2025年7月13日 (日)

CTESTWIN の S&P で Enter モード

CTESTWIN に「S&P で Enter モード」があることを知りませんでした。
設定すると、メイン画面のタイトルバーに表示されます。

20250713_0001

CW設定の画面から、「S&P で Enter モード」のON/OFFが設定できます。

20250713_0002

また、「Ctrl 」+「U」でも「S&P で Enter モード」のON/OFFを切り替えることができます。

上図のとおり、Call 欄が F11、MyRST 欄が F12 とあるので、
メイン画面の文字入力位置 (フォーカス) が Call欄にあるときに Enter キーを押すと F11 の内容、
文字入力位置が MyRST 欄にあるときに Enter キーを押すと F12 の内容が送出されます。

F11 に自局のコールサイン、F12 に相手局に送出するコンテストナンバーを登録しておけば、
文字入力位置が Call欄にあるときに Enter キーを押すと自局のコールサインが、
MyRST 欄にあるときに Enter キーを押すと相手局に送出するコンテストナンバーが送出されるという
便利な機能のようです。



私にとっては、便利な機能ではありませんでした。
また、私程度の使い方であれば、必要な機能ではないと感じます。

先日の 6m AND DOWN コンテストで、
気付かないうちにこの「S&P で Enter モード」が ON となってしまい、
操作性が変わり焦ってしまいました。

今までこの機能が ON になったことはなく、
最初何が起こったか分からず、また戻し方も分からなかったので、
コンテストの途中にも関わらずソフトを何回も起動し直したり、
設定メニューを片っ端から開けたりなど、無駄な労力を掛けてしまいました。
今回は呼び回りに徹したのでよかったのですが、
CQ を出しているときにこんなことが起こったら、
ちょっとしたパニックになりそうです。

後から判ったのですが、
おそらく CW のスピードを遅くする「Ctrl 」+「Y」を押し間違えて、
「Ctrl 」+「U」にしてしまったのだと思います。
このショートカットキー「Ctrl 」+「U」は、Ver 4.46 で追加になったそうです。
今まで CW のスピードを頻繁に変えていなかったので、
今回のようなことにはならなかったのでしょう。

2025年7月 6日 (日)

6m AND DOWNコンテスト 2025

6m AND DOWNコンテストに参加しました。
(50 MHz バンド 電信部門)

20250706_0001

 


今回は一切 CQ は出さず、全て呼び回りで QSO しました。

運用時間は初日の 21:15 ごろから 0:30 までと、
二日目の 9:00 ごろから 12:00 過ぎまでです。

コンディションはまあまあだったのか、バンド内はずっと賑やかだったので、
呼び回りだけでも飽きませんでした。

マルチもそこそこ取れて、それなりに楽しめました。

20250706_0002

聞こえていたけど残念ながら QSO できなかったのは、
02, 03, 06, 14, 33 あたりです。

JA1ZGP 局との QSO はかなり厳しい状況でしたが、
(珍しく) 相当な時間粘っていただき、何とか QSO にこぎつけました。

私の貧弱な電波を受信していただいた JI1ACI 局、JM1SZY 局の耳の良さは、
いつもながらとても感心します。

 


早々に電子ログを提出。
JARLの Web ページからデータをアップロードしました。
https://contest.jarl.org/upload/

QSO いただきました各局、ありがとうございました。

2025年6月29日 (日)

QSO用にノイズキャンセリングヘッドホンを購入

失敗でした。

と言ってしまえば身も蓋もありませんが、
しっくりこなかった感じでした。

決して製品が良くなかったという訳ではなく (良い製品だと思いますよ) 、
ただ私の使い方には合わなかったかなという、一個人の感想です。


今回購入したのは、SONY製の WH-CH720N です。
コスパの評判も良さそうですし、有線接続もいけるので、
試してみることにしました。

20250629_0001

早速リグに繋いで試してみました。
ノイズキャンセリングを ON にすると、漏れ聞こえてくる外音がかなりなくなり、
微弱信号を受信時には効果があると感じます。

ただ、送信時には「音の遅延」が影響してきます。
Bluetooth 接続しないから、遅延は少ないだろうと考えていましたが、
これが間違いでした。

有線接続時にも A/D変換、DSP、D/A変換でそれぞれ遅延します。
遅延は数ms程度?で、通常の使用であれば気付かないレベルだと思います。
ただ、CW でキーヤーを打とうとすると、この僅かな遅延の影響で、
何か打ちにくいのです。
言葉では表しにくいのですが、この打ちにくさが嫌〜な感じなのです。

サイドトーンで聞きながらパドル操作をしているので、音が遅延するため、
パドルを離すタイミングが、ワンテンポ遅れるのでしょうね。
30wpm以上だと、打ち間違いがかなり増えてきます。

これはこれで慣れてしまうと、パドル操作もできるようになるのでしょうが、
ノイズキャンセリングのない状態に戻すと、またおかしくなってしまいそうです。

 


SSB や FM など、フォーンでの使用でもイマイチでした。
いつも送信音をヘッドホンでモニターしているのですが、
ノイズキャンセリングを ON にすると、遅延したヘッドホンからの音と、
骨伝導で聞こえてくる自分の声が合わさり、エコーが掛かったように聞こえます。
これも聞いていて気持ち悪いし、喋りにくい感じがします。

 


ノイズキャンセリングを OFF にすれば、上記のようなことはなくなりますが、
かなり隠った音になり、少し了解度が悪くなってしまいます。
密閉型ヘッドホンなので、仕方がないのでしょうね。

ノイズキャンセリングは、ノイズ除去だけでなく、かなり音作りもしているというのが
よくわかりました。

 


現在ヘッドホンは、ゼンハイザーの HD-599 を使っており、これが好みの音です。
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2020/01/post-b937ca.html

ローカルラグチューのときは、結構快適です。
しかし開放型なので、外音が筒抜けで聞こえてくるため、微弱信号の受信には向いていません。

2025年6月 1日 (日)

電波の日は久しぶりに10MHz帯でQSO

2025 年 6 月 1 日 の QSO
10 MHz 帯
  CW  10 局
  FT8   7局

 


6 月 1 日は電波の日。
日曜日でもあり、せっかくなので普段電波を出していないバンドで QSO しようと、
10 MHz 帯に出てみました。

昼過ぎの 2 時間程度で 17 QSO、そこそこ楽しめました。
バンド内も国内局で賑やかでした。

CW は、のんびりラバースタンプ QSO をさせていただきました。
QSO いただいた各局、ちゃんとお付き合いいただき、ありがたかったです。
各局からのホレ?はありませんでしたので、欧文 QSO のみでした。

アンテナは、ベランダから突き出したマイクロバートアンテナ。
カウンターポイズ代わりの同軸ケーブル引き回しが難しかった。
試行錯誤で、何とかチューナー無しで VSWR ≒ 1 にすることができました。
久々に引っ張り出してきたので、勝手が分かりませんでした。

20250601_0001

エレメントのアルミパイプが太くて重たいので、
モービルホイップとして作り替えても良さそうな気がします。
(気が向いたら...) 作り替えてみたいです。

QSO いただきました各局、ありがとうございました。

2025年5月11日 (日)

関西VHFコンテスト 2025

KANHAMコンテストに参加しました。
(電信部門 430 MHz シングルバンド)

20250511_0001

 


初日はいろいろと所用があって帰宅が遅くなり、スタートしたのが 22:00 ごろ。
スタートダッシュ (あったのかな?) の時間帯も過ぎ、430 MHz 帯の CW は閑散としていました。

思うように局数も伸びず、どうなることかと思いましたが、
最後はショボイ点数ながら何とか一昨年並までこぎつけました。
もちろん、夜中は充分すぎるほどの休息を取りました。

3 エリア以外のマルチは、20、21、37。
耳、飛びともに悪いので、エリア外の局とはなかなか交信できませんね。

20250511_0002

電子ログは提出済み。
(受付のメールがまだ返ってきていないのが、いささか不安ですが...)

QSO いただきました各局、ありがとうございました。

2025年4月29日 (火)

KANHAMコンテスト 2025

KANHAMコンテストに参加しました。
(50 MHz バンド)

20250429_0001

 


このコンテストには電信・電話部門しかありませんが、
CW のみで QSO しました。

関西圏しか盛り上がっていないような感じでした。

20250429_0002

電子ログは提出済み。
QSO いただきました各局、ありがとうございました。

2025年4月27日 (日)

オールJAコンテスト 2025

移動局のコールサインで、
自宅からオールJAコンテストに参加しました。
(50 MHz バンド 電信部門)

20250427_0001

 


年に一度か二度しか使わない 移動局用の FT-991AM、
今回のコンテストでも特にトラブルもなく働いてくれました。

部分参加で運用時間が短かったのが原因かもしれませんが、
コンディション (特に Es) にも恵まれず、
近場の方との QSO のみになりました。
1 エリアの信号もいくつか入感していましたが、
コールしても擦りもしませんでした。

20250427_0002

早々に電子ログを提出。
今年は、JARLの Web ページからデータをアップロードしました。
https://contest.jarl.org/upload/

提出したデータのエラーの有無や、
正常に受け付けられたかどうかがその場ですぐに判るので、
以前より安心感が増したように思います。

 

QSO いただきました各局、ありがとうございました。

2025年4月20日 (日)

開局45周年

タイトルのとおりですが、
2025年4月18日で開局45年になりました。
(1980年4月18日開局、ただし免許日は1980年4月12日)

アクティビティが低下した時期もありましたが、
免許を切らすこともなく飽きもせずやっております。

2025年3月30日 (日)

HFV5 28 MHz 帯用エレメント改造計画

HFV5 の 50 MHz 帯用コイルに、約 110 cm のエレメントを足して、
28 MHz 帯用にしようという計画です。

この週末に実験して、ある程度目処は立ちましたが、
いろいろと改善すべき点があるので、引き続き進めていきます。

 


当局の HFV5 は、18 MHz 帯、21 MHz 帯、24 MHz 帯、28 MHz 帯の
4 バンドでしか使用していません。
50 MHz 帯用のコイルは遊休部品となっているので、
28 MHz 帯用のコイルは、24 MHz 帯用のエレメント専用として固定し、
代わりに余っている 50 MHz 帯用のコイルを 28 MHz 用として活用する
ということで進めました。

だいぶ昔に、50 MHz 帯用のコイルに約 108 cm のエレメントをつければ、
28 MHz 帯に同調することを確認していました。
たぶん、100 cm 以上のエレメント材を入手することが容易ではなかったため、
そのまま放置していたのだと思います。

今回は、100 cm のエレメント材に 10 cm 程度継ぎ足すことにしました。
使ったエレメント材は、Eggs ステンレスバネ線 1.5 × 100 cm です。
ネットショッピングで購入しました。
エレメントの継ぎ足しは、圧着スリーブ B-1.25 を使いました。

 

今回の実験結果としては、50 MHz 帯用コイルに約 110 cm のエレメントを
付けると、28 MHz 帯の CW / Digital あたりで VSWR が最小となった、
ということです。
ただし、いくつか改善すべき課題があります。

まず、エレメントの垂れ下がりです。
エレメントがステンレス材とはいえ、1.5 mm Φで 110 cm もあると、
先端はかなり垂れ下がって湾曲します。
見栄えも悪いです (見栄えが悪いので、写真も撮りませんでした)。

あと、VSWR が 1.0 : 1 まで追い込めなかったことです。
アンテナアナライザーで測定して、リアクタンスが 0 Ωとなるところが見つかりませんでした。
あと、純抵抗分が何故か 80 Ω程度になっていました。
(28 MHz 用のコイルを使用したら、純抵抗分は 30 Ω前後)
アンテナの垂れ下がりも影響しているでしょうが、もう少し確認が必要に思いました。

少しだけ運用しましたが、電波の飛びは今までと大差なしの感じです。
ただ、短縮率が低くなるため、VSWR の下がる周波数が広くなる (帯域が拡がる) という
安心感は得られると思いました。

この週末は適当に実験しただけなので、追々改善していきたいです。

2025年3月23日 (日)

28.078 MHz の JT9C

先日 28 MHz 帯で JT9 の QSO をしたと書きました。
このときは、JT9 submode A (JT9A : 周波数帯域幅 = 15.625 Hz) で、
以前よく HF 帯で使われていた一般的に JT9 と呼ばれるモードです。
現在、28 MHz 帯の QRG は 28.078 MHz となっているようです。

 


ところで、今日も JT9 の局が出ていないかワッチしていたら、
何やら聞き慣れないトーンの信号が複数聞こえてきました。
送信時間は約 50 秒、2 分毎の送信なので、JT9 や JT65 と似ています。
ただ、周波数帯域幅が 60 Hz ぐらいあるので、それらとは違います。
QRA64 とか Q65 とも違うようです。

ひょっとして JT9C か?と思い、JT9 の submode を C に変更してワッチすると、
見事にデコードしました。
ただ、ワッチのウィンドウ周波数をちゃんと合わせないと、上手くデコードできませんでした。

20250323_0002

ロシア、中国の局が QSO していたようです。
JT9 の Submode A 以外の信号を聞いた (デコードした) のは、今回が初めてです。

2025年3月22日 (土)

ほぼ 7 年ぶりに JT65 で QSO しました

一昨日、久しぶりに JT9 で QSO できたことに気を良くして、
今日は 28 MHz 帯の JT65 で CQ を出していたら、
何とコールバックがあり、ほぼ 7 年ぶりに JT65 での QSO ができました。
 調べてみると、前回の QSO は 2018 年 9 月のようです。

QSO したのは、RN4AQ 局です。

20250322_0001

特徴的なトーン、ウォータフォール、懐かしく感じます。
約 50 秒間の送信、1 分ごとのターン、のんびりしていて良いです。

今日は Auto Sequence が働かないことをちゃんと覚えていたので、
送信後の約 10 秒間でメッセージ切り替えをちゃんとすることができ、
スムーズに QSO が進みました。

JT9 や JT65、これからもちょこちょこ覗いてみたいと思います。

 


2025/3/23 追記

今日も 28 MHz 帯で JT65 の QSO をしました。
相手局は UA6JQ です。

20250323_0001

2025年3月20日 (木)

ほぼ 8 年ぶりに JT9 で QSO しました

久しぶりに 28 MHz 帯をワッチしていたら、
たままた JT9 で CQ を出している局を見つけましたので QSO しました。
前回 JT9 で QSO したのは 2017 年 7 月なので、ほぼ 8 年ぶりです。

QSO したのは、R3DHX 局です。
久しぶりに聞く信号なので、最初は単なるビートにしか思えませんでしたが、
ウォーターフォールを見ると少し帯域幅を持っていますし、
約 50 秒の送信を 2 分ごとに繰り返していたので JT9 の信号と確信しました。
WSJT-X のモードを JT9 に切り替えると、デコードしました。

20240320_0001

コールしたらすぐに応答があり、スムーズに QSO が進みました。

ただ、JT9 にすると Auto Sequence が働かないので、
Tx 2 を送信すべきターンで、 Tx 1 (コール) で送信してしまいました。
送信後 5 秒ぐらいで気がつき、慌ててメッセージを Tx 2 に切り替えて受信レポートを送信したら、
何とか間に合ったようで、RR73 が返ってきました。
FT8  の Auto Sequence に慣れすぎて当たり前になっていましたが、
改めて便利さを再認識しました。

しかし、シングルトーンにしか聞こえないような狭い帯域幅 (小さい周波数偏移) の信号で
よくデータ通信ができるものだと感心します。

PSKR を見てみると、OH の局にも信号が捕捉されていました。

20250320_0002

 

早速 LoTW にもアップロードいただき、コンファームしました。

20250320_0003

 

1 QSO に 6 分も掛かってしまいますが、FT8 よりは電力は必要としませんし、
何より帯域幅が狭いのがとても良いと思います。
データ通信モードの中で、一番好きなモードです。

FT8 が普及しだしてからデータ通信モードを始められた方には馴染みのないモードかもしれませんが、
FT8 よりはバンド内が空いていますし、たまにはこういった JT9 や JT65 で
のんびり QSO するのも良いのではないでしょうか。

2025年2月24日 (月)

CMOSキーヤー Ver.3 の製作

その後も JO1VYV 局と何度かやりとりさせていただき、
その中で話題として挙がった
 ダイワインダストリ社のエレキー DK-200 / DK-210 の回路をベースに、
 短点メモリー/長点メモリーのアクセプト区間を可変できるもの
というアイデアを拝借し、CMOS キーヤー Ver.3 として作ってみました。

なお、DK-200/DK-210 の回路図と取扱説明書は、
現在でも下記からダウンロードできます。

回路図  :http://www.daiwa-industry.co.jp/ftp/DK-200_210_schematic.pdf
取扱説明書:http://www.daiwa-industry.co.jp/ftp/DK-200_210_manual.pdf

アクセプト区間とは、次に送出する符号の予約 (メモリー) を、
いま送出している符号の何パーセントの期間に受け付ける (アクセプトする)
かのことで、下記記事でも少し触れています。
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2020/08/post-c0eeaa.html

 


■回路■

CMOS キーヤー Ver.3 は、電源電圧を 9 V として再設計。
サイドトーンモニター回路で使用するオペアンプは、
9 V でも使用可能な NJM4556AV に変更。 
発振出力振幅は変更するつもりはなかったので、
ウィーンブリッジ発振回路 AGC 用抵抗の値は Ver.2 から変更せず。

DK-200/DK-210 の回路にある TUNE と SEMI (バグキーモード) は
特に必要性を感じていないので省略。

その他、
・サイドトーンモニター回路の電源が OFF できない問題を対策
・サイドトーンモニターの音量を絞ったときに残留しているノイズ (発振出力信号の漏れ) を対策
・ライン出力を削除
・外部キー入力回路の追加 (ただし、エレキー出力優先)
を盛り込みました。

できあがった回路図は以下のとおり。
20250224_0001

スピード調整は Ver.2 と同じく、16 wpm 〜 38 wpm の 12 段切り替え。
抵抗は別基板に実装。

サイドトーンモニターを ON したとき、
ヘッドホンで聴いていると耳が痛くなるぐらいの派手なポップ音が発生するので、
サイドトーンモニター ON 時のミュート回路も追加 (別基板に実装)。

20250224_0002

 


■基板■

CMOS キーヤー Ver.3 のメイン基板は面実装部品にこだわり、
コネクタ以外は全て面実装部品で構成。
基板は毎度の JLCPCB に依頼し、4 層基板で製作。
この程度の回路で 4 層基板を使用するのはどうかと思いましたが、
電源 / GND 配線を内層で引くことで他の配線がぐっと楽になり、
かつ大幅なコストアップにはならないので、迷わず 4 層を選択。

20250224_0003

別基板は、片面銅箔の紙フェノール基板 (FR-1) を用いて自作。

20250224_0004

 


■組み立て■

生基板自体は 1 月中旬に入手していたのですが、
仕事が多忙で、合間を見て組み立てていきましたので、
時間が掛かってしまいました。

メイン基板 (表面)

20250224_0005

メイン基板 (裏面)

20250224_0006

別基板 (表面)

20250224_0007

別基板 (裏面)

20250224_0008

 

これらの基板は、Ver.2 で使用していたケースに収納。
電池ケース (単三 × 6 本用) が大きくなり、結構キツキツな状態。

20250224_0009

メイン基板と別基板は二階建て構造。メイン基板は上段。

20250224_0010

 


■動作確認■

特に問題なく、すんなり動作しました。

サイドトーンモニターは、Ver.2 での不具合は解消されており、
ボリュームを絞ってもノイズ (漏れ信号) は聞こえませんでした。
音量が若干小さいように思いますが、実使用では許容範囲内です。

スピード設定も、ほぼ目標値どおりとなっています。
1 短点の長さが 60 ms のとき 20 wpm として換算すると、

設定値
(wpm)
1短点長 実測値
(ms)
換算スピード
(wpm)
16 75.20 16.0
18 67.40 17.8
20 60.20 19.9
22 55.20 21.7
24 50.20 23.9
26 46.40 25.9
28 43.00 27.9
30 40.20 29.9
32 37.60 31.9
34 35.40 33.9
36 33.60 35.7
38 31.50 38.1

 

アクセプト区間の切り替えによる差異は、何となく感じるかなというところです。
いろいろと試した結果、
・短点メモリーは、長点符号の 50 % 区間
・長点メモリーは、ON (こちらは 0 % か 100 % しかない)
が自分にはしっくりくるかなという感じです。
ただ、スピードが遅いときは、短点メモリーは 75 % でも良いかなとも思います。
(ゆっくりの和文で、 を打ちたいところ、短点が一つ欠けてよく  になってしまう)

 


私の常用エレキーは、これで完成形にしようと思います。

2025年2月22日 (土)

KiCAD 9.0.0 リリース

KiCAD の 8.0.9 と 9.0.0 が立て続けにリリースされました。

https://www.kicad.org

KiCAD 8 で充分事足りているので、
しばらくは、8.0.9 で様子見しようと思います。

WSJT-X 2.7.0 GA版

ようやく WSJT-X 2.7.0 が General Availability 版になりましたので、
早速インストールしました。


WSJT-X ホームページ
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx.html

リリースノート
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/Release_Notes_2.7.0.txt

2025年2月 9日 (日)

エレキーのパドル用接続コードを再製作

エレキーのパドル用接続コードが不調となり、使い物にならなくなったので、
先週日本橋に出向いて部材を調達し、この週末にようやく作り直しました。

買ってきたのは、0.5sq 3心 (シールド付) のマイクロホン用ビニールコード (mvvs) です。
ちゃんとしたメーカー製のコードなので、こんどは大丈夫でしょう。
長さは少々短く、1m にしました。

20250209_0001

Common の線 (黒色) とシールドは、フォーンプラグ部分で接続していますが、
圧着コネクタ側 (パドルに繋がる方) はシールド線は出していません。

やっと、またエレキーを使えるようになりました。

2025年1月13日 (月)

エレキーのパドル用接続コードで不具合

最近 CW で運用するときは、
一昨年購入した GHD 社の GD607F自作のエレキーを使っています。

パドルとエレキーを接続するコードは、
千石電商で買った "φ6.3ステレオケーブル 1.5m" (たぶんこれ) の片側のプラグを切り落とし、
Y 型圧着端子 1.25Y-3.5 を付けたものを使っています。

 


昨日 430 MHz の CW で運用中、突然長点の送出が止まらない現象が起こりました。
パドルから接続コードを外しても、連続長点送出の状態のままです。
エレキーから接続コードのプラグを抜くと、ようやく止まります。
どうやら、この接続コードで線が短絡しているようです。

20250113_0001

 

いちばん怪しいフォーンプラグの部分をチェックし、ハンダ付けし直しました。
写真に撮り忘れましたが、元々のフォーンプラグの加工状態は悪く、
お世辞にも品質が良いとは言えないような状況でした。

フォーンプラグ部分を再加工しても、上記の症状は変わりません。
プラグからコードを切り離し、プラグ単体でエレキーに挿すと、問題は起こりません。

よって、コードの途中で線同士が短絡していることになります。
マルチメーターで抵抗を測っても、ほぼ 0 Ω でした。
コードの途中をいろいろ触っていくと、短絡 / オープン の症状が変わる場所があります。

 


コード (ケーブル) の故障は、大半が断線ではないでしょうか。
今回のように、外皮の内側で線同士が短絡するような故障は希に思います。
線の絶縁体被覆がもともと裂けていたか、脆かったのでしょう。

この "φ6.3ステレオケーブル 1.5m" ですが、
フォーンプラグ部分の加工にしても、コード部分の品質にしても、
とても安心して使えるような代物ではないと感じました。
もう二度と買いません。

 


昔から使っているパドル、Bencher BY-1 に接続しているコードですが、
よく見るとフジクラ製です。

40 年以上使用し、何遍も曲げたり伸ばしたりしているはずですが、
未だに断線や短絡などの不具合は発生していません。
やっぱり、安心のフジクラ製ですね。

オンライン講習を受けて運転免許の更新をしました

この週末、運転免許の更新をしてきました。

マイナンバーカードを持っていれば、
京都府では運転者講習をオンラインで受講することができます。
(優良運転者講習及び一般運転者講習)

今回、このオンライン講習を受講しての免許更新を試してみました。

 


当初はパソコンを使用して受講する予定でしたが、
手持ちのカードリーダーがマイナンバーカードに対応しておらず、
急遽スマートフォンに切り替えることにしました。
(以前は読み込めたはずなのに、Windows をアップデートしたのが原因か?)

講習は専用のサイトにアクセスし、手順に従って進めていくだけで、
特段難しいことはありませんでした。
30分程度のビデオを視聴することになりますが、
途中に三回確認テストと (受講確認のための) 写真撮影があります。
任意の視聴ビデオもありますが、取りあえず全て見ました。
最後にアンケートに回答して終了です。

オンライン講習は、1/5 に済ませておきました。

 


オンライン講習だけでは、運転免許の更新はできません。
昨日 1/12 (日)、京都市伏見区の運転免許試験場まで出向き、
運転免許の更新手続きをしてきました。
前回も利用した京都駅前運転免許更新センターでも手続きできますが、
京都駅周辺で他に用事が無いので、
今回は車で行きやすい運転免許試験場での更新手続としました。

オンライン講習受講者は、受付時間が異なっています。
今回は、午前の部 10:30 〜 11:30 に行きました。

オンライン講習を受けておられない方よりも遅い受付時間となりますので、
駐車場はかなり埋まってはいますが、
運転免許試験場へ向かう車が集中して会場付近が渋滞するようなこともなく、
スムーズに到着することができました。

 


更新手続の流れは、オンライン講習を受けておられない方と基本的に同じだと思いますが、
端末で更新受付後、手数料納付前にオンライン講習の受講済み確認のステップが入ります。
ここで、受講時に撮影した写真との照合を受けます。
受付のとき、先にこの受講済み確認へ行くよう案内してもらえなかったので、
手数料納付の窓口で指摘され、ちょっとした時間ロスが生じました。
書類を鋏んでいたクリアファイルには記載されていたのですが、
受付時にも、もう少し丁寧に案内してもらえたらなと感じました。
私の後ろに並んでいた方も、どの順番に進めば良いか迷っておられたようなので、
ここの点は要改善と思います。

手数料納付後は、視力検査、書類確認、写真撮影の順に進んでいきます。
写真撮影後は、数分で新しい運転免許証を受け取れました。

各ステップで少し待ちの行列がありましたので、
今回は全部で30分ほど掛かりました。
待ち時間がなかったら、15分ほどで更新手続が完了するのではないでしょうか。

 


運転免許更新のオンライン講習、まあ便利だと思いました。

2025年1月 6日 (月)

WSJT-X 2.7.0-rc8

そろそろ WSJT-X 2.7.0-rc7 の期限が来るので、
どうなるのかなと思っていたら、WSJT-X 2.7.0-rc8 がリリースされていました。

WSJT-X ホームページ
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx.html

リリースノート
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/Release_Notes_2.7.0-rc8.txt

まだ WSJT-X 2.7.0 は正式バージョンにはならないようですね。

 

今度の週末にでも、インストールしてみようと思います。

2025年1月 4日 (土)

433MHz 付近での A1A 送信は、周波数等使用区別の違反では?

年末のことですが、430 MHz 帯 FM の運用を終えて
リグのダイアルをグルグルと回していたところ、
433.02 〜 433.04 MHz 付近で何やらスケルチが
バサバサ開いたり閉じたりしている信号を受信しました。

変調は掛かっていないようなので、
もしやと思って USB モードで受信してみると、
どうやら A1A で QSO されている様子です。

QSO は終わりかけで、ちょうど TU 73 を送信されているところでしたので、
コールサインの確認まではできませんでした。

 


430 MHz 帯の周波数等使用区別 (いわゆるバンドプラン) は下記のようになっており、
433 MHz 付近で発射できる電波は、広帯域の電話・電信・画像 となっています。

20250104_0001
(JARL 「バンドプラン」より抜粋)

「広帯域の」という形容詞がどこまで掛かっているかですが、
この場合は「電話・電信・画像」まででしょう。

A1A は狭帯域の電波型式に区分されるため、
「広帯域の電話・電信・画像」の周波数帯で電波を発射すると、
バンドプランから逸脱してしまうことになります。

狭帯域の電波型式の周波数帯で FM の電波が発射されて
問題になっていることはよく聞く話です。

逆に、A1A はどの周波数で出ても問題ないという勘違い (思い込み)
をされている方もおられるのではと思います。
144 MHz 帯以上のバンドでは、「広帯域の・・・」の周波数帯が存在しますので、
注意が必要かと思います。

この周波数帯では、「広帯域の電信」である F2A であれば問題ないでしょう。
また、全電波型式の周波数帯であれば、A1A でも問題ないと思います。

 


2025/1/6追記

令和5年総務省告示第80号
「無線局運用規則第258条の2の規定に基づくアマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」
(令和5年9月25日施行)
を確認してみました。

433 MHz 付近はどうなっているかというと、以下のように規定されています。

<ここから>

20250106_0001
<ここまで>
(「無線局運用規則第258条の2の規定に基づくアマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」より抜粋)

 

全ての電波の型式が許容されていますが、ただし占有周波数帯幅が 3 kHz を超える場合に限られています。
また、直接印刷無線電信及びデータ伝送は禁止されていますので、F2B や F2D などは NG です。

狭帯域の A1A も NG ですが、注5からすると A3E とか 6K00 A2A なんかは OK なんでしょうかね。

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