HFV5のバランの中身を見てみました
以前から気になっていたので、
HFV5に付属しているバランの中身を見てみました。
単品販売の型名だとBU55に相当するようです。
(HFV5の取扱説明書 1頁 「●特長」項に記載がありました)
裏側のネジ3本を外し、精密ドライバで蓋をこじると開いて、中身を確認できます。
蓋とコアはグルーで接着されているため、やや開けにくい印象でした。

大型のメガネ型フェライトコアに、トリファイラ線を2回ほど巻いているように見えます。
トリファイラ線はφ1mm程度のポリエステル被覆電線と思われます。
2回巻程度でHFローバンドにも対応するインダクタンスを得るため、
フェライトコアは#43材のような高透磁率材を使用しているものと思われます。
リグ側(不平衡側)は2.5D2Vのような細い同軸で配線されています。
一方、アンテナ側(平衡側)にはインピーダンス補正のためと思われる
セラミックコンデンサが並列接続されています。

BU55の仕様は以下の通りです。
・周波数:3〜75MHz
・インピーダンス:50Ω(1:1)
・耐入力:500W(PEP)
・接栓:M-J
(メーカー製品説明より)
この構造で耐入力500W(PEP)はどうなのでしょうか。
トリファイラ線や同軸ケーブル配線の太さ、インピーダンス補正用のコンデンサのサイズを見る限り、
余裕がある設計には見えず、配線やフェライトコアの発熱、コンデンサの耐電圧の観点からも、
余裕に欠ける設計に見えます。
メーカー製バランということで、しっかりした作りを(半分)期待していましたが、
中身を見てみると、100Wで使用することを考えても、かなり心許ないという印象でした。
(特に、インピーダンス補正用コンデンサの耐圧)
このあたりは、いずれ自作も含めて検討してみたいところです。


































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