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2015年9月18日 (金)

1.9MHz F1B追加の変更が完了

すぐに使うわけでもありませんが、自宅の固定局にもようやく1.9MHzのF1Bが追加されました。

今回1.9MHzにF1B(RTTY)とJT65Aを追加しましたが、申請に添付する附属装置の諸元には、
「1.9MHzの送信は、占有周波数帯幅200Hz以下」とコメントしています。
F1B(RTTY)については8/23にも考察しましたが、通常の規格であるシフト幅170Hz(すなわち
最大周波数偏移±85Hz)と45.5ボーのままでは、占有周波数帯幅は200Hzを超えてしまいます。

ではどの程度まで、シフト幅や通信速度を下げたら200Hz以内をクリアできるのでしょうか。
F1Bの占有周波数帯幅に関する計算式が分からず困っていましたが、ようやく見つけました。
それは、ITU-R SM.328(Spectra and Bandwidth of Emissions)の中に記載されています。
F1Bの帯域外電力が1%、すなわち帯域内電力が99%となる占有周波数帯幅 L は、

L=2D+D×(3−4×√α)×m^(−0.6)
(D:最大周波数偏移、m:変調指数=2D÷B、α:相対立ち上がり時間)

と、ややこしい式になるそうです。ただし、これは経験的に導かれた式のようです。
αは符号が切り替わる部分の時間の割合と考えればよいと思います。

今回、私は一番厳しい条件すなわちα=0で計算しました。
これで、Lが200Hz以下になるD(または2D)を求め、1.9MHzではシフト幅は100Hz以下、
ボーレートは45.5Hz以下に限定するとして申請し、この度変更の審査が完了しました。

ところで、F1Bの占有周波数帯幅については、2M+2Dk (k=1.2)という見解もあるようです。
その根拠をネットで見つけることができませんでしたが、ITU-R SM.328で記載されている式と
比較してみました。

まず、ボーレートを45.5に固定して、占有周波数帯幅とシフト幅との関係を見ると、

20150918_0001

α=0.04としたときと、概ね一致しています。
α=0.04が妥当な数値かどうかは分かりませんが、現実的にはα=0というのはあり得ないと思います。
すなわち、2M+2Dk (k=1.2) も経験的に算出された近似式で、あながち間違いではないということに
なるのではないかと思います。
カーソン則(2M+2D)で考えると、随分甘い結果になってしまいますので、こちらで考えるのは
良くなさそうです。

ちなみに、シフト幅が37Hz以下(ただしα=0のとき)だと、計算上占有周波数帯幅は100Hz以下になるので、
法改正前でも、1.9MHzでF1Bが許可された可能性があったかもしれません。
今となっては、検証のしようがありませんが...。

次に、シフト幅を170Hzに固定して、ボーレートと占有周波数帯幅との関係を見ると、

20150918_0002

こちらは、ボーレートが低くなったときに、差が大きくなっています。
ボーレートを下げていったとき、直感的に考えても周波数帯幅は2Dに近づいていくのが
分かりますので、この場合はITUで規定している計算式が正しいように思います。
JT65-Aなど、低ボーレートの場合には、ITUで規定している計算式で考えるべきかと思います。

以上の比較結果から、RTTYの帯域幅は 2M+2Dk (k=1.2)で見積もっても良さそうな気がします。
占有周波数帯の近似式として、公式に使われているのでしょうかね。

色々グチャグチャと訳の分からないことを書いたのですが、上記のグラフから、1.9MHzで許される
RTTYのシフト幅は、100〜130Hz程度(但しボーレートが45.5のとき)と思われます。
ただ、RTTYのメジャーソフト"MMTTY"で、設定できる170Hzより狭いシフト幅は23Hzと85Hzだけなので、
免許申請ではシフト幅85Hz以下とするのでも事足りるのかもしれません。

以上は、あくまでも今回私のケースで免許OKになったことを前提にした私見です。
この内容で、免許されることを保証するものではありませんので、あしからずご了承下さい。

何回かダラダラと記事を書きましたが、この話題はこれで落着です。

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コメント

こんにちわ

Bn=2M+2Dk (k=1.2)
の式ですが、下記資料の
https://www.itu.int/dms_pubrec/itu-r/rec/sm/R-REC-SM.1138-2-200810-I!!PDF-E.pdf
これの5ページの
Telegraphy without errorcorrection (single channel)
にあります。これがいわゆるRTTYのF1Bの計算式です。

私はこの式を根拠に1.9MHzに23HzRTTY F1Bを4年前に通しました。しかもTSS保証認定です。
今は200Hzになったので申請は多少楽になりましたね~

結構難儀な電波型式も申請しましたが、この資料を根拠に説明すると、TSSは占有周波数帯幅については基本的に何も言ってきませんでした。


こんにちは、ご教示いただきまして、ありがとうございます。
なるほど、ちゃんとITUの資料に記載されているのですね。
いろんなモードの占有周波数帯幅が記載されているので、参考になりますね。
占有周波数帯幅が100Hz以下の時代に、1.9MHzでF1Bを下ろされているのは流石です。

私の場合は、記事に書いた複雑な計算式を附属装置の諸元に記載し、TSSの保証認定をパスしました。
1.9MHzのJT65なんかも、この式で200Hz以下であることを説明しています。

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