50MHz 2エレΣビームアンテナのバラン
先週作製した、50MHz 2エレΣビームアンテナですが、バランがイマイチではないかという疑念が
ありましたので、測定してみることにしました。
ただ、高周波の測定環境、技術は持ち合わせていないので、結果はかなりいい加減だと思います。
まずは、昨年作った平衡度メーターを用いて確認。
始めに、バランを通さずに直接測定すると、メーターが左に振り切れています。
不平衡のままであることがわかります。
つづいて、フロートバランを通して測定。メーターがほぼセンターを指しています。
概ね平衡になっているように見受けられます。
次に、オシロスコープで波形を確認してみました。
上が芯線側、下が編組線側です。位相はほぼ180°反転していますが、振幅に差があります。
完全な平衡にはなっていないようです。
これだけ振幅差があると、平衡度メーターはもっとアンバランスに振れてもよいはずですが。
オシロでの波形測定が、イマイチなのかも。
バランの入出力で波形を確認すると、減衰(通過ロス)はさほど大きくないようです。
上が入力側、下が出力側です。
ということで、バランの特性はボロボロではないと思われます。
先週の測定では、バランの特性がNGという結果になりましたが、これは測定ミスでした。
1MΩ受けのプローブを使っていたのに、オシロの入力がCH2だけ50Ω受けになっていました。
これに気づかなかったのが原因でした。
強制バランを作り直すべく、トロイダルコアを入手計画中です。
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