2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

リンク集

2024年9月16日 (月)

関西 VHF コンテスト 2024 の結果

毎度のことですが、
ログチェックレポートや結果発表の連絡が来ないので、
こちらから確認しにいく必要があります。

例年は、XPO コンテストが近づいてきたら発表なので、
サイトを見に行ったら、結果が発表されていました。

2024年 関西VHFコンテスト 結果

何とか入賞でき、よかったです。

XPO コンテストは参加せずです。
6 m AND DOWN コンテスト、フィールドデーコンテストも参加しませんでした。
全市全郡コンテストも逃したら、今年は関 V だけで終わってしまうことになりそうです。
→ 移動局でオール JA コンテストに参加しているのを忘れていました。

コンテスト熱の低下が止まりません。

2024年8月 4日 (日)

アンテナの利得に関する勘違い

ネットとかを見ていると、たとえば、
「アンテナの利得が 10 dB あるので、10 W が 100 W になる」
といったような表現をときどき見かけることがありますが、
私はこれに違和感を覚えます。

 


アンテナは能動素子ではありませんので、ブースターなどを内蔵していない限り、
アンテナで電波の電力が増幅されることはありません。

上記の例でいうと、アンテナの利得 (大抵は相対利得で定義されている) が 10dB ならば、
基準となるアンテナ (大抵は半波長ダイポール) を使った時と比べて、
受信点での受信電力が 10 dB (10 倍) になるということです。
すなわち、ダイポールで 100 W 出力したときと同じ受信電力 (同じ効果) が得られる
というふうに理解すべきだと考えます。

アンテナに供給される電力 (エネルギー) を、
如何に指向性方向に集中させて強く届けるかということだと思います。

敢えて例えるとすれば、
スプリンクラーのように全方向に散水するのと、
消火ホースのように先端が細くなったもので方向を定め集中して放水するのとであれば、
同じ供給水量でも後者の方がある目的点に対し、より効率よく遠くへ多くの水を送り込むことができる
という感じでしょうか。

 


アンテナの利得は、基準とするアンテナを何にするかで、
値が変わってきます。

2024年7月28日 (日)

2024/7/27〜28のQSO

両日とも、144 MHz 帯で運用。

FT8 :  3 QSO
CW : 2 QSO

 

CW は 2 QSO とも JS3UWJ 局です。
JS3UWJ 局とは、二週間前に430 MHz 帯で欧文ラバースタンプ QSO をしていただいています。

7/27 の夜に 144 MHz 帯でコールいただき、今回も欧文 QSO でスタートしました。
「2 バンド目の QSO ですね」とメッセージをいただいたところから「ホレ?」をいただき、
途中から和文 QSO に切り替わりました。
ひととおりラバースタンプ的な内容を交換しましたが、
「次回はアンテナの話でも」ということで QSO を切り上げました。

7/28 の朝にも 144 MHz 帯で CQ を出していたら、再び JS3UWJ 局からコールいただき、
最初から和文にて、お約束どおりアンテナの話で盛り上がりました。
各バンドのアンテナ、およびバランを自作されていることなど話は尽きず、
気がつけば一時間半も QSO していました。
和文でこんなに長く QSO したのは初めてかもしれません。

 相手局の伝えたいことが分かる
 相手局へ言いたいことが伝わる
という和文 QSO のメリットを非常に体感することができました。

まだ、一所懸命に (敢えて) 一字一句書き取るように (練習を) していますので、
理想とされる (暗記受信の) QSO レベルにはほど遠いですが、
少しずつ積み重ねていければと思っています。

今回、長時間にわたり練習相手になっていただいた JS3UWJ 局には感謝です。

2024年7月21日 (日)

2024/7/20〜21のQSO

7/20 は 50 MHz 帯で運用。
 FT8 : 6 QSO
 CW : 2 QSO (うち 1 QSO はオールJA5コンテスト)

 

7/21 は 144 MHz 帯で運用。
 CW : 3 QSO (JJ3PVY、JR3MWS、JQ3FWCの各局)

JJ3PVY 局とは欧文 QSO でしたが、
QSO 開始早々に (遅めの) 朝食のブレークが掛かったので、
その旨を伝えてショートで切り上げさせていただきました。
拙い略語混じりの英語で送出しましたが、
いちおう伝わっていたようなので安心しました。

JR3MWS 局とは、超王道の欧文ラバースタンプ QSO でした。
1980 年代は、7 MHz 帯でよくこのような QSO をしていたものです。
QSO が終わったあとに、「QSO したな」というちょっとした充実感が持てます。

JQ3FWC 局とは、欧文で一通り交信したあと、「ホレ?」と打ってこられましたので、
途中から和文に切り替えました。
和文だと会話が拡がります。
まだ、伝えたい言葉をを頭に浮かべて打つことに慣れていないので、
今日も打ち間違いが多く、「ラタ」の連発でした。
でも、内容が伝わっていたようなので、ちょっと安心しました。

144 MHz 帯ではしつこく CW で CQ を出していたのですが、
7/21 は、お三方以外からはコールがありませんでした。

 

VHF 帯、UHF 帯はのんびりと安定して CW QSO ができますので、
練習にはもってこいだと感じます。

2024年7月20日 (土)

WSJT-X 2.7.0-rc6

WSJT-X 2.7.0-rc6 がリリースされたという情報をネットで見かけたので、
早速インストールしました。

WSJT-X ホームページ
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx.html

リリースノート
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/Release_Notes_2.7.0-rc6.txt

SuperFox mode のバグ修正がメインのようです。

 

SuperFox mode は、まだ恩恵にあずかれていません。

2024年7月15日 (月)

2024/7/13〜15のQSO

この週末は三連休だったので、
いつもの週末よりはゆっくりと無線を楽しみました。

 


7/13 と 14 は 430 MHz 帯で電波を出しました。

めずらしく、二日間で 3 局の方と CW で交信することができました。
そのうちお二方は欧文ラバースタンプ QSO にお付き合いいただけました。

もう一方は先日 QSO させていただいた JG3NIN 局です。
既に一回ラバースタンプ QSO もしていますので、
一通りレポート交換してしまったらその後は欧文だと特に会話する内容もなく、
かと言って QRU だからすぐに 73 を送ってしまうのも素っ気ない感じがします。

さて困ったので、「どうしましょうか?」のつもりで 「HW?」 と打ったのですが、
やはりその真意は伝わらなかったようです。
「QSY SSB (or FM) ?」 か 「ホレ?」の二択しか思いつきませんでしたが、
せっかく CW で QSO しているので、
多少の不安はありますが意を決してこちらから ホレ? を打ちました。
おそらくこちらから ホレ? を打ったのは、初めてではないかと思います。

JG3NIN 局は和文 OK だったので、その後はいろいろと和文 CW で会話させていただきました。
こちらの打ち間違いが多く「ラタ」の連発だったので、
非常に取りづらかったのではないかと思います。
JG3NIN 局には申し訳なかったのですが、良い練習になったと思います。

 


7/15 はちょっと気分を変えて、50 MHz 帯にでました。

朝からコンテストをやっていたようなので、
その邪魔にならないよう CW 帯の上の方でゆっくりと 16 wpm で (TEST を付けない普通の) CQ を出していたら、
よくコンテストでお世話になっている OM からコールをいただきました。
ここから長々と言い訳がましくなります。

あとから気付いたのですが、OM は滋賀コンテストに参加されていたようです。
それを知らずに、16 wpm のスロースピードで QTH やら名前やら長々と送出してしまいました。
それに対し、レポートと JCC ナンバー、名前を送っていただいた後、
コンテストナンバーを交換してください的なことを打ってこられました。
このとき、滋賀コンテスト (SI TEST) とエスカルゴ 6m CW コンテスト (SC TEST)
が同時開催されていました。
どちらのコンテストか分からないので、
「SC TEST?」と打ったら「YES」と返ってきました。

さて困りました。
エスカルゴ 6m CW コンテストは、縦ぶり電鍵 (またはそれに準ずるもの) で
キーイングする必要があります。
また、コンテストナンバーも良く分かっていません。

規約を調べたり、縦ぶり電鍵ぽくする方法を考えるため 「QRX」と打ちました。
リグのエレキーをバグキー設定に変えたかったのですが、
焦っていたので設定が上手く見つけられなかったところに、
「ナンバーは 59922 で良いですよ」と何度も打ってこられ、
余計に焦ってしまいました。

仕方なしに、外付けエレキー用のケーブルのピンジャックの先を金属片にコツコツ当てることで
キーイングさせて、何とか「59922」を送出しました。
いちおうそれで OK だったようで、QSO は終了しました。

しかしよく考えてみると、この OM は縦ぶり電鍵を使っておられなかったような気がしますし、
「59922」はエスカルゴ 6m CW コンテストの (私が該当する) ナンバーではありません。
また、移動先が滋賀県内だったので、オール滋賀コンテストに参加されていたのだと思います。

もっと早く気付いていたら、さっと QSO を済ますことができたのに、
貴重なコンテストの時間を無駄に費やしてしまい、申し訳ないことをしてしまいました。
かなりモタモタしていたので、イライラされていたのではないかと思います。
(逆の立場なら、相当イライラすると思います)

この一連のグタグタな QSO を、
いつもブログを拝見させていただいている OM に聞かれていたようで、
eQSL で SWL カードが届いていました。
ニヤリとされていたのではないでしょうか。
非常にお恥ずかしい限りです。

 

もう一局、CW で QSO しました。

以前和文で QSO しているので、途中から和文に切り替わりました。
一言二言会話しただけで QSO は終了しました。

 


このように最近ちょこちょこと、コンテスト以外の CW でも QSO をしています。
まだまだ下手くそなので、受信、送信、そして状況判断能力を鍛えないとダメですね。

2024年7月 7日 (日)

FT-991AM のファームウェアアップデート

YAESU からはお知らせなどが届かないので今までは気付かなかったのですが、
ちょっと前にネットを見ていたら、FT-991A の新しいファームウェアが
リリースされているとの情報を見かけました。

急ぎでもないので、そのうちアップデートしたらいいかと思っていたら、
しばらくすっかり忘れていました。

今日ふと思い出しましたので、また忘れないうちにアップデートすることにしました。

 


まずは、現状のファームウェアの確認。
メインは Ver. 2.04 、DSP は Ver. 1.11 です。

20240707_0001

YAESU のホームページ
https://www.yaesu.com/jp/amateur_index/product/ft-991a/download.html
から新しいファームウェアをダウンロードします。

今回 (2024/6) リリースされたのはメインファームウェア Ver. 2.07 のようです。
DSP ファームウェアは Ver. 1.12 がすでにリリース済みだったようですが、
上図のとおり私の FT-991AM は Ver. 1.11 と古いようなので、
こちらもアップデートすることにしました。
そういえば FT-991AM は、今まで一度もアップデートしたことが無かったかも...。

アップデートのやりかたは、上記のホームページからダウンロードできるマニュアルに記載されています。

 

ということで、何とか無事にアップデート完了です。
メインは Ver. 2.07 、DSP は Ver. 1.12 になりました。

20240707_0002

 


ファームウェアアップデートが成功したのは良かったのですが、
すべての設定が工場出荷状態に初期化されていました。

FT8 運用のための設定を含め、ちょこちょことカスタマイズしていたので、
設定を戻していくのは面倒くさい作業でした。

今後のために、いちおう全メニューの設定内容を記録として残しておきました。

2024年7月 1日 (月)

WSJT-X 2.7.0-rc5

WSJT-X 2.7.0-rc5 がリリースされたようなので、
早速インストールしてみようと思います。

WSJT-X ホームページ
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx.html

リリースノート
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/Release_Notes_2.7.0-rc5.txt

予てよりネットでも噂になっていた、
SuperFox mode の搭載が目玉なのかなと思います。

週末にじっくり調べてみようと思います。

2024年6月30日 (日)

負電圧出力チャージポンプ IC NJW4191

NJW4191 は、大きな出力電流は取れないものの、
手軽に正電圧から負電圧が得られる便利な IC です。

このような反転出力が得られるタイプのチャージポンプ IC は、
正側と同じ値の負電圧 (例えば、+5 V → -5 V) が得られるものが多いですが、
この IC は負帰還を掛ける電圧を調整することにより、
それ以外の電圧 (例えば、+5 V → -3.3 V) も得られるという、
より便利な IC です。

※NJW4191 シリーズのデータシートより引用
20240630_0001

出力と GND 間に挿入した抵抗で分圧した電圧を FB 端子へ負帰還させることにより、
出力電圧が設定されます。

抵抗値の設定は、下記のとおりです。

※NJW4191 シリーズのデータシートより引用
20240630_0002

これを見ると、先週「出力電圧可変型 三端子レギュレータの電圧設定抵抗値」について書いた内容と同じように、
式中の分数の分母が R2 すなわち出力と FB 端子の間の抵抗となっています。

先週記事を書いたのは、実はこの IC を使おうとして失敗したからなのです。

 


実際に基板を組んで動作させてみました。

20240630_0003

DC 9 V を入力し、三端子レギュレータで 5 V に変圧してから、
NJW4191で -5 V も生成させる回路になっています。
74HC4053 を両電源で動作させ、ゼロバイアスの信号を切り替えするような実験回路です。

この基板を組み立てたとき、NJW4191 の電圧設定抵抗 R1 と R2 を逆に間違えていたので、
約 -1.6 V 程度しか出力せず、原因特定するまでしばらく掛かってしまいました。
データシートをよく読めばすぐに分かる話なのに。

R1 と R2 を適切な状態に戻せば、無事 -5 V を得ることができました。

 


CQ マシーン用に検討しているボイスレコーダー用 IC の APR33A3 の音声入力回路で、
ノイズを回避するために昨年末からいろいろと実験しているものの、
なかなか上手く解決できません。

上記の 74HC4053 を使った回路や以前に記事を書いたマイクアンプの検討も、
それに関連する内容です。
ただ、いま 74HC4053 の手持ちが無く実験中断中で、牛歩のような進捗です。

2024年6月23日 (日)

出力電圧可変型 三端子レギュレータの電圧設定抵抗値

自分自身の備忘録です。

出力電圧可変型の三端子レギュレータは、外付けの抵抗で出力電圧を設定します。
抵抗値の決め方については三端子レギュレータICのデータシートに記載されていますが、
二通りのタイプがあるので注意が必要です。

 


例1. NJW4106のようなタイプ

■NJW4106のデータシートより抜粋■
20240623_0001

ADJ端子 (帰還端子) には、出力ーGND間の抵抗で分圧した電圧を入力します。
出力電圧は上式で決まりますが、式中の分数の分母は R1 すなわちADJ端子ーGND間の抵抗です。

オペアンプを用いた非反転増幅回路と照らし合わせて考えれば、とてもイメージしやすいです。
また、DC-DCコンバータの電圧設定も、大抵この形になっています。

出力電圧可変型の三端子レギュレータは、全てこの形であると思い込んでいました。

 


例2. NJM317のようなタイプ

■NJM317のデータシートより抜粋■
20240623_0002

例1と同様にADJ端子 (帰還端子) には、出力ーGND間の抵抗で分圧した電圧を入力します。
 (ADJ端子の電流は小さいので、これを無視すれば) 出力電圧も似たような式で決まります。
しかし、式中の分数の分母は R1 すなわち出力ーADJ端子間の抵抗です。
例1と比較すると、分数の分子/分母が逆になっているのです。
これには気付きませんでした。

内部回路を見てみると分かりますが、ADJ端子に帰還させた電圧と比較する基準電圧が、
例1ではGND基準 (GND + Vref)、例2では出力基準 (出力電圧 + Vref) と異なっているからです。

例2の回路を、例1での計算式で設計してしまうと、目標値と異なった出力電圧になってしまいます。
(目標より低い電圧になってしまうと思います)

 


これは一例に過ぎないと思いますが、
何でも思い込みで設計してしまうと失敗してしまいます。

基本に立ち返り、データシートをちゃんと見ることが重要なのです。
自分に対する戒めとして。

«2024/6/1のQSO