開局45周年
タイトルのとおりですが、
2025年4月18日で開局45年になりました。
(1980年4月18日開局、ただし免許日は1980年4月12日)
アクティビティが低下した時期もありましたが、
免許を切らすこともなく飽きもせずやっております。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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27 | 28 | 29 | 30 |
タイトルのとおりですが、
2025年4月18日で開局45年になりました。
(1980年4月18日開局、ただし免許日は1980年4月12日)
アクティビティが低下した時期もありましたが、
免許を切らすこともなく飽きもせずやっております。
HFV5 の 50 MHz 帯用コイルに、約 110 cm のエレメントを足して、
28 MHz 帯用にしようという計画です。
この週末に実験して、ある程度目処は立ちましたが、
いろいろと改善すべき点があるので、引き続き進めていきます。
当局の HFV5 は、18 MHz 帯、21 MHz 帯、24 MHz 帯、28 MHz 帯の
4 バンドでしか使用していません。
50 MHz 帯用のコイルは遊休部品となっているので、
28 MHz 帯用のコイルは、24 MHz 帯用のエレメント専用として固定し、
代わりに余っている 50 MHz 帯用のコイルを 28 MHz 用として活用する
ということで進めました。
だいぶ昔に、50 MHz 帯用のコイルに約 108 cm のエレメントをつければ、
28 MHz 帯に同調することを確認していました。
たぶん、100 cm 以上のエレメント材を入手することが容易ではなかったため、
そのまま放置していたのだと思います。
今回は、100 cm のエレメント材に 10 cm 程度継ぎ足すことにしました。
使ったエレメント材は、Eggs ステンレスバネ線 1.5 × 100 cm です。
ネットショッピングで購入しました。
エレメントの継ぎ足しは、圧着スリーブ B-1.25 を使いました。
今回の実験結果としては、50 MHz 帯用コイルに約 110 cm のエレメントを
付けると、28 MHz 帯の CW / Digital あたりで VSWR が最小となった、
ということです。
ただし、いくつか改善すべき課題があります。
まず、エレメントの垂れ下がりです。
エレメントがステンレス材とはいえ、1.5 mm Φで 110 cm もあると、
先端はかなり垂れ下がって湾曲します。
見栄えも悪いです (見栄えが悪いので、写真も撮りませんでした)。
あと、VSWR が 1.0 : 1 まで追い込めなかったことです。
アンテナアナライザーで測定して、リアクタンスが 0 Ωとなるところが見つかりませんでした。
あと、純抵抗分が何故か 80 Ω程度になっていました。
(28 MHz 用のコイルを使用したら、純抵抗分は 30 Ω前後)
アンテナの垂れ下がりも影響しているでしょうが、もう少し確認が必要に思いました。
少しだけ運用しましたが、電波の飛びは今までと大差なしの感じです。
ただ、短縮率が低くなるため、VSWR の下がる周波数が広くなる (帯域が拡がる) という
安心感は得られると思いました。
この週末は適当に実験しただけなので、追々改善していきたいです。
先日 28 MHz 帯で JT9 の QSO をしたと書きました。
このときは、JT9 submode A (JT9A : 周波数帯域幅 = 15.625 Hz) で、
以前よく HF 帯で使われていた一般的に JT9 と呼ばれるモードです。
現在、28 MHz 帯の QRG は 28.078 MHz となっているようです。
ところで、今日も JT9 の局が出ていないかワッチしていたら、
何やら聞き慣れないトーンの信号が複数聞こえてきました。
送信時間は約 50 秒、2 分毎の送信なので、JT9 や JT65 と似ています。
ただ、周波数帯域幅が 60 Hz ぐらいあるので、それらとは違います。
QRA64 とか Q65 とも違うようです。
ひょっとして JT9C か?と思い、JT9 の submode を C に変更してワッチすると、
見事にデコードしました。
ただ、ワッチのウィンドウ周波数をちゃんと合わせないと、上手くデコードできませんでした。
ロシア、中国の局が QSO していたようです。
JT9 の Submode A 以外の信号を聞いた (デコードした) のは、今回が初めてです。
一昨日、久しぶりに JT9 で QSO できたことに気を良くして、
今日は 28 MHz 帯の JT65 で CQ を出していたら、
何とコールバックがあり、ほぼ 7 年ぶりに JT65 での QSO ができました。
調べてみると、前回の QSO は 2018 年 9 月のようです。
QSO したのは、RN4AQ 局です。
特徴的なトーン、ウォータフォール、懐かしく感じます。
約 50 秒間の送信、1 分ごとのターン、のんびりしていて良いです。
今日は Auto Sequence が働かないことをちゃんと覚えていたので、
送信後の約 10 秒間でメッセージ切り替えをちゃんとすることができ、
スムーズに QSO が進みました。
JT9 や JT65、これからもちょこちょこ覗いてみたいと思います。
2025/3/23 追記
今日も 28 MHz 帯で JT65 の QSO をしました。
相手局は UA6JQ です。
久しぶりに 28 MHz 帯をワッチしていたら、
たままた JT9 で CQ を出している局を見つけましたので QSO しました。
前回 JT9 で QSO したのは 2017 年 7 月なので、ほぼ 8 年ぶりです。
QSO したのは、R3DHX 局です。
久しぶりに聞く信号なので、最初は単なるビートにしか思えませんでしたが、
ウォーターフォールを見ると少し帯域幅を持っていますし、
約 50 秒の送信を 2 分ごとに繰り返していたので JT9 の信号と確信しました。
WSJT-X のモードを JT9 に切り替えると、デコードしました。
コールしたらすぐに応答があり、スムーズに QSO が進みました。
ただ、JT9 にすると Auto Sequence が働かないので、
Tx 2 を送信すべきターンで、 Tx 1 (コール) で送信してしまいました。
送信後 5 秒ぐらいで気がつき、慌ててメッセージを Tx 2 に切り替えて受信レポートを送信したら、
何とか間に合ったようで、RR73 が返ってきました。
FT8 の Auto Sequence に慣れすぎて当たり前になっていましたが、
改めて便利さを再認識しました。
しかし、シングルトーンにしか聞こえないような狭い帯域幅 (小さい周波数偏移) の信号で
よくデータ通信ができるものだと感心します。
PSKR を見てみると、OH の局にも信号が捕捉されていました。
早速 LoTW にもアップロードいただき、コンファームしました。
1 QSO に 6 分も掛かってしまいますが、FT8 よりは電力は必要としませんし、
何より帯域幅が狭いのがとても良いと思います。
データ通信モードの中で、一番好きなモードです。
FT8 が普及しだしてからデータ通信モードを始められた方には馴染みのないモードかもしれませんが、
FT8 よりはバンド内が空いていますし、たまにはこういった JT9 や JT65 で
のんびり QSO するのも良いのではないでしょうか。
その後も JO1VYV 局と何度かやりとりさせていただき、
その中で話題として挙がった
ダイワインダストリ社のエレキー DK-200 / DK-210 の回路をベースに、
短点メモリー/長点メモリーのアクセプト区間を可変できるもの
というアイデアを拝借し、CMOS キーヤー Ver.3 として作ってみました。
なお、DK-200/DK-210 の回路図と取扱説明書は、
現在でも下記からダウンロードできます。
回路図 :http://www.daiwa-industry.co.jp/ftp/DK-200_210_schematic.pdf
取扱説明書:http://www.daiwa-industry.co.jp/ftp/DK-200_210_manual.pdf
アクセプト区間とは、次に送出する符号の予約 (メモリー) を、
いま送出している符号の何パーセントの期間に受け付ける (アクセプトする)
かのことで、下記記事でも少し触れています。
https://ji3csh.air-nifty.com/blog/2020/08/post-c0eeaa.html
■回路■
CMOS キーヤー Ver.3 は、電源電圧を 9 V として再設計。
サイドトーンモニター回路で使用するオペアンプは、
9 V でも使用可能な NJM4556AV に変更。
発振出力振幅は変更するつもりはなかったので、
ウィーンブリッジ発振回路 AGC 用抵抗の値は Ver.2 から変更せず。
DK-200/DK-210 の回路にある TUNE と SEMI (バグキーモード) は
特に必要性を感じていないので省略。
その他、
・サイドトーンモニター回路の電源が OFF できない問題を対策
・サイドトーンモニターの音量を絞ったときに残留しているノイズ (発振出力信号の漏れ) を対策
・ライン出力を削除
・外部キー入力回路の追加 (ただし、エレキー出力優先)
を盛り込みました。
できあがった回路図は以下のとおり。
スピード調整は Ver.2 と同じく、16 wpm 〜 38 wpm の 12 段切り替え。
抵抗は別基板に実装。
サイドトーンモニターを ON したとき、
ヘッドホンで聴いていると耳が痛くなるぐらいの派手なポップ音が発生するので、
サイドトーンモニター ON 時のミュート回路も追加 (別基板に実装)。
■基板■
CMOS キーヤー Ver.3 のメイン基板は面実装部品にこだわり、
コネクタ以外は全て面実装部品で構成。
基板は毎度の JLCPCB に依頼し、4 層基板で製作。
この程度の回路で 4 層基板を使用するのはどうかと思いましたが、
電源 / GND 配線を内層で引くことで他の配線がぐっと楽になり、
かつ大幅なコストアップにはならないので、迷わず 4 層を選択。
別基板は、片面銅箔の紙フェノール基板 (FR-1) を用いて自作。
■組み立て■
生基板自体は 1 月中旬に入手していたのですが、
仕事が多忙で、合間を見て組み立てていきましたので、
時間が掛かってしまいました。
メイン基板 (表面)
メイン基板 (裏面)
別基板 (表面)
別基板 (裏面)
これらの基板は、Ver.2 で使用していたケースに収納。
電池ケース (単三 × 6 本用) が大きくなり、結構キツキツな状態。
メイン基板と別基板は二階建て構造。メイン基板は上段。
■動作確認■
特に問題なく、すんなり動作しました。
サイドトーンモニターは、Ver.2 での不具合は解消されており、
ボリュームを絞ってもノイズ (漏れ信号) は聞こえませんでした。
音量が若干小さいように思いますが、実使用では許容範囲内です。
スピード設定も、ほぼ目標値どおりとなっています。
1 短点の長さが 60 ms のとき 20 wpm として換算すると、
設定値 (wpm) |
1短点長 実測値 (ms) |
換算スピード (wpm) |
16 | 75.20 | 16.0 |
18 | 67.40 | 17.8 |
20 | 60.20 | 19.9 |
22 | 55.20 | 21.7 |
24 | 50.20 | 23.9 |
26 | 46.40 | 25.9 |
28 | 43.00 | 27.9 |
30 | 40.20 | 29.9 |
32 | 37.60 | 31.9 |
34 | 35.40 | 33.9 |
36 | 33.60 | 35.7 |
38 | 31.50 | 38.1 |
アクセプト区間の切り替えによる差異は、何となく感じるかなというところです。
いろいろと試した結果、
・短点メモリーは、長点符号の 50 % 区間
・長点メモリーは、ON (こちらは 0 % か 100 % しかない)
が自分にはしっくりくるかなという感じです。
ただ、スピードが遅いときは、短点メモリーは 75 % でも良いかなとも思います。
(ゆっくりの和文で、テ を打ちたいところ、短点が一つ欠けてよく ヲ になってしまう)
私の常用エレキーは、これで完成形にしようと思います。
KiCAD の 8.0.9 と 9.0.0 が立て続けにリリースされました。
KiCAD 8 で充分事足りているので、
しばらくは、8.0.9 で様子見しようと思います。
ようやく WSJT-X 2.7.0 が General Availability 版になりましたので、
早速インストールしました。
WSJT-X ホームページ
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx.html
リリースノート
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/Release_Notes_2.7.0.txt
エレキーのパドル用接続コードが不調となり、使い物にならなくなったので、
先週日本橋に出向いて部材を調達し、この週末にようやく作り直しました。
買ってきたのは、0.5sq 3心 (シールド付) のマイクロホン用ビニールコード (mvvs) です。
ちゃんとしたメーカー製のコードなので、こんどは大丈夫でしょう。
長さは少々短く、1m にしました。
Common の線 (黒色) とシールドは、フォーンプラグ部分で接続していますが、
圧着コネクタ側 (パドルに繋がる方) はシールド線は出していません。
やっと、またエレキーを使えるようになりました。
最近 CW で運用するときは、
一昨年購入した GHD 社の GD607F と自作のエレキーを使っています。
パドルとエレキーを接続するコードは、
千石電商で買った "φ6.3ステレオケーブル 1.5m" (たぶんこれ) の片側のプラグを切り落とし、
Y 型圧着端子 1.25Y-3.5 を付けたものを使っています。
昨日 430 MHz の CW で運用中、突然長点の送出が止まらない現象が起こりました。
パドルから接続コードを外しても、連続長点送出の状態のままです。
エレキーから接続コードのプラグを抜くと、ようやく止まります。
どうやら、この接続コードで線が短絡しているようです。
いちばん怪しいフォーンプラグの部分をチェックし、ハンダ付けし直しました。
写真に撮り忘れましたが、元々のフォーンプラグの加工状態は悪く、
お世辞にも品質が良いとは言えないような状況でした。
フォーンプラグ部分を再加工しても、上記の症状は変わりません。
プラグからコードを切り離し、プラグ単体でエレキーに挿すと、問題は起こりません。
よって、コードの途中で線同士が短絡していることになります。
マルチメーターで抵抗を測っても、ほぼ 0 Ω でした。
コードの途中をいろいろ触っていくと、短絡 / オープン の症状が変わる場所があります。
コード (ケーブル) の故障は、大半が断線ではないでしょうか。
今回のように、外皮の内側で線同士が短絡するような故障は希に思います。
線の絶縁体被覆がもともと裂けていたか、脆かったのでしょう。
この "φ6.3ステレオケーブル 1.5m" ですが、
フォーンプラグ部分の加工にしても、コード部分の品質にしても、
とても安心して使えるような代物ではないと感じました。
もう二度と買いません。
昔から使っているパドル、Bencher BY-1 に接続しているコードですが、
よく見るとフジクラ製です。
40 年以上使用し、何遍も曲げたり伸ばしたりしているはずですが、
未だに断線や短絡などの不具合は発生していません。
やっぱり、安心のフジクラ製ですね。
この週末、運転免許の更新をしてきました。
マイナンバーカードを持っていれば、
京都府では運転者講習をオンラインで受講することができます。
(優良運転者講習及び一般運転者講習)
今回、このオンライン講習を受講しての免許更新を試してみました。
当初はパソコンを使用して受講する予定でしたが、
手持ちのカードリーダーがマイナンバーカードに対応しておらず、
急遽スマートフォンに切り替えることにしました。
(以前は読み込めたはずなのに、Windows をアップデートしたのが原因か?)
講習は専用のサイトにアクセスし、手順に従って進めていくだけで、
特段難しいことはありませんでした。
30分程度のビデオを視聴することになりますが、
途中に三回確認テストと (受講確認のための) 写真撮影があります。
任意の視聴ビデオもありますが、取りあえず全て見ました。
最後にアンケートに回答して終了です。
オンライン講習は、1/5 に済ませておきました。
オンライン講習だけでは、運転免許の更新はできません。
昨日 1/12 (日)、京都市伏見区の運転免許試験場まで出向き、
運転免許の更新手続きをしてきました。
前回も利用した京都駅前運転免許更新センターでも手続きできますが、
京都駅周辺で他に用事が無いので、
今回は車で行きやすい運転免許試験場での更新手続としました。
オンライン講習受講者は、受付時間が異なっています。
今回は、午前の部 10:30 〜 11:30 に行きました。
オンライン講習を受けておられない方よりも遅い受付時間となりますので、
駐車場はかなり埋まってはいますが、
運転免許試験場へ向かう車が集中して会場付近が渋滞するようなこともなく、
スムーズに到着することができました。
更新手続の流れは、オンライン講習を受けておられない方と基本的に同じだと思いますが、
端末で更新受付後、手数料納付前にオンライン講習の受講済み確認のステップが入ります。
ここで、受講時に撮影した写真との照合を受けます。
受付のとき、先にこの受講済み確認へ行くよう案内してもらえなかったので、
手数料納付の窓口で指摘され、ちょっとした時間ロスが生じました。
書類を鋏んでいたクリアファイルには記載されていたのですが、
受付時にも、もう少し丁寧に案内してもらえたらなと感じました。
私の後ろに並んでいた方も、どの順番に進めば良いか迷っておられたようなので、
ここの点は要改善と思います。
手数料納付後は、視力検査、書類確認、写真撮影の順に進んでいきます。
写真撮影後は、数分で新しい運転免許証を受け取れました。
各ステップで少し待ちの行列がありましたので、
今回は全部で30分ほど掛かりました。
待ち時間がなかったら、15分ほどで更新手続が完了するのではないでしょうか。
運転免許更新のオンライン講習、まあ便利だと思いました。
そろそろ WSJT-X 2.7.0-rc7 の期限が来るので、
どうなるのかなと思っていたら、WSJT-X 2.7.0-rc8 がリリースされていました。
WSJT-X ホームページ
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx.html
リリースノート
https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/Release_Notes_2.7.0-rc8.txt
まだ WSJT-X 2.7.0 は正式バージョンにはならないようですね。
今度の週末にでも、インストールしてみようと思います。
年末のことですが、430 MHz 帯 FM の運用を終えて
リグのダイアルをグルグルと回していたところ、
433.02 〜 433.04 MHz 付近で何やらスケルチが
バサバサ開いたり閉じたりしている信号を受信しました。
変調は掛かっていないようなので、
もしやと思って USB モードで受信してみると、
どうやら A1A で QSO されている様子です。
QSO は終わりかけで、ちょうど TU 73 を送信されているところでしたので、
コールサインの確認まではできませんでした。
430 MHz 帯の周波数等使用区別 (いわゆるバンドプラン) は下記のようになっており、
433 MHz 付近で発射できる電波は、広帯域の電話・電信・画像 となっています。
(JARL 「バンドプラン」より抜粋)
「広帯域の」という形容詞がどこまで掛かっているかですが、
この場合は「電話・電信・画像」まででしょう。
A1A は狭帯域の電波型式に区分されるため、
「広帯域の電話・電信・画像」の周波数帯で電波を発射すると、
バンドプランから逸脱してしまうことになります。
狭帯域の電波型式の周波数帯で FM の電波が発射されて
問題になっていることはよく聞く話です。
逆に、A1A はどの周波数で出ても問題ないという勘違い (思い込み)
をされている方もおられるのではと思います。
144 MHz 帯以上のバンドでは、「広帯域の・・・」の周波数帯が存在しますので、
注意が必要かと思います。
この周波数帯では、「広帯域の電信」である F2A であれば問題ないでしょう。
また、全電波型式の周波数帯であれば、A1A でも問題ないと思います。
2025/1/6追記
令和5年総務省告示第80号
「無線局運用規則第258条の2の規定に基づくアマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」
(令和5年9月25日施行)
を確認してみました。
433 MHz 付近はどうなっているかというと、以下のように規定されています。
<ここから>
<ここまで>
(「無線局運用規則第258条の2の規定に基づくアマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」より抜粋)
全ての電波の型式が許容されていますが、ただし占有周波数帯幅が 3 kHz を超える場合に限られています。
また、直接印刷無線電信及びデータ伝送は禁止されていますので、F2B や F2D などは NG です。
狭帯域の A1A も NG ですが、注5からすると A3E とか 6K00 A2A なんかは OK なんでしょうかね。
昨年の QSO パーティーは CW だけで、
1200 MHz 帯、430 MHz 帯、144 MHz 帯、・・・、10 MHz 帯、7 MHz 帯
の各バンドで QSO しました (各バンド 1 QSO ずつですが...)。
今年も同様に挑戦しようと思い、1/2 の 9:00 過ぎから 1200 MHz 帯の CW でスタートしました。
QSO パーティーとはいえ、V/U/SHF 帯の CW 運用局は少なく、なかなか QSO が進みません。
それでも何とか 11 時過ぎには 50 MHz 帯まで降りてこられました。
28 MHz 帯以下は、昨年同様リグを TS-950SDX に変えました。
一年ぶりの通電ですが、何とかちゃんと動いてくれました。
しかし久々なので、Turbo HAMLOG の CAT 設定に手間取り、運用再開が出遅れてしまいました。
28 MHz 帯は何とか QSO できましたが、
24 MHz 帯に降りてきたところで、行き詰まってしまいました。
FT8 はそこそこ賑やかに聞こえていますが、CW 運用局はほとんど聞こえてきません。
RBN (Reverse Beacon Network) で確認しても、JA 局のスポットはほとんど挙がっていません。
30 〜 40 分ぐらい前に 3 エリアの局の CQ がスポットされていましたが、
聞こえてこないので、運用を終えているようです。残念です。
1 時間以上 粘って CQ を出したのですが、結局 QSO には至らず、
残念ながらここで諦めることにしました。
ある意味、ここで断念して良かったかもしれません。
もし今年も 7 MHz 帯まで QSO できたとしたら、
また来年も挑戦することになりそうで、プレッシャーを感じます。
バンドチェンジはアンテナを取っ替え引っ替えするので、結構面倒くさいのです。
来年の QSO パーティーは、もっと楽な違う目標にすることもでき、ちょっと気が楽になりました。
あとは、144 MHz 帯に戻って CW と SSB で QSO し、
トータルで 20 QSO となったところで終了しました。
これでこの冬休みの運用は終了とし、アンテナやリグはとっとと片付けました。
28 MHz 帯、24 MHz 帯を TS-950SDX で運用しているときに、
Web SDR で自局の信号をモニターしていました。
内蔵のオートアンテナチューナーを通すと何故か信号がくちゃくちゃ
(PLL が影響を受けている?) になりますが、
チューナーをスルーさせると問題ありませんでした。
長年使用していないと、いろいろと不調なところが出てきます。
残念ですが、この機種は昨年末でメーカーの修理対応が終了になってしまいました。
この12月は忙しく、しばらくブログの更新が滞っていました。
前にも同じことを書きましたが、3年経って再度 QSO 数の整理をしてみました。
(ここのところ、大した無線ネタが無いので.....)
2010年4月1日 から 2024年12月30日 までの QSO 数 10664 のバンド別の内訳は、以下のとおりです。
年 | 1.9 | 3.5 | 7 | 10 | 14 | 18 | 21 | 24 | 28 | 50 | 144 | 430 | 1200 | 小計 |
2010 | 0 | 0 | 30 | 0 | 15 | 1 | 15 | 0 | 32 | 409 | 194 | 121 | 25 | 842 |
2011 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 3 | 0 | 67 | 315 | 204 | 136 | 32 | 761 |
2012 | 0 | 0 | 0 | 21 | 0 | 5 | 29 | 0 | 26 | 196 | 261 | 96 | 30 | 664 |
2013 | 0 | 82 | 347 | 9 | 0 | 1 | 47 | 15 | 36 | 310 | 210 | 110 | 30 | 1197 |
2014 | 0 | 70 | 137 | 37 | 20 | 22 | 12 | 28 | 59 | 483 | 162 | 119 | 37 | 1186 |
2015 | 0 | 0 | 0 | 11 | 1 | 65 | 11 | 48 | 54 | 156 | 236 | 76 | 20 | 678 |
2016 | 0 | 0 | 0 | 19 | 2 | 97 | 6 | 12 | 49 | 120 | 235 | 43 | 13 | 596 |
2017 | 0 | 0 | 34 | 0 | 0 | 31 | 0 | 10 | 0 | 256 | 195 | 100 | 0 | 626 |
2018 | 0 | 0 | 191 | 0 | 0 | 42 | 0 | 6 | 43 | 86 | 319 | 29 | 8 | 724 |
2019 | 0 | 0 | 59 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 142 | 16 | 0 | 223 |
2020 | 0 | 0 | 177 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 208 | 413 | 94 | 6 | 901 |
2021 | 0 | 0 | 109 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 71 | 234 | 146 | 19 | 579 |
2022 | 0 | 0 | 29 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 73 | 111 | 91 | 26 | 330 |
2023 | 0 | 0 | 53 | 8 | 0 | 33 | 30 | 172 | 32 | 135 | 98 | 187 | 6 | 754 |
2024 | 0 | 0 | 62 | 1 | 1 | 1 | 60 | 90 | 112 | 75 | 131 | 67 | 3 | 603 |
小計 | 0 | 152 | 1228 | 106 | 43 | 300 | 213 | 382 | 510 | 2899 | 3145 | 1431 | 255 | 10664 |
3年前と比べて 1698 QSO の増加で、ここ3年間の平均は、1年あたり 566 QSO です。
太陽活動周期 サイクル25 のピークに近づき、HF ハイバンドでの QSO が増えました。
今年の QSO パーティーでは、7 MHz 帯から1200 MHz 帯まで 1 局ずつ交信するようにしましたので、
2024年の 10 MHz 帯、14 MHz 帯、18 MHz 帯は、それぞれ 1 QSO になっています。
モード別の QSO 内訳も見てみます。
年 | SSB | FM | AM | CW | RTTY | JT65 | JT9 | FT8 | FT4 | QRA64 | MSK144 | Q65 | 小計 |
2010 | 186 | 52 | 1 | 603 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 842 |
2011 | 103 | 52 | 0 | 606 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 761 |
2012 | 115 | 53 | 0 | 496 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 664 |
2013 | 130 | 62 | 1 | 1004 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1197 |
2014 | 184 | 78 | 0 | 918 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1186 |
2015 | 112 | 53 | 0 | 444 | 40 | 28 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 678 |
2016 | 24 | 17 | 0 | 394 | 10 | 61 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 596 |
2017 | 9 | 5 | 0 | 484 | 1 | 57 | 30 | 37 | 0 | 2 | 1 | 0 | 626 |
2018 | 19 | 15 | 0 | 363 | 1 | 3 | 0 | 323 | 0 | 0 | 0 | 0 | 724 |
2019 | 1 | 1 | 0 | 60 | 0 | 0 | 0 | 153 | 8 | 0 | 0 | 0 | 223 |
2020 | 43 | 30 | 2 | 319 | 0 | 0 | 0 | 498 | 6 | 0 | 3 | 0 | 901 |
2021 | 22 | 70 | 0 | 211 | 0 | 0 | 0 | 269 | 2 | 0 | 2 | 3 | 579 |
2022 | 14 | 41 | 1 | 26 | 0 | 0 | 0 | 245 | 2 | 0 | 1 | 0 | 330 |
2023 | 8 | 10 | 0 | 247 | 0 | 0 | 0 | 485 | 4 | 0 | 0 | 0 | 754 |
2024 | 13 | 16 | 0 | 162 | 0 | 0 | 0 | 398 | 14 | 0 | 0 | 0 | 603 |
小計 | 983 | 555 | 5 | 6337 | 58 | 149 | 121 | 2408 | 36 | 2 | 7 | 3 | 10664 |
ここ数年の傾向は、あまり変わっていません。
FT8 が依然として多いのは、HF ハイバンドで海外局との QSO が増えたからです。
来年も似たような傾向になるでしょう。
特に意図した訳ではありませんが、
免許を受けている無線局 (4局) の有効期限満了時期が集中しています。
・クラブ局 :令和6年9月
・自宅固定局:令和6年9月
・移動局 :令和7年1月
・実家固定局:令和7年4月
再免許申請の受付期間が、
「免許の有効期限満了前1ヶ月以上、6ヶ月を超えない期間内」
に変わりましたので、以前よりせわしなくなりました。
忘れないうちにということで、
それぞれの免許の有効期限満了前6ヶ月となったところで、
早々に「電波利用電子申請・届出システムLite」で再免許の申請をしました。
ようやく最後の実家固定局の再免許申請が審査完了となり、
全ての再免許申請が終わったことになります。
あとは、5年分を前納申請している電波利用料を納付するだけです。
これであと5年間は、引き続きアマチュア無線を楽しむことができそうです。
ちなみに、自動車運転免許証も有効期間が令和7年2月までなので、
年末あたりに更新手続きをしなくてはなりません。
今年は、5年ごとにやってくる、免許更新ラッシュの年です。
きっかけは、先日 JO1VYV 局から届いた 1本のメールです。
その内容は、2020年8月20日に書いた
「汎用 CMOS ロジック IC を使ったキーヤーの製作」
の文中で、
「昔発売していた、DAIWA のエレキー DK-200 / DK-210 がこの回路を採用していたと思います。」
の一文に対するコメントでした。
JO1VYV 局は、開局当時より DAIWA エレクトロニックキーヤー DK-210 を
使用しておられたようで、その後エレキーをいろいろと自作されたものの、
DK-210 と同じ使用感のものに巡り会うことができなかったとのことです。
自作されたエレキーは CQ 誌などの雑誌記事の回路が元になっており、
DK-200 / DK-210 も何か元となる回路があるのではと探し続けておられましたが、
上記の一文で長年の疑問が解けたとのことでした。
その後何度かメールでやりとりし、情報交換させていただきました。
DK-200 / DK210 のスクイーズ動作時での短点メモリは、
長点の後半1/2期間のみ受け付けるようです。
JO1VYV 局も私も、長点後半1/2期間の短点メモリの DK-200 / DK-210 に
使い慣れて (癖がついて) しまい、リグ内蔵のエレキーを含む他のエレキーでは馴染めず、
短点が余計に送出されてしまうようになってしまったようです。
JO1VYV 局曰く、短点メモリの位置と打ちやすさの違いの関係などを
気にされるような方は周囲にもおられなかったようなので、
同じ悩み (?) を語っていた私の拙筆記事に共感をいただいたようです。
さて、ここで一瞬不安がよぎりました。
上述の、「昔発売していた、DAIWA のエレキー DK-200 / DK-210 がこの回路を採用していたと思います。」
の一文は本当でしょうか。
その昔、DK-200 / DK-210の回路図 (取扱説明書に記載がありました) を見たときに、
詳細に比較したのか、使用されているICを見て類似していると思い込んだのか、
当時のことは思い出せません。
JO1VYV 局から DK-200 / DK-210 の取扱説明書のコピーを送っていただきましたので、
原典と思われるCQ 誌 1981 年 9 月号に掲載の
「アクセプト区間を工夫した メモリー付きエレキー」(JA4DWQ OM 著)
の回路図と、再度比較してみました。
DK-200 / DK-210 取扱説明書 (JO1VYV 提供) より抜粋 (低解像度に加工)
CQ 誌 1981 年 9 月号の記事より抜粋 (低解像度に加工)
DK-200 / DK-210 の回路図を、論理記号レベルに落とし込んだ形で
KiCad の回路図に入力していきました。
結論としては、
予想どおりDK-200 / DK-210の回路はCQ誌の回路と基本的に同等であり、
CQ誌の回路がベースとなっていると思われます。
DK-200 / DK-210 取扱説明書 (JO1VYV 提供) より抜粋 (低解像度に加工)
DK-200 / DK-210 回路を論理記号レベルに落とし込んだ回路図 (低解像度に加工)
この回路図を見ると、DK-200 / DK-210短点メモリーも、
長点の後半50%部分で掛かるようになっていることが分かります。
ただ、基準クロック発生部分がちょっと異なっていたり、
TUNEやSEMI (バグキーモード) などが追加されていたり、
WEIGHTで符号を鈍らせる回路が追加されていたりと、
いくつかアレンジされている部分もありました。
これで私もスッキリしました。
今回のやりとりでは短点メモリの掛かり方だけでいろいろと話題は盛り上がり、
こんな細かいことではあるものの、奥が深いなぁと感じました。
素晴らしい回路を考案され、CQ誌に投稿された JA4DWQ OM と、
それをベースに使いやすいキーヤーを製品化した (と思われる) DK-200 / DK-210 に感謝しつつ、
今回自作した CMOS キーヤー (Ver.2 ですが) を使い続けていきます。
JO1VYV 局は、
「ロジックICで構成したエレキ―はアマチュア無線の文化遺産だと思っています」
と仰っていました。
こんなマイナーなブログの誰も感心を持たないような記事に興味を持っていただき、
大変嬉しく思います。
負け惜しみと多少の恨み節の意を込めて、記事を書いています。
10/19 (土) の朝に PSKReporter で 6m を確認すると、
南米とのパスが開けているようでした。
急いで50 MHz 帯の運用準備をして FT8 をワッチするも、
皆さんがコールをしている南米局をなかなかデコードしません。
しばらくすると、PY2XB や LU5FF が見えてきました。
PY2XB をコールするも、無視され続けます。
うちの貧弱な自作ベランダアンテナでは、PY まで電波が届いていないようです。
昼過ぎまでしばらく南米が見えていたようですが、全く相手にされずじまいで終わりました。
10/20 (日) も朝から FT8 のワッチをしました。
PSKReporter を見ると、今日も南米とのパスが開けているようです。
PY 局がデコードし始めたので、コールするも応答がありません。
でも、PSKReporter で確認したら、南米まで届いているようです。
PY3SOL、LU5FF とも、信号が強くなってきたからチャンスかと思っていたら、
ともに SSB に QSY とのことで、FT8 から居なくなってしまいました。
両局とも、かすかですが SSB でも信号は聞こえていました。
その後、LU7HN をデコードしました。
何度もコールした末に、ようやくコールバックがありました。
しかし、喜んだのもつかの間、73 が返ってきません。
何度かリトライしているうちに、
近所の某移動局が逆シーケンスでLU7HN の DF に近い周波数にて送信を始めたため、
信号が抑圧されてデコード不能になってしまいました。
DF が近いため、NOTCHフィルタなども掛けることもできず、どうしようもありませんでした。
しばらくして送信が収まった後は、コンディションが急激に落ちた感じになり、
結局 QSO 不成立で終わってしまいました。
あともう少しのところでしたので、非常に残念でなりません。
ただ、貧弱な設備でも南米まで電波が届いたということが分かったので、
それだけでも満足ということにしておきます (負け惜しみ)。
昨日の記事で用いた WSJT-X のスクリーンショットで、
41 dB と高い SNR でデコードした局がいます。
信号は S メータがフルスケールではなかったと思いますが、
かなり強く RF AGC が掛かっており、他の信号が相当抑圧されていた状態でした。
送信前後を含めた余計なノイズが発生が無く、信号の純度も高かったのでしょう。
(でないと、こんなに高い SNR にはならない)
一度ミスデコードと思われる 65 dB というのもありましたが、
FT8 の SNR が 66 dB?
正常なデコードで SNR が 40 dB を超えたのは初めてのような気がします。
50 MHz 帯の FT8 で南米が盛大にオープンしているようなことを
インターネットの情報で見つけたので、この週末は 50 MHz 帯で運用しました。
結果としては、うちのショボイ無線設備では信号をデコードすることすらできず、
まったく蚊帳の外状態でした。
10/14 の朝は CT や EA8、PY など入感していたようなのですが、
うちでは CT3MD 局を -16dB で一回、EA8TL 局を -21 〜 -24 dB で数回デコードしただけで、
到底コールする気にもならないようなレベルでした。
(全市全郡コンテスト分を除いて) QSO できたのは、
FT8 で 9V と VK9、CW で比叡山移動の方の 3 局のみです。
ダメ元でコールした -18dB の VK9DX から一回でコールバックがあったのがビックリでした。
まさかコールバックがあるとは思ってもいなかったので、Enable Tx ボタンを OFF にしており、
慌ててレポートを送り返す操作をして、何とかスムーズに QSO 終了までこぎつけました。
全市全郡コンテストも開催されていましたが、あまり参加する気にはなれず、
お声掛けがメインで申し訳程度に QSO したのみでした。
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