテナシミュレータMMANAで大枠のサイズを決めます。
エレメント間隔は、80cm。ラジエータが1.617m、リフレクタが1.7mでちょうど共振しました。
エレメントを折り曲げているせいか、1/4λ×短縮率よりエレメント長が計算上長くなっています。

Sigma_figure_3


給電インピーダンスは計算上約18Ωになるので、ヘアピンスタブ等によるマッチングが必要です。
F/B比の計算値は約15dBです。指向性パターンは下図のようになりました。

2ele_sigmabeam

(水平に設置した)アローラインが下図のようなパターンなので、Σビームの飛びに期待したくなります。

Arrowline


先週の3連休で材料集めや下準備を進め、昨日本格的にアンテナ製作を行いました。
組み上がった状態(今朝撮影)です。奥にあるのが、比較用に設置したアローラインです。

20131110_0001


エレメントは、曲げ加工が必要なので、パイプではなく12mm幅/3mm厚のアルミフラットバーを
使いました。多少撓りはしますが、強度はあると思います。
エレメントクランプは、15mm厚のポリエチレン製まな板を三角形に切り出して使いました。
縁の部分にエレメントをタッピングビスで固定しています。

20131110_0002


エレメントを鋭角の45°に曲げた部分です。3mm厚のフラットバーを曲げるのは結構力が要ります。
万力に挟み、堅い物を噛ませながら少しRをつけて曲げました。手作業なので、なかなか綺麗には
仕上がりません。この部分でエレメントを分解できるようにしています。

20131110_0003


先端部分のエレメント(ラジエータ用、リフレクタ用各2本ずつ)です。
ビス、ナット類はステンレス製にしています。他のアンテナもそうですが、
ネジ類はケチらないようにしています。

20131110_0004


ブームは、20mm×20mm×1000mmの角パイプです。
マストクランプは、グラス・ファイバー工研製のUブラ 35mm型を使いました。
タッパ容器に収納したバランも、ネジで固定しています。

20131110_0005


今回このバランで苦戦しました。
最初強制バランを作ろうと、FT140-#61に1.2mmエナメル線を6回トリファイラ巻きしましたが、
50MHzでのVSWRが悪くて諦めてしまいました。
仕方なく、コアをFT140-#43に変えて、1.2mmエナメル線を15回バイファイラ巻きした
フロートバランを作りました。

20131110_0006


組み立て、調整などやっていたら、夜遅く22時近くまで掛かってしまいました。
50.0〜50.5MHzぐらいまでは、リグで測ったVSWRは1.0です。それ以上の周波数は
見ていません。

一段落したところで、リグをつないでバンド内をワッチしてみます。
ラグチューしている局を聞きながら、アンテナをΣビームとアローラインを切り替えて比較。
期待とは裏腹に、両者に大して差がありません。気持ちアローラインの方が強いように
感じられます。指向性の関係でしょうか。
Σビームを回転させると信号強度が変わるので、一応指向性らしきものはありそうです。

しばらくして、CQを出しました。なかなか応答ありませんでしたが、兵庫のOM局からお声がけ
いただきました。奇遇にも、昨年末144MHzのアンテナを作ったときにレポートをいただいたOMです。
今回もアンテナを切り替えながら、レポートをいただきました。Σビームの方が若干強いとのことです。
SSBではSメーターが安定しないので、AMに切り替えてまでレポートをいただきました。
もう一局、大阪の方とQSOをしました。やはり、Σビームの方が強いとレポートをもらいました。
何かスッキリはしませんが、結果良しなのでしょうか。

そして今朝ワッチしたら、50.1MHz付近でCWのパイルになっています。
どこかDXがでているのでしょうが、弱くて聞こえません。
少し下でも、JAの局が次々呼んでいます。弱いながらもKH7Y(ハワイ)が聞こえます。
ダメ元で呼んでみると、3回目ぐらいでミスコピー無くピックアップしてもらえました。
自作したアンテナでDXができると、気持ちが良いものです。
雨が吹きかけてきているので、昼前にはアンテナを下ろしました。

その後フロートバランの特性を調べて見ましたが、どうもこれがくせ者のようです。
測定が悪かった可能性もありますが、平衡度は悪い上に、通過ロスがありそうです。
アローラインと大差無く、何かスッキリしなかったのは、このバランでのロスが原因
かもしれません。課題が一つ残ってしましました。

今日はここまでになりました。

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