7MHz用マイクロバートアンテナの製作 (3)
少し間隔が開いてしまいました。
今日は、MVアンテナをベランダのマストに固定し、少々いじってみることに
しました。
コイルのインダクタンスは、アンテナアナライザでも測定できそうなので、
まずそれから。リアクタンスが650Ω以上だと測定不能とのことなので、
周波数を落として測定。2MHzあたりで測定すると、約25µHと表示。
まあそこそこの値が出ていますが、巻数を少し減らしすぎた感もあります。
39巻ぐらいが良かったのかもしれません。
次に、MVアンテナをマストに設置してみます。
うちのベランダは屋根が低く、MVアンテナを垂直に設置できそうにないので、
写真のとおり水平に突き出すような形で、マストに固定しました。
カウンターポイズの5D-2Vを、ベランダ内に適当に張り巡らせ、CMフィルタを
接続して、アンテナアナライザで測定すると、6.95〜7.1MHzあたりでSWRが
2.0以下になっています。7.0〜7.05MHzで、SWRが最小の1.4です。
やはり、カウンターポイズの張り方を変えると、様子はずいぶん変わります。
これならいけるかなと思い、早速リグにつないで見ようと思いましたが、
残念なことにCMフィルタとリグをつなぐ同軸が無く、お預けになりました。
次は以下のことを変更してみようと思います。
・カウンターポイズを、3D-2Vにする
5D-2Vだと嵩張るし、100W以下なら3D-2Vで充分。
減衰も気にならないと思う。
・カウンターポイズは、片側をM型プラグ、もう片方をM型ジャックにする
今回リグに接続できなかった理由がこれ。
別のカウンターポイズを接続し、延長できるように。
部品が手元に無いので、また買い出しに行かなければならないです。
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コメント
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はじめまして、いろいろ楽しまれてますね。
マイクロバートは、給電点から1/4波長ほどの同軸ケーブルのところがメインの輻射部です。
ここをなるべく空中に露出できるとよい結果になります。電流定在波の分布を描くとわかりますが、その大きさ通りに輻射強度が分布します。
芯線の先の部分も輻射しますが、超短縮なので同調点を調整する部分(リアクタンスマッチング部)という感じになります。
投稿: CTB | 2020年6月 1日 (月) 20時45分
CTBさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
マイクロバートは、MMANAでもシミュレートしたことがあり、ご指摘のことがよく理解できます。
カウンターポイズと言いつつ、地面を這わすのでは無く、空中に張ることが重要ですよね。
集合住宅暮らしな故、狭いベランダ内に何回も折り曲げながら、同軸を引き回しています。
それでも7MHz帯であれば、国内QSOぐらいならそこそこ楽しめる、素晴らしいアンテナだと思っています。
投稿: ji3csh | 2020年6月 1日 (月) 21時38分