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カテゴリー「無線(リグ・周辺機器)」の54件の記事

2025年2月 9日 (日)

エレキーのパドル用接続コードを再製作

エレキーのパドル用接続コードが不調となり、使い物にならなくなったので、
先週日本橋に出向いて部材を調達し、この週末にようやく作り直しました。

買ってきたのは、0.5sq 3心 (シールド付) のマイクロホン用ビニールコード (mvvs) です。
ちゃんとしたメーカー製のコードなので、こんどは大丈夫でしょう。
長さは少々短く、1m にしました。

20250209_0001

Common の線 (黒色) とシールドは、フォーンプラグ部分で接続していますが、
圧着コネクタ側 (パドルに繋がる方) はシールド線は出していません。

やっと、またエレキーを使えるようになりました。

2025年1月13日 (月)

エレキーのパドル用接続コードで不具合

最近 CW で運用するときは、
一昨年購入した GHD 社の GD607F自作のエレキーを使っています。

パドルとエレキーを接続するコードは、
千石電商で買った "φ6.3ステレオケーブル 1.5m" (たぶんこれ) の片側のプラグを切り落とし、
Y 型圧着端子 1.25Y-3.5 を付けたものを使っています。

 


昨日 430 MHz の CW で運用中、突然長点の送出が止まらない現象が起こりました。
パドルから接続コードを外しても、連続長点送出の状態のままです。
エレキーから接続コードのプラグを抜くと、ようやく止まります。
どうやら、この接続コードで線が短絡しているようです。

20250113_0001

 

いちばん怪しいフォーンプラグの部分をチェックし、ハンダ付けし直しました。
写真に撮り忘れましたが、元々のフォーンプラグの加工状態は悪く、
お世辞にも品質が良いとは言えないような状況でした。

フォーンプラグ部分を再加工しても、上記の症状は変わりません。
プラグからコードを切り離し、プラグ単体でエレキーに挿すと、問題は起こりません。

よって、コードの途中で線同士が短絡していることになります。
マルチメーターで抵抗を測っても、ほぼ 0 Ω でした。
コードの途中をいろいろ触っていくと、短絡 / オープン の症状が変わる場所があります。

 


コード (ケーブル) の故障は、大半が断線ではないでしょうか。
今回のように、外皮の内側で線同士が短絡するような故障は希に思います。
線の絶縁体被覆がもともと裂けていたか、脆かったのでしょう。

この "φ6.3ステレオケーブル 1.5m" ですが、
フォーンプラグ部分の加工にしても、コード部分の品質にしても、
とても安心して使えるような代物ではないと感じました。
もう二度と買いません。

 


昔から使っているパドル、Bencher BY-1 に接続しているコードですが、
よく見るとフジクラ製です。

40 年以上使用し、何遍も曲げたり伸ばしたりしているはずですが、
未だに断線や短絡などの不具合は発生していません。
やっぱり、安心のフジクラ製ですね。

2024年10月14日 (月)

NanoVNA-H4 と tinySA のファームウェアを久々にアップデート

買ったはいいものの、最近使用機会が減ってしまったこれらの機器。
動作確認も兼ねて、最新のファームウェアにアップデートすることにしました。

アップデートの方法は、インターネット上で多数紹介されているので、
それを参考にさせていただきました。

NanoVNA-H4 は少し苦戦しましたが、何とかアップデート成功しました。

20241014_0001

20241014_0002

NanoVNA-H4 はメモリーが全クリアされてしまったので、
日付やらプリセットしていた情報が全て消え去ってしましました。

tinySA は、最新ファームウェアでもセルフテストをクリアすることを確認済みです。

2024年7月 7日 (日)

FT-991AM のファームウェアアップデート

YAESU からはお知らせなどが届かないので今までは気付かなかったのですが、
ちょっと前にネットを見ていたら、FT-991A の新しいファームウェアが
リリースされているとの情報を見かけました。

急ぎでもないので、そのうちアップデートしたらいいかと思っていたら、
しばらくすっかり忘れていました。

今日ふと思い出しましたので、また忘れないうちにアップデートすることにしました。

 


まずは、現状のファームウェアの確認。
メインは Ver. 2.04 、DSP は Ver. 1.11 です。

20240707_0001

YAESU のホームページ
https://www.yaesu.com/jp/amateur_index/product/ft-991a/download.html
から新しいファームウェアをダウンロードします。

今回 (2024/6) リリースされたのはメインファームウェア Ver. 2.07 のようです。
DSP ファームウェアは Ver. 1.12 がすでにリリース済みだったようですが、
上図のとおり私の FT-991AM は Ver. 1.11 と古いようなので、
こちらもアップデートすることにしました。
そういえば FT-991AM は、今まで一度もアップデートしたことが無かったかも...。

アップデートのやりかたは、上記のホームページからダウンロードできるマニュアルに記載されています。

 

ということで、何とか無事にアップデート完了です。
メインは Ver. 2.07 、DSP は Ver. 1.12 になりました。

20240707_0002

 


ファームウェアアップデートが成功したのは良かったのですが、
すべての設定が工場出荷状態に初期化されていました。

FT8 運用のための設定を含め、ちょこちょことカスタマイズしていたので、
設定を戻していくのは面倒くさい作業でした。

今後のために、いちおう全メニューの設定内容を記録として残しておきました。

2023年12月17日 (日)

tinySA Ultra を購入

遅れ馳せながら、tinySA Ultra を買いました。
12/7 の深夜に Banggood で注文、12/15 に商品が届きました。
以下いろいろと書きますが、おそらく粗悪なクローン品ではなく、
本物ではないかと思われます。
良かったです!!

 


早速開梱し、内容物の確認です。

20231217_0001

・tinySA Ultra 本体 (32 GB マイクロ SD 付き)
・SMA の同軸ケーブル2本
・ロッドアンテナ
・USB-A ー USB-C ケーブル
・ギターピックのようなもの

 

ニセモノ (クローン) が多いとのことなので、ネットの情報を元に確認していきます。
まずは、蓋を開けて基板を確認してみます。

20231217_0002

ちゃんとシールド板が取り付けられていますし、ネット上の (本物の) 写真と同じように見えます。
基板のバージョンは V0.4.5.1 となっています。

 

蓋を閉めて、裏蓋の銘板を確認。

20231217_0003

H/W version は V0.4.5.1.1 となっています。
tinySA のホームページの情報によると、

HW versions and differences:
・V0.4.5.1 First HW version
・V0.4.5.1.1 Updated LCD screen for availability reasons

とのことで、ハードウェアは今のところ最新版のようです。

ニセモノは、ファームウェアをアップデートした後、
セルフテストやキャリブレーションでエラーになるとのことなので、
これも確認してみます。

ファームウェアのアップデートは、TinySA-App を使って行いました。
TinySA-App の入手やファームウェアのアップデートのやり方は、
tinySA のホームページに記載されています。
https://tinysa.org/wiki/pmwiki.php?n=Main.UpdatingTheFirmware

現時点 (2023年12月17日)でのファームウェア最新版は、
 tinySA4_v1.4-134-g3c20a9c
です。

アップデート後に、tinySA Ultra 本体で確認してみます。

20231217_0004

SW の Version のところを見ると、確かに tinySA4_v1.4-134-g3c20a9c となっています。
Build Time も Dec. 8 2023 09:56:37 となっており、ホームページの情報と一致しています。
問題なくファームウェアがアップデートされたことが確認できました。

HW Version は V0.4.5.1.1 と表示されており、裏蓋の銘板表記と同じで問題なさそうです。

続いてセルフテストを実施してみます。

20231217_0005

すべて問題なく Pass しています。
大丈夫そうです。

 

さらに、キャリブレーションを実行してみます。

20231217_0006

ちょっとだけ時間は掛かりますが、エラーが出ることなく完了しました。
これも大丈夫そうです。

 

無信号時のフロアノイズは、-89dBm ぐらいです。

20231217_0007

 

上記の結果を総合的に見て、ハズレの個体では無さそうということが分かり、
ちょっと安心しました。

 


HP のスペアナも持っているのですが、重たくて (20 kg 超) 頻繁に使う気がしません。
tinySA は気軽に使えますので、ますます HP のスペアナは使用頻度が下がってしまいそうです。

 

tinySA Ultra を具体的に何に使用するかはまだノープランですが、
自局電波のモニターや同軸の同相電流の測定などできたらいいなと考えています。

2023年12月 9日 (土)

Bencher BY-1 のゴム足交換

40 年来使っている Bencher のパドル BY-1 ですが、
ゴム足が硬化しているため滑って固定力が弱く、使いづらい状況でした。

そこで、ゴム足を交換することにしました。

 


問題のゴム足は、三箇所です。

20231209_0002 

 

ゴム足を拡大してみました。
プラスチックのように、カチカチになっています。

20231209_0003

 

ゴム足を外しました。

20231209_0004

 

買ってきたゴム足です。
穴が開いていないので、ドリルで Φ3mm の穴を開けました。

20231209_0005 

 

新しいゴム足を付けました。
もう少し大きいゴム足を付けようかと迷いましたが、
他のパーツと干渉してしまうので、ちょうど良かったです。

20231209_0006

 

ゴム足交換で、パドル操作をしても滑らなくなり、使いやすくなりました。

20231209_0007

 

リフレッシュできた感じなので、また使い続けていきたいと思います。

2023年12月 3日 (日)

パドルを追加

だいぶ前のことになりますが、
この夏の関ハムへ行ったときに、パドルを購入しました。

20231203_0001 

カチッカチッとしっかり打った感のあるパドルが欲しく、
本当は GD607DXF の方にしたかったのですが、
もう生産終了しているので、こちらの GD607F を買いました。

リグとの接続コードは純正を買うとちょっと高いので、
千石電商で "φ6.3ステレオケーブル 1.5m" を買い、
片側のプラグを切り落として Y 型圧着端子 1.25Y-3.5 を付けました。
補強のため、熱収縮チューブを被せておきました。

20231203_0002

ベースがどっしりしていて、ゴム足がしっかり支えてくれるので、
本体が動くことなく安定してパドルを打つことができます。

最初は固めに調整していたのですが、
どうも打ちにくいので、
少し柔らかめで接点間隔も狭めに調整し直しました。

リグとの接続コードは端子台部分のネジ止めでも可能なので、
右手打ち/左手打ちの切り替えも簡単にできるところが良いです。

クロムメッキで綺麗なのですが、指紋やホコリが気になります。
その点、Bencher の BY-1 は指紋も目立たないので、
気にせず気軽に使えるところが良いです。

20231203_0003

 

この BY-1、足のゴム足がプラスチックのように硬化しており
(最初からプラスチックだったのかもしれませんが)
パドルを打つと本体が滑って動いてしまうのが難点です。
折を見て、こちらのゴム足も滑らないタイプに交換し、使いやすくしたいと考えています。

 

この BY-1 は 40 年以上愛用しており、慣れが違うので使っていても安心ですが、
気分次第で、BY-1 と GD607F を使い分けていこうと思います。

2023年5月21日 (日)

SWR アナライザ MFJ-259B が故障?

HFV-5 を 18 MHz 帯仕様から 24 MHz 帯仕様に変えるため、
エレメント長の調整用をしようと SWR アナライザ MFJ-259B のスイッチを ON にしたところ、
何か表示がおかしいです。

 

説明の順番が逆になりますが、電源スイッチを ON にすると電源電圧チェックの結果が表示されます。
電源電圧は 11.7 V で OK と表示されています。
電源電圧の下限は 11 V なので、OK は間違いありません。

20230521_0001

 

次に周波数、VSWR、純抵抗、リアクタンスが表示されるのですが、
周波数が 0.0000 MHz となっています。
動作異常のようです。

20230521_0002

 

色々と弄っていてしばらくすると、周波数レンジの低い方はちゃんと動作し始めました。
もう少し放置していたら、周波数レンジの高い方まで動作するようになりました。
電源電圧の表示も、11.9 V と少し高くなっています。

電源電圧の仕様範囲内で動作異常となっているので、故障といえば故障なのでしょうが、
どうも電源電圧が低いことによって、MFJ-259B の発振回路の動作マージンが減ってしまい、
発振停止となってしまっているような感じです。

 

電源電圧を上げてやれば安定して発振してくれることを期待して、
電池交換 (充電池の充電) することにしました。

充電池 (エネループ) を 10 本使用なので、充電には結構時間が掛かります。
急速充電器 (4本充電可能) と通常の充電器 (4本充電可能) を持っていますが、一回では充電できません。
なので、二回に分けて充電します。

急速充電器を持っていなかったときは、充電を三回に分ける必要があり、かなりの時間を要しました。

20230521_0003

 

前回充電したときに、裏蓋の付け方を間違えたのか、ネジ 10 本外して裏蓋を全部外す必要がありました。
でも、本当はこのようにネジ 2 本外すだけで電池交換ができるようになっています。
裏蓋を取り付ける際には、蓋の向きに注意が必要です。

20230521_0004

 

充電完了した電池に交換し、電源スイッチを ON にしてみます。
電源電圧は 13.7 V となっています。

ただ、ニッケル水素電池の公称電圧は 1.2 V と普通の乾電池のそれよりは低いので、
10 本いれたところで 15 V には届きません。

20230521_0005

そしてアナライザの動作がどうかというと、
一番高い周波数レンジの最大周波数 (約 170 MHz) でも、即座に周波数表示されました。
動作的に問題無さそうです。

20230521_0006

 

動作異常は、(仕様範囲内であるが) 電源電圧が低かったことによるものと今回は勝手に結論づけましたが、
どこか部品の劣化によって、電源電圧下限に対するマージンが少なくなっている可能性も考えられます。

NanoVNA-H4 を手に入れたので、MFJ-259B の出番もかなり減ってしまってますが、
もう少し様子を見てみたいと思います。

HFV-5 の調整時には こちらの方が使い勝手が良いので、なかなか手放せません。

2022年5月 6日 (金)

TS-590S がちょっと不調

しばらく TS-590S の出番が少なかったので拗ねてしまったのか、
TS-590S が少し調子悪いです。

しばらく電源 OFF した状態から電源 ON したときに、
ANT 1 コネクタからの信号が大きく減衰してしまいます。

ANT 1/2 の切り替えやAT の ON/OFF をしても、状態は変わりませんが、
電源ボタンを OFF → ON して再度電源を入れ直すと、正常に受信できます。

上記の症状は、受信信号が減衰するだけでなく、
送信時も VSWR が ∞ になりますので、
ANT 1 コネクタにアンテナを繋いでいるにも関わらず、
開放状態になっているように思われます。

 

TS-590S のサービスマニュアルの回路図と、上記の症状を照らし合わせると、
点線で囲ったリレー K44 が ANT 2 に倒れっぱなしになっていると推察されます。

20220506_0001 、

リレーの不良なのか、またはリレーの駆動信号が悪いのかは分かりません。
このような事例は、他の TS-590 でも発生しているのでしょうか。

 


まだ修理対応期間だと思われますので、ド素人が変に触るよりは、
メーカーに任せた方が良いと思います。

 

ANT 2 コネクタにアンテナを繋いでいれば、今のところ特に支障は無さそうなので、
しばらくは修理に出さず、騙しだまし使っていこうと考えています。

2021年9月12日 (日)

リグのDC電源コードでの発熱

ちょっと前のことですが、コンテストでの運用を終えてリグを片付けようとしたときに、
DC 電源コードが熱を持っていることに気がつきました。
それ以来、DC 電源コードでの発熱や電圧降下が気になり出しました。

 


昨晩、430MHz FM で QSO していたときにその話をしたところ、
リグの種類は違えど、やはり同じような状況であるとのことでした。

私のリグは TS-2000SXで、QSO の相手方は IC-9700 をお使いでした。
430 MHz FM で 50 W 送信していると、みるみるうちに DC 電源コードが発熱します。
定量的ではないですが、「熱いに近い暖かい」ぐらいの温度感ということで、
お互いの見解が一致しました。

まあ、精神衛生上はあまりよろしくないです。

 


写真は TS-2000SX の DC 電源コードです。

20210912_0001

圧着スリーブを鋏んで左側がリグ側、右側は DC 安定化電源側です。
リグ側の電源コードは、ビニル被覆線が 2 パラになっています。
発熱する箇所は、圧着スリーブの部分と右側の単線 (単芯ではない) の部分です。
まあ、大体想像はつきますね。

単線に変換しているのは、ヒューズ BOX を噛ましているからでしょうか。

20210912_0002

このヒューズも、まあまあ発熱します。
ヒューズの抵抗値はどんなもんか調べてみたら、25 A 品で 3 mΩ 弱のようです。

参考:太平洋精工 BFAT-D 型 カタログより
https://www.pecj.co.jp/fuse/files/PEC_BFAT-D_jp.pdf

 

3 mΩ ってごく僅かのように感じますが、25 A も電流が流れると、
 3 mΩ × 25 A = 0.075 V
の電圧降下が生じ、
 3 mΩ × 25 A × 25 A = 1.875 W
の電力が損失し、熱に変わります。

+側、ー側ともにヒューズが入っていますので、合計で 4 W 弱の電力が損失しています。
結構バカにならないですね。

電源コードや圧着スリーブの抵抗、ヒューズ BOX での接触抵抗も有りますし、
電源コードが痛んでたりしたら抵抗値が大きくなるので、余計に電力損失 (発熱) してしまいます。

 


ヒューズを付けなければ、ビニル被覆線 2 パラ部分から電源供給することができ、
電圧降下や電力損失 (発熱) を抑えることができるのでしょうが、非常に危険でリスクが高いため、
絶対にやってはいけないことです。

DC 電源コードでの発熱はメーカーの想定内のことでしょうし、
触れないぐらいに異常な発熱や発煙などなければ、(精神衛生上よろしくないですが)
このまま使っても大丈夫なんでしょう。

また、電波法第五十四条第二項の観点から、必要最小限にパワーを落として送信するように
普段から心がけるべきだと思います。

より以前の記事一覧