50MHz アローラインでの追加確認
給電部にフロートバランを入れて失敗した50MHzのアローライン
ですが、少し確認したかったことがあり、実験してみました。
フロートバラン(コモンモードフィルタ)の入れる場所を、
給電点から1/4λのところにしたらどうなるかということです。
ちょうど電流分布の節になる部分ですし、スリーブアンテナも
1/4λ外側導体を折り返すので、何か様子が変わるのではないかと...。
しかし結果は、あまり大した効果なしでした。
50MHzの1/4λ×同軸の短縮率(0.67)である1mの中継
ケーブルを作り、以下比較実験をしました。
①給電点にフロートバランを入れる。
②給電点に1mの中継ケーブルをつなぎ、コモンモードフィルタを入れる。
③給電点に1mの中継ケーブルをつなぎ、直接同軸をつなぐ
受信の信号強度は、①②③ともほとんど変わりませんでしたが、
ノイズが①(S=3) > ②(S=2) > ③(S=1)の順になりましたので、
S/N的には③の直接同軸をつなぐのが良い結果でした。
さらに、前回に確認できていましたが、リグの直後に
コモンモードフィルタを入れると、さらにノイズが改善されました。
この③の条件にて、昨日今日開催のフィールドデーコンテストで
少々QRVし、確認してみました。
残念ながらEsが出ている状況下の確認はできませんでしたが、
GWでは、大分から静岡ぐらいまでQSOできました。鳥取や岐阜、
長野の局も結構メータが振っていました。
カスカスで聞こえてくる局も、呼んだら応答がありました。
6m & Downのときよりは、明らかに改善しています。
とりあえず、50MHzのアローラインの給電部は、これでFixですね。
フィールドデーコンテストは、パラパラと呼びに回っただけなので、
50MHz CWのみの22QSOで終わりました。
電子ログだけは出しておこうと思っています。
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